時にモノというのは「なんでこんなモノを?」「誰が買うんだ?」みたいなモノが存在する···
今回、私もネット画像でしか見た事が無かったど珍品プラモを入手···
今は亡き「ツクダホビー」1/48スケール
人間爆弾兵器「桜花」です。
Σ(´∀`;)
こんな特攻兵器を出すなんて「不謹慎」という意見もあるようですが、私はそうは思いません。むしろ
兵器がカッコいいとか、都合の良い面を見て、戦争の影に目をそらす方がよっぽど「不謹慎」だと思うのです。
まぁ、それはともかく。私も初めてこのキットを見ますた。

まぁ、皆さん大体の事は判ると思いますが、いわば現在の巡航ミサイルのご先祖様みたいなもんです。兵器の自動誘導化技術は世界各国で開発していました。連合軍は爆弾や魚雷の誘導に「ネコ」「ハト」を使って誘導させる研究をしてたり、旧ソ連では「犬」に爆弾を背負わせ特攻地雷とさせた例もある様です。
勿論日本も始めから特攻を推進してた訳ではなく、苦しい戦況で確実に目標を撃破するには人的被害はやむなしという結論に至ってしまった訳です。
無論、無線誘導の無人機開発も桜花と並行して開発が進んでました。

イ号1型無線誘導弾です。所がこのプロトタイプの乙型試験の際にコントロール不能となり、熱海の温泉旅館を直撃、入浴中の女中が裸で逃げ回った事から
「エロ爆弾」と呼ばれ、実戦に到底使えるものでは無かった···
(;・∀・)
さて、白羽の矢(ってか死亡フラグ)のたった桜花。火薬式ロケットで30秒加速したのち、操縦して機首の爆弾ごと特攻する代物だった訳ですが、元特攻隊員の証言ではかなり操縦安定性に優れた機体であったそうです。
米軍は、桜花の速さから撃破は極めて困難と判断。一式陸攻に吊り下げられている運搬状態での撃墜を至上命令としていた為、殆んど陸攻と共に墜落したそうな?
それでも、元アメリカ海軍兵の証言から「我々の機銃をかいくぐり、爆弾を抱えた機体を決死の表情で近づいて来る桜花パイロットには肝を冷やした」そうな。
米軍からはその尋常ではない攻撃方法から「BAKA(馬鹿)Bomb」「CrazyBomb」「PinkBomb」等のあだ名が付けられた。
特に「PinkBomb」(ピンク爆弾)と呼ばれたのは「機体がピンク色だった」という元米兵の証言かららしいが、実際は零戦等と同じ上面濃緑色/下面明灰色若しくは全面明灰色であったようです。おそらく光の加減でピンクに見えたのかもしれませんね?
まぁ、暇見て作りますわ····('・ω・')
Posted at 2019/01/03 22:02:58 | |
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