
みなさんこんばんは(^^♪
欧米人は環境問題というとCO2ばかり話に出します。
日本人からしたら、石原都知事がやったみたいに煤(PM)を問題にすると
思いますが、欧米人はCO2の方が環境に重要ってことでディーゼルの排ガスについては無視です。
だからガソリンよりCO2排出の少ないディーゼルが優遇されてきました。
最近はちょっとわかってきたようでパリやイギリスの都市部でディーゼル規制がされ始めましたね
都市部の環境はまずPMですよ
んで今日の話題はクランクシャフトのクランクピンです。
クランクピンってのは写真のコレ
コンロッドがつくところね
写真はスバルのFB型ですが、給油するための穴が楕円形になってますね。
まぁスバルの場合は水平対向エンジンなんで特別です。
そんで日産のクランピンは形状が樽型らしい
今までの設計を絵にかくとこんな感じ
んで新しい設計(樽型)はこんな感じ
なぜ樽型にするかというと、コンロッドとクランピンのクリアランスを平行にたもつ為
エンジンが稼働している状態を考えると、クランクピンの中心からオイルが給油される
そうするとクリアランスは中心が大きく、両サイドに行くにしたがって狭くなっていきます。
現在そういった状況をシュミレーションできるらしく、クリアランスを一定にたもつ為に樽型にするそうです、といっても片側6ミクロンほどの形状らしい
凄いですね
エンジンが停止している時に理想のクリアランスを設計してもダメなんですね。
エンジンが動いてる時に理想のクリアランスにするための設計が必要
私の会社は加工屋なんでお客様の図面通り作ります。
もちろんここは・・・
「こ~じゃね~よな」
って思いながら加工することもあります
まぁ、設計者に言っても聞いてもらえない(笑)
つ~ことでなんでも使用状況を考えて作りましょう
デハデハ
Posted at 2020/11/18 22:56:32 | |
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