コンピュータを使っていると、性能の進歩の早さに驚かされます。CPU のクロック周波数もどんどん上がっていくし、内蔵しているメモリもアホみたいに増えていきますよね。
ハードの性能が上がると、それに連れてソフトウェアの性能も上がります。いや、もしかしたらこれは逆かもしれない。もの凄い性能のソフトウェアを動かすために、ハードの性能 up を要求しているのかも。
で、開発には当然ある程度の時間がかかります。製品として見込みが立つまでどんなモノを開発しているのかを一切公表しないという会社もありますが、アメリカの会社の場合、製品が出ていなくても開発はやっているんだよという事を株主に説明しなければならないためなのか、どんなモンをつくっているのか、結構情報が表に出てきますね。
ですがそういった情報が、話に聞いた計画通りに開発が進行、発売へとつながるとは限らず、開発の遅れ、方針変更、頓挫など、しょっちゅう耳にします。
そういう、「こんな製品を考えたよ作るよもうすぐだよ待っててね」と聞かされ続けて待ち望んでも一向に出てこない製品の事を
Vaporware といいます。
Vapor とは某のど飴の Vapor action とか、風邪の時の塗り薬 Vapowrap で分かると思いますが、蒸気とか気体といった意味で、実体が見えない事に引っ掛けた言葉です。
事実見渡してみれば、コンピュータ業界ほど「まだ実体も何もないのにさもそれができていて素晴らしいモノのように語る」業界はないのではないかと思います。これ、某コンピュータ会社の CEO の得意技でもあるんですけど ww、あそこの会社はまだマシなほうで、開発途中で消えていってしまった大物は Copland と Gershwin(共に OS の開発コードネーム)くらいなんじゃないかな? 発売までされて消えていったモノなら他にもあるけど www
業界最大手の某ソフトウェア会社なんかもっと凄くて、何しろ昔っからこの会社は自分でいった開発スケジュールを守った事がない(爆
窓達その一(仮名です)は長い事 Vaporware 扱いされて、ようやっと売り出したと思ったら酷評されたし、窓達九五版(当然仮名です ww)も開発は遅れに遅れました。この OS のコードネームは Chicago といったんですけど、これは 94 年か 95 年に出ると思うから
四か五 って意味だ、と僕はヒトに言いふらしてました wwwww
で、それから何年もの時を経て、間にいくつかの OS を挟んで先頃発売された眺めのいい窓達(しつこいですが仮名です)ですが、これも随分と開発が遅れ、Vaporware 扱いされておりました。まぁついに出るには出たんですけど、開発当初にアナウンスされていた、最も革新的といわれていたシステムが頓挫、実装中止となり、ほんまもんの Vaporware と化してしまいました。
その革新的システムってのはどんなモノなのかといえば、
ユーザーは、従来のフォルダ(ディレクトリ)を意識する事なく、その目的に応じて様々なファイルを自在に扱う事ができるとされていた。
ユーザーは、デスクトップ上に用意されたバーチャルフォルダにアクセスすれば、バーチャルフォルダ内にユーザーが指定したデータが全て表示される。これによって、これまでのように、目的のファイル目指して階層化されたツリーを辿る作業から、ユーザーは解放されるとされていた。また、バーチャルフォルダは必要に応じて、ユーザーが自由に作成する事が出来たため、目的に応じた様々なバーチャルフォルダを用意することが可能だった。
wikipediaからの引用
というモノで、これだけでは何の事か分からないと思われますが、とあるファイルに書かれているデータを、書いたアプリケーションだけでなく、別のアプリケーションでも(アプリケーションの区別を意識する事なしに)シームレスで使えるようになる、はずの技術でした。
まぁ例えるならば、Mac OS の 7.5 あたりで搭載されたものの消えていった、OpenDoc および CyberDog のコンボに強力な検索機能(Spotlight)がついたようなモノ、といえば分かりやすいでしょうか?
……全然革新的じゃないぢゃん(核爆
Posted at 2007/03/13 18:12:35 | |
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