ボンドバグ再生計画（ボディ下地編）

えー。K尊師と七変人のプロジェクト。
イギリスの変態3輪車「ボンド·バグ」のボディの下地作りを始めようの日。

ところで、初めてコレを読む人は何の車だ？と思われるだろう。

ボンド·バグとは····

今は無きボンドバグ社のFRPボディの3輪自動車。イギリスの大衆3輪車「リライアント」をベースにボディを架装したもの。
排気量700cc、建付けの悪さは有名らしく「世界の自動車産業界の失敗作」の一台とされている。




まずは板金屋T君の指示で劣化した塗膜をエアーで跳ね飛ばして剥がします。塗膜の下に入ったエアーがパキパキ剥がれて楽しいです♪剥がれない所はサンドペーパーで均一に均しておきます。





作業中、TくんとMくん、私で剥離しながらある事に気付いた。

T君　どうやらオリジナルの塗膜の上に最低でも3度パテ盛りと塗装を繰り返してるね？こんな酷い塗装は旧車なんかによく見られる塗装だね？

M君　ほら、削って行くと斑になって、何かそういうナイフとか剣とかあったじゃないですか？　えーと。



　
私
あぁ····

ダマレカス鋼か？
( ﾟдﾟ)正解「ダマスカス鋼」


M君　えっ？Σ(´∀｀；)






それはさておき····

ボディ状況がすこぶる悪い。どうやら昔剥離剤を使ったらしく溶けたFRPを極厚のパテと塗膜の厚吹きで何とか誤魔化してあり、塗膜の全剥離は断念。とにかく厚盛りパテと塗膜を排除し、均一の下地ベース作りを優先する事に決定。




所々FRPもヒビが入り、裏から補強する必要性が出てきた。




とにかく強度を保ちつつ均一に下地を作る。

T君　本業で依頼受けるんだったら本来お断りする案件ですわ！！（笑）

と、苦笑いを浮かべながら作業するT君。

君の技術が頼りだ。頑張れ···
('・ω・')




ボディ下側の均一化作業は軽トラの荷台の上に乗っけて作業。








思ってる以上にボディ状態が悪く、中々作業が進まない。暑いし····




かなりのボロボロボディとみんなで格闘。













少しずつ下地作業を行ない、今日の作業はここまで。鉄なら錆びるけど、FRPは錆びない。また次の作業日まで再びOさんガレージに吊り下げ保管しときます。　　


来年位には完成するかもね？
(；・∀・)