
みなさんこんばんは(^^♪
F1アメリカGPはメルセデスに力負けしちゃいましたね。
レッドブルはコースによって勝負できるけど、ちょっと接触が多すぎです。
アルボンもマシンなりの速さでベッテルやハミルトンと勝負できる速さがない。
ガスリーはいけそうで毎回いけない
クビアトは毎回魚雷攻撃(笑)
レッドブルホンダには頑張ってもう一勝してほしいっす。
んで今日の話題
F1のピストン見てたらあることに気が付きます。
真ん中のピストンにMMC材って書かれていますよね。
2008年からはベリリウムやMMC材は禁止されアルミに代わってます。
このMMC材って何?って話ですが
「金属とセラミックスの複合材料”MMC”(Metal Matrix Composites =金属基複合材料)はベース金属とセラミックス系強化材を組み合わせることで、より良い物性を実現した複合材料です。」
アルミベースにセラミックの粒子混ぜ込んだ強化アルミってことらしい。
さらに調べると
マテリオン社の材料だということがわかりました。
「AMC225XE -アルミ2124合金に微細SiC粒子を25vol.% 加えて強化したMMC」
マテリオンのHPにはこのように書かれています
「スプリーメックスはマテリオンの新しい金属基複合材(MMC)です。微細なSiC組織を有しており、アルミよりはるかに高い強度と剛性を備えています。
スプリーメックスは独自の粉末冶金法によって均一で微細な粒子分布を持っており、高い機械的性質を実現しています。
スプリーメックスは熱間等方圧加圧(HIP)、鍛造、圧延、押出しなどにより複雑な形状に加工することができます。
スプリーメックスの長所
アルミより剛性が高く、チタンより軽い
高温耐久性
他のMMCに比べて切削が容易
高精度設計に最適
スプリーメックスの代表的なグレード
AMC217XE -アルミ2124合金に微細SiC粒子を17vol.% 加えて強化したMMC
AMC225XE -アルミ2124合金に微細SiC粒子を25vol.% 加えて強化したMMC
AMC640XA -アルミ6061合金に微細SiC粒子を40vol.% 加えて強化したMMC」
面白いですね。
最強のアルミ複合材らしく、ピストンだけでなく、ブレーキやアップライトとかでも使えるらしい。
以前うちの会社でも使ったことあります。
ベリリウムなんかも使ったけど、あれは発がん性物質らしくて注意書きがあったし加工の環境を備えるひつようもあった。
つ~ことでF1では禁止なりましたが最強のアルミMMC材なんでピストン作る時は
「スプリーメックスで作ってください!!」
っていうと通だと思います(笑)
さてお仕事頑張りましょう
デハデハ
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F1 | 日記
Posted at
2019/11/07 04:48:57