普段、少々の事では怒る事は無いのだが。
恐らく、今までの人生で激怒したのはアレ以来ないと思う。
あの状況は忘れもしない。今から13年前私は当時自営業で、携帯が故障したので替えに行く前に古本屋を覗いて行こうと、大きなパチンコ店の裏通りから行こうと進入した時だった。
パチンコ店の立体駐車場前の道真ん中に中年男性がうつ伏せで倒れていた。
(こんな昼間に酔っばらいか?)私はハザードを点灯、男性に駆け寄り声をかけた。
私
「もしもし?お兄さん、大丈夫?」
男
「うう···うぁぁぁ···」
私は、直ぐに事の次第を呑み込んだ。
頭部左側陥没、吐血。ひき逃げか?いや、その割にその場で叩き付けられたようなダメージ。
私は対向車を止め、救急車と警察に連絡を依頼。その間私は男性に声をかけ続けた。「お兄さん!聞こえる?うん。痛いね?出来るだけ楽な体制とれる?僕の声だけ意識して!!」
立体駐車場から駆け下りた若い男性が青ざめた顔で「車降りたら、落ちる人見えて···」
私 「了解。転落だね?君はパチンコ店のスタッフに毛布と人員をお願いします!!」
通報を頼んだ対向車のおばさん
おば 「救急車すぐ来るって。状態はどうですかって!!」介抱する私の耳に携帯を近づけて貰う。
私 「脈呼吸あり、意識混濁状態、転落による頭部陥没、吐血から肺、臓器のダメージ有り、緊急を要します!!」
パチンコ店の店員さんが慌てて来る。
毛布を被せて店員が声を震わせて言う。
店員 「男性を道隅に移動してAEDつかいますか?」
私 「いえ、男性のダメージが大きいので移動もAEDも使えません。警察と救急車の誘導、一般車の迂回誘導をお願いします!!」
(損傷の激しいケガ人の場合、やむを得ない場合以外の移動をすると状態が悪化してしまうので、動かさない、AEDも心肺停止、喘ぎ呼吸以外この場合使わない方が賢明と一般救命では教えられます)
警察と救急車が到着し、私、通報してくれたおばさん、若い男性、店員さんが調書をとられる。その間野次馬が色々話しているのが聞こえる。
「なんだ?車(私の車)に跳ねられたのか?」「ケンカがあったらしいぞ?」とか、現場の終わりを見て憶測する人もいるが、
私が許せないのは、始めから野次馬してて何もせず、憶測で笑いながら言ってたクズがいた事である!!!!
当時のこの事件のネットの書き込みは今は殆んど消えたが、当時のレスが一件あった。
しかし、当時これ以外に色々なレスがあった。その中に、
介抱していた私が、ネット上では「人を轢き殺した犯人」扱いされ、車のナンバーの一部を晒された事があった。無実で憶測の罪を着せられた屈辱は今も忘れない。
※↑因みに画像レスの中に「ガキ三人」とあるが、彼らの名誉の為に言おう。彼らはパトカーや一般車の誘導に協力してくれた若者達である。勝手な妄想しないで戴きたい。
今更こんな事を言うのは、最近私の知人や友人の家族が事故で亡くなり、ネットニュースに載る。そのコメント欄に「実情」や「現場」も知らず、無神経な「推測」「知識自慢」「からかい」「決めつけ」がどれ程遺族、友人、大切な人が傷つくのか良く考えて欲しい。
「言論の自由」は「何を言っても許される」のとは違うのだよ。
コメ欄とはいえ、ルールはある···私はそう思っております。
Posted at 2019/01/20 15:52:08 | |
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