
前のブログ トヨタ・86 エアロスタビライジングフィンの続きですが
文章が長くてわかりにくいのでアッサリ書きたいと思います。
しかし、カジキとマグロは違う魚だと思いませんでした。
カジキマグロはいると思ってた(笑)
ちなみに上アゴが出てるのかカジキで
下アゴが出てるのがマグロだそうです。
回転すし出てて来たらわからないみたい(笑)
話は変わって、お魚の形状も鳥の形状も飛行機やクルマのパーツによく採用されます。
っといっても、間違ってもニワトリやヒラメを参考にしてはいけません(笑)
あとカジキは形状がすごいから水中を100㌔以上で泳げるのではなく
実はパワーがあるから・・・なんてのも考えようにはある(R32GTRみたいにね)けど
それもなしでいきましょう。
東京大学の人もips細胞で嘘つくくらいですから、何事にも例外がありますけどね(笑)
本題に入って魚や鳥を参考にしたレーシングカーです。
まずGr-CのジャガーXJR-12です。
XJR12はルマンでポルシェを破り、好成績を出したV12の7Lエンジン搭載車で
ルマンやデイトナ等の24Hレースに出てました。
見比べるのは同じジャガーのXJR11です。
XJR11はV6の3.5Lターボで、24H以外のレースに出てました。
ちなみに設計はXJR11の方が新しく、XJR12はXJR9の焼き直し版です。
同じトニーサウスゲートっていうデザイナーがデザインしたGr-Cカーですが
空力的に何か違うのがわかりますかね???
答えは、フロントタイヤとリアタイヤの間
コクピットの両サイド
F1でいえばサイドポンツーンの
高さです。
XJR12は昔からのクサビ型ですが、XJR11はコクピット横をできるだけ下げた空力設計です。
なんかXJR12のクサビ型の方が形状がよさそうな気がしますが・・・・
実はコレもお魚を参考にしてるといえます。
参考にしたのは形状ではなく、断面積です。
これをエリアルールといい、航空機でももちろん採用されてます
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB
お魚を先端から輪切りに考えたときと、XJR12の先端から輪切りに考えた時の
断面積を同じようにしてます。
コクピットが断面積の多くを占めるので、コクピット横のサイドポンツーンにあたる
場所の断面積をできるだけ少なくしたのでこの形状になったそうです。
凄いですね~
空力というと形状ばかり気になりますが、
実は断面積も重要だということです。
ちなみにこのあとのXJR14(ロスブラウンデザイン)は燃料制限もなくなり
コクピットも小っちゃくなりました(ドアがなくなり窓外して乗り下りしてた)
最近のアウディやトヨタTS030はコクピットの形状は規則で決められて
おりDOMEの社長も、独自性は発揮できないと嘆いていました。
私のガキンチョも大好きな新幹線ですが
もちろん、エリアルールの考え方が使われていますよ。
どうもコノ考え方を取り入れないと
トンネル入った時に
ドン!
と音がするらしい。騒音対策でもあるんですね。
面白いっすね~
(オレだけ・・・)
なんとなく、感じてたけどっていう人は多いと思います。
つ~ことで、空力は形状だけでなく、断面積も大事っていうお話でした。
きょうも長くなっちまったなぁ・・・・・
デハデハ♪
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Posted at
2012/10/27 02:18:06