
みなさんこんばんは(^^♪
フェラーリー499Pが正式発表されました。
120度V6の3000ccツインターボらしい。
リアウイングの翼単板が特徴的でプジョーの真反対を行くデザインですね
トヨタとのバトルが楽しみです(^^♪
んで今日はお勉強
面粗度(表面粗さ)についてデス
(下のブログ続きなんでまた読んでみてくださ)
https://minkara.carview.co.jp/userid/1594506/blog/46473003/
https://minkara.carview.co.jp/userid/1594506/blog/46476666/
そもそも面粗度(表面粗さ)って何?ってことですが、
モノを加工するとき加工する道具によって表面の肌が拡大すると違います。
単位は0.001ミリ(1マイクロメータ)とめっちゃ小さい
これを面粗度と言い設計者は図面に指定します。
面粗度は基準サンプルがある
針で引っ掻くタイプの測定器もある。
この面粗度がクルマにどのようにかかわってくるかという事例をあげましょう(^^♪
例えばシリンダーヘッドの上面
通常のシリンダーヘッドはフライスで仕上げるのですがそれだと
10μ(10マイクロメータ)単位のスジができてしまう。
シリンダーブロックとシリンダーヘッドはガスケットを挟んで燃焼漏れを塞ぎますがシリンダーヘッドはブロックの合わせ目にスジがあると燃焼ガスが漏れガスケットが飛んじゃう。
なので三菱のWRC用エンジンでは研削加工を行って表面のスジを消してより密着するようにしてる
表面がキレイなのがわかりますね。
これについては以前に書いたので読んでみてください
https://minkara.carview.co.jp/userid/1594506/blog/42838639/
また表面粗さはピストンとシリンダーのような摺動部分にも重要っす!
シリンダーにはクロスハッチという筋目がわざと付けられホーニングという加工がされる。
加工でできた山や谷があるのですがその山部分を削ってしまい
谷だけ残す加工です
谷が油溜まりになり潤滑を助けます。
山の部分は初期に摩耗してしまうからあらかじめ山を無くして摩擦に強くしてるんですね。
寸法変化が少ないわけ
さらに進んだ日産のレーザー溶射シリンダーもちろん測定器で測ってる
数値はは0.05マイクロメータとかだからいかに鏡面に近いかわかりますね。
CVTのプーリーディスクも面粗度が凄く重要
摩擦係数を上げつつ摩耗させないための面粗度を
つ~ことでシリンダーブロックとシリンダーヘッドの密着
シリンダーとピストンの摺動
CVTのプーリーディスクの動力伝達
ブレーキパッドの鳴き原因
といった・・・
まったく案件の違う内容でも面粗度は重要!!
なわけっす
ちょと内容が加工についてマニアックになった感じもありますが興味をもってクルマの部品を観察してもらえればなぁ~なんて思います。
ちなみにわたくしは設計者でもなく、ガッコーで勉強したわけでもない
ただのネット知識男ですのであしからず m(__)m
デハデハ
Posted at 2022/11/06 07:01:20 | |
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