一昨日、
走行中に上り坂に差し掛かったときにはシフトダウンするよりもアクセルを踏み込んだほうが燃費がよいのではないかという事を、結果を参照しながら書きましたけど、その時に「そういう話を聞いてもイマイチ納得できなかった」と書いてます。で、実は今でも納得できてません。
平坦な道でアクセルを踏み込んだ場合、当然エンジンの回転数は上がり、クルマのスピードも上がります。という事はエンジンに燃料が多く供給されているという事ですよね。
また、変速ギア付きの自転車で坂道を登る事を考えてみて下さい。後輪のギアを大きいものに変えるのと、小さいギアのままで登ろうとするのとで、どちらが力が要りますか? 小さいギアのままのほうが力が要ると思います。
これら二つの事と、「上り坂ではギアを変えずにアクセルを踏み込んだほうが燃費がよい」というのが結びつかないんですよね。
で、今回のこのブログ、自分を納得させる為に書いてます www
まず、アクセルを踏み込む事とスロットルバルブの開度が大きくなる事はリニアに結びついています(MC 後のアクセル・バイ・ワイヤなアクセラに乗っている皆様ゴメンなさい)。しかし、キャブレター搭載のエンジンならばともかく、電子制御されたフュエル・インジェクション搭載のエンジンでは、スロットルバルブの開度とエンジンの回転数はリニアには結びついていません。筒内直接噴射のエンジンも同様です。
この、スロットルバルブの開度(≒アクセルの踏み加減)とエンジンの回転数の関係をリニアでなくしているモノ、電子制御が話をややこしくしている原因だと思われます。
別に電子制御の介入全体が不必要といっているワケではありません。もしこの制御を全廃してしまったら、現在生産されている全てのクルマの燃費は悪くなるでしょうし、状況によっては事故や故障も増える、とすら考えられます。
しかし、運転する側の操作とそれに対するクルマの反応にリニアリティが無くなってしまうのは、ちょっと気持ちが悪い気がします。
上の場合では、おそらく電子制御の介入によって、アクセルを踏み込んでも燃料の供給は一定以上はされず、その供給量がシフトダウンによって上がる回転数分の消費燃料量よりも少ない(まさに最適な供給量)なので、燃費がよくなる事はあれ、悪くなる事はない、というのが実際に起こっている事なんだと思います。
ただ、これらの制御の介入は、今(正確には 0 コンマ何秒か前)起こっている事に対する反応しかできず、これから先に起こる事を見越した制御はできないんですよね。いうならばリアクション芸が専門のヨゴレ芸人のようなもので www
って事はですよ、適切な状況を見越した運転ができるようになれば、現況よりも燃費をよくできる可能性はあるって事ですか?
Posted at 2009/08/22 19:48:40 | |
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