
とある噂話にて。
アポロ14号の搭乗員、エドガーミッチェル氏が
宇宙から地球を眺めた際に、
一カ所だけものすごい光を発する場所があった。
地球に戻り、緯度 経度を計測した所
その場所とは、茨城の日立市のとある場所…。
日本初の女性宇宙飛行士の向井千秋氏も
宇宙から地球を眺めた際に、日本から一筋の光の柱が立っており
どうやらそこは、茨城県日立市の山中からのようだった。
な〜んていう話を聞くと、行ってみたくなりますよね?
行ってみましょう‼️
その場所とは、
茨城県の日立市にある「
御岩神社」という場所。
道程は東京から日立市までは約2時間。
下道はICから下りて10分ちょっと…
の途中で、
「何か、
日鉱記念館っていう看板があるよ」と。
何でしょ? それは!
ぜひ立ち寄ってみましょう。
広い駐車場には車一台も停まっておらず、人っ子一人いない。
竪坑と2Shot!!
行った日が1月7日で、年始だったせいもあるのか
木々も奇麗に剪定されており、ゴミひとつ落ちていない。
美術館? と言ってもいい位の
松田平田設計が手がけたとても立派な博物館。入館料は無料。
館内には、JX金属(旧 日本鉱業)グループと日立市の発展に関わる
さまざまな資料等を展示している。
かなり見応えのある内容で、
ゆっくり見ていたらここだけで2〜3時間はかかりそう。
館内の地下には模擬坑道も。
1906年から開削し、1981年まで活躍していた第1竪坑。
きちんと保存・整備されている為、錆も出ていない。
日鉱記念館の二階からは、
第一竪坑と第十一竪坑の二基を見る事ができる。
塵外堂と名付けられた社。
大雄院製錬所を建設する際に切り倒された千年杉を使用。
その祟りが起きないよう、持仏堂に仕立てたものだそう。
第一竪坑のケージの昇降に使った巨大巻き上げ機。
使用されていた当時のままの姿で保存されているのはココだけだとか。
鉱山資料館には、当時使用されていた機材が満載。
以前コンプレッサー室として使用していた場所を
そのまま鉱山資料館として使用。
この場所が建設されたのは1944年(昭19)。
すなわち戦中の最中なので、鉄骨は使用出来ないので
木造で建築されている。
先の東日本大震災では日立市でも震度6強あったが
木造でも、それに耐えたほどの強度があるという事なのか。
巨大機械が所狭しと。
削岩機コレクションの数々。
マニアの方(いるのかな?)にはタマラン光景でしょうね。
館内は貸切状態で全く人に遭わなかった。
この施設、小学校の校外学習で来る人数の方が多そうな…。
あまり知られていない(と思われる)この施設は
鉱山マニアや機械マニアには、かなりおススメスポットですよ。
あれ? そういえばココが今回のメインじゃなかったっけ。
寄り道が長過ぎた…。
数分走って「御岩神社」に到着。
ここには御岩神社、かびれ神宮、斎神社、薩都神社中宮がある。
この霊峰 御岩山(かびれ山)全体が御神体となっており、
中でも、強力なパワーを持つ「かびれ神宮」に行く為には
山頂まで登山をしなくてはならない。
服装、靴などの装備を整えての登山はもちろんのこと、
雨、雪などの天候次第で入山禁止。
あと、午後3時以降も入山禁止と、なかなかのハードル…。
時間も無かったので、今回は「御岩神社」まで。
参道すぐにある御神木の「三本杉」
樹齢600年。三又に分かれた巨杉からはパワーが感じられる。
参道奥からは、凛とした気が流れてきており、
一種独特の空気感で満ちていた。
初穂料を納め、形代流しを。
拝殿は真新しく、ごく最近修復されたらしい。
この御中神社が祀る御祭神は188柱。
1つの神社でこれだけ沢山の神様を祀っているのはココだけ。
なので、お稲荷さんがいたり、七福神がいたり、と。
松の内の期間だったので、旧御本尊「大日如来坐像」の御開帳をしていた。
室町時代に作られた木造の像なので
お正月や特別な時にしか御開帳はされていない模様。
御朱印は鳥居手前にある社務所で受けられる。
初穂料は300円。
受付時に、御岩神社までなのか、かびれ神宮まで行ったかを問われる。
かびれ神宮まで行っていなくても、
行ったと答えれば両方受けられるけれど、そこはやっぱり…ねぇ。
御岩神社の周辺には食事が出来る所がなく
唯一近くにあった「
奥日立きららの里」へ。
普段は入場料を取るみたいだけれど、冬期は無料で入場可能。
が、蕎麦屋は14時で閉まっていて、
なんとか15時まで営業している食堂で、遅いお昼ごはんを。
この「奥日光きららの里」は広〜い敷地内をクルマで移動するパターン。
キャンプ場がメインで、あとはドッグランと
日本一の長さを誇る「わくわくスライダー」がご自慢らしい。
全長1188m、山頂877mからソリで滑り降りるスリル満点のアトラクション。
1回520円。受付時間は15時15分まで(冬期)。
ブレーキなんかかけてやるもんか〜。と、意気込んでいったものの
カーブを曲がる時などは、無理〜〜っ! という程のスピードだそうで。
(30km/h位は出るそうな)
ちなみに下のゴールまで行くとロープで上まで牽引されるので
その後、上へ戻るのに階段を登ったりしなくても大丈夫。
帰り道、行きには気づかなかった日立鉱山の大煙突。
時間があれば、もっと近くまで行って写真撮りたかったのだけれど…。
1915年(大4)から使用された約155mの大煙突は
当時、世界で最も高い煙突で、日立鉱山の煙害問題の軽減に役立っていた。
しかし、1993年2月19日強風により煙突の上部 三分の二が突如として崩壊。
当時の日立市民はかなりのショックを受けたそう。
長さ三分の一になってしまったこの煙突は、現在でも稼働している。
御岩神社に行くハズだったのに、何故か廃鉱ドライブに…。
新年早々、やっぱり何か引き寄せてしまってるのでしょうねw