
みなさんこんばんは(^^♪
暑いっすね~~~
関東はすでに節電要請なんてのも出ています。
個人的には節電なんてしてたら経済発展しないし、真面目なジジババがエアコン使わないので愚策だと思います。
安定電源の供給が政府主導ですべきだし、原発使えない東京電力は水素や蓄電池による電力のバッファを早く作るべきですね。
東京都も太陽光発電だけ義務化するのではなく、やるなら蓄電池も一緒にしないといけないですね。(スゲー高くなるけど)
んで今日の話題
久々に超高張力鋼板(超ハイテン材)の冷間プレスの話題です。
ちなみに前回ブログで書いたのが2012年w
「軽量化」という話題で書いてます
https://minkara.carview.co.jp/userid/1594506/blog/27672172/
超高張力鋼板(超ハイテン材)って何?って言う人は前回ブログを読んでください。
(しかし10年も書いてるのかw)
もう一回簡単な説明
ハイテン材とは・・・
「引っ張り強さが高い鋼板のことである。
普通鋼板が引張り強さ270MPa以上であるのに対して,一般的には340MPa~790MPaのものが
高張力鋼板と定義されている。ただし,この定義は各社,各国によって違っているので注意が
必要だ。490MPa以上を高張力鋼とする見方もあり,ドイツでは180MPa以上を高張力鋼と
呼ぶこともある。また,引張り強さ980MPa以上のものは通常「超高張力鋼板」と呼ばれる。」
ようするに超高張力鋼板(超ハイテン材)ってのは強靭な鉄板つ~ことです。
衝突安全や軽量化には欠かせない材料なんですが、デメリットとしてはとにかく加工しにくい
980MPaくらいだと冷間プレスできたのが超ハイテンとなるとホットプレス(熱を加えてプレス)しないとうまく加工できない
割れたり、スプリングバックで設計図通りに形にならないわけです。
特に欧州ではホットスタンプ(プレス)によって加工してるので値段が高くなるわけです。
(ポルシェとか値段高くなって当然)
コレが10年前っす
これに対して日本は冷間プレスにこだわった。
JFEスチールが2021年に冷間プレス用途としては世界最強度となる1・5ギガパスカル級冷延超ハイテン材(冷延鋼板)を独自開発したのです!
早速各プレスメーカーが1.5GPaの超ハイテン材を加工始めてメーカに納品したのです。
10年前はバンパービームくらいだったのが形状が簡単なクロスメンバー等に使われるようになった。
あとEVやハイブリッドにリチウム電池を衝突時に守るためにノートではセカンドクロスメンバーで採用されています。
また、大型部品じゃなく小型部品にも採用されています。
特に座席なんてのは安全性にかかわるから使われるようです。
あとなんといってもホットスタンプ(プレス)では熱を加えなきゃいけないのでCO2問題も出てくるから余計に冷間プレスが注目されるわけです。
つ~ことで衝突安全、軽量化、EV、CO2排出問題等により今後よりハイテン材の冷間プレスが増えると思われますって話でした。
デハデハ明日も暑いですがお仕事頑張りましょう。
Posted at 2022/06/29 01:52:34 | |
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