上がっていく一方で、このまま高値安定してしまうのではないかとすら思われるガソリン価格。こうも急激に値段が上がっていくと、我々消費者としてはどうする事もできないですよね。政府は暫定税率のせいであまり気味になっている税金を使って高速道路の(限定的な)利用料金の引き下げを計っているなどとアホな対応をしているし、
『一度手にした税金の入手先は死んでも離しません』っていう魂胆が見え見えです。
さてそんな状況ですから我々はガソリンの無駄遣いを如何にして無くすかを考えないとなりませんが、巷にはいろいろな情報が出回ってます。おぉっ、これは効果ありそうだぞ !! ってのから眉に唾付けながら聞いたほうがよさそうなのまで。
そんな中でワタクシ、気になる情報を見つけました。
バネ下重量の低減は車両本体の軽量化よりも何倍も効果的、って話を聞いた事のある方も多いと思います。僕も耳にした事がありますし、また「イヤそれは路面追従性の事をいっているんであって、それ以外(燃費向上とか)にはそんな効くワケでもないから」って話も聞いた事もあるくらいです。
そのバネ下重量と燃費の関係をきちんと調べるという事をおこなった団体があります。ホイールなどを製造している
RAYS という会社です。
RAYS は Prius 専用に CE28 ECO DRIVE というホイールを開発、これは Prius 純正ホイールより、
16 X 6J において、1 本あたり 2.5 kg(7.4 kg → 4.9 kg)
15 X 6J において、1 本あたり 2.2 kg(6.8 kg → 4.6 kg)
ほど軽量になっています。
細かい条件が書いていないのでどっちのホイールを使ったのかが分からないのですが、バネ下重量において 9 kg ほど軽量化された Prius を用いて第三者機関に 10・15 モード燃費を測定したもらったところ、3% ほどの燃費向上が見られたそうです。Prius のカタログ上の 10・15 モード燃費は 35.5 km/L ですから、1.065 km/L の燃費向上が見られたということになります。
この数字を大きいと見るか、小さいと見るかはヒトによると思いますが、ちなみに今年の夏ワタクシが
アクセラの屋根に取り付けたボルテックスジェネレーターが燃費向上に貢献した数字は(実燃費)1.3% 程度です。
費用対効果を考えたら、今すぐホイールを買い換えるなんて事をしても却ってお金が出て行くだけですが、何かの際にホイールを買えようと思った時に、軽量なものを優先させる事で燃費向上につなげる事ができるという情報が手に入ったと思えばいいのかもしれません。
Posted at 2007/12/04 18:33:51 | |
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クルマの技術の話 | 日記