
みなさんこんばんは♪
前回のブログですが、結局私のボヤキのような内容なので
申し訳ないですが、削除することとしました。
折角書き込みやイイネで関わってくれた方には
大変申し訳ありません。
でも書くことですこし、楽に考えられるようになりました。
今日は前回のつづきでターボの種類について書きます。
⑫ハイフローターボ
ハイフローとはそのまま日本語で高流量ターボです。
良くチューニング雑誌なんかにも載っています。
簡単にいえば、純正ターボのコンプレッサーホイールを
大径化したものです。
もちろん、そのままではコンプレッサーハウジングに収まらないので
ハウジングもコンプレッサーホイールに合わせて削ります。
タービンホイールは、純正のものを使用しますが、
コンプレッサーホイールの大径化によって、ブーストが上がるため、
それに合わせてタービンホイールの羽根をカットし、排圧が上がるのを
防止します。コレをカットバックと言います。
タービンホイールの羽根が短くなることで、低回転時のターボ回転に遅れが
でますが、高回転高出力化が可能となります。
コンプレッサーホイールが大径化することで、イナーシャが大きくなりそうですが
実際はコンプレッサーがアルミで比重2.7g/cm3(20℃) に対し、
タービン側はインコネルで比重8.8g/cm3(20℃) とかなり重いため
カットバック(羽根を削る)によりイナーシャ低下で純正よりはおとりますが
低回転はできるダケ落とさず高回転で高ブーストがかけられるソウデス。
ちなみに鉄の比重は、7.9ですのでインコネルは鉄より重いです。
ちなみにイナーシャは外径の5乗の関数だそうです。
純正からハイフローな感じに仕上げてあるターボもありますが
おもに純正加工チューンドターボとして呼ばれています。
⑬斜流ターボ
S14シルビアのMF-Tという限定車に使われたIHI製ターボです。
http://www.autech.co.jp/history/sv/PDF/silvia_autech_ksmft_1997.pdf
何が斜流かというとタービンホイールをみてください。
排気ガスの流れは、通常タービンで回転しながら90度に曲がるのですが
斜流タービンでは、名前の通り斜めに回転しながら流れます。
なので排圧が低く抑えることが可能です。
またタービンの外径部分をカットしますので、イナーシャ低減に有効です。
比重の高いインコネルの外径部分をカットですからね。
イナーシャは外径の5乗で効くことを考えれば効果があることがわかるかと思います。
⑭軸流ターボ
WECのレーシングカー ポルシェ919に採用されて
いるという噂のターボです。
斜流タービンからさらに軸方向で排気ガスを流すようになっています。
ポルシェ919はさらにこのあと排気ガス回生があるため
このような形状なのかもしれません。
またコンプレッサー側はデュアルタイプとなって
コンプレッサーホイールを背中合わせにくっつけたような形状と
なっています。
これによってコンプレッサー外径を大きくすることなく、風量を稼ぐことが
可能です。
またデュアルタイプは軸方向の力ににも強く設計されています。
面白いですねぇ~
ホンダF1は当初コンプレッサー側が軸流だという噂がありました。
完全な軸流コンプレッサーは多段式であり、F1のレギュレーションでは
多段式が禁止されてることもあって最近否定されました。
どんなターボ使っているのはたのしみでもあります。
つ~ことで今日はターボの形状について書いてみました
デハデハ♪
※わかりやすいように比重を追記記載しましたが、あくまで目安です。
実際は合金なんで、メーカ等によって違うと考えられます。
追記
⑮アシンメトリックターボ
三菱ふそうのトラック用ターボ
一見ツインスクロールターボに見えるけど、タービン入口が
ラージスクロールとスモールスクロールに分かれています。
片側はEGRに流すのでスモールスクロールにしてるようです。
世に中には知らないターボシステムがあるもんですなぁ~
デハデハ♪
さらに追記
⑯二段加給ミラーサイクルディーゼルターボ
https://minkara.carview.co.jp/userid/1594506/blog/40783642/
一つ目のターボで加給したあとインタークーラで吸気冷却し二つ目のターボでさらに加給
それをまたインタークーラーで吸気冷却するというものです。
面白いですね~
デハデハ(^^♪
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Posted at
2016/02/02 21:19:51