ステアリングラック ブーツ交換

以前より気になっていたステアリングラックのブーツ交換を行います。
現状はステアリング機構にガタは無く、今回は軽い点検を兼ねて車載状態で行いました。
必要な工具はモンキー、17㎜と19㎜のスパナ、ラジペン、ノギスか定規くらいです。

先ずはタイロッドエンドのロックナットからネジ山の始点までの距離を測定しておきます。

次にロックナットを緩めます。
これが本当に固くて大変でした…前回締めたのは誰だ？
自分だ!!

助手席側のブーツを外したところです。
グリスは劣化していますが、錆は無さそうです。
良かった!

助手席側の天方向（下に潜っても目視できない）ところから裂けていました。
事前に調べた情報通りでした。

運転席側（ピニオンサイド）も問題なし。

運転席側のブーツは破れこそありませんでしたが、ヒビだらけでした。
30年以上の長きにわたりご苦労さまでした。

ミヤコのOEM品を使用しました。
バンド類は付属しています。
グリスは家にあったKUREの万能グリスを使いました。

タイロッドを戻して試走。
調整と試走を繰り返し、今回は安定性重視で少しトーインをつけたセッティングにしました。

最後にラックのダンパースクリューを調整。
ステア中央付近の軽さ、あいまいさが減り、現代の感覚に近づきました。

実は、助手席側のタイロッドエンドブーツに細かなヒビとグリスのはみ出しを見つけたため交換を試みました。
ところがストックパーツの中に適したサイズのブーツが見つからず交換を断念。
グリスアップだけしておきました。
次回以降の課題とします。