
嫁さんがレッドブルを買ってきてくれました。
プルタブまでデザインされてて良いですね♪
私はモータスポーツ好きですが、近年はF1とルマンぐらいしか興味が
ありません。
なぜか?っていうとレギュレーションで厳しく規制されているのが
つまらなく感じるんだと思います。
WTCCやWRCの1.6Lターボのクランクシャフトは市販車より重かったり・・・
VTCが禁止されてたり・・・
WRCのストラットは前後同じものを使用しなければならなかったり・・・
プリウスの方が最新です(笑)
そのなかでF1はトンデモ技術がでててしかも答えは判らないのが大好きです。
今回のテーマは・・・・・
レッドブルのF1マシンが前傾姿勢
写真でみると少し前傾姿勢なのがわかるでしょうか?
レーシングカーは車高が低いほど、良いはずなのにリア車高が高い???
コレ実はそのぶんフロントウイングが低くできるんです。
F1に車高の規則はありません、(走行中は測れないですからね)
その代りステップドフロアにスキッドブロックといって
木製の板が貼ってあり、その板が1ミリ以上削れてはいけない規則です。
その板が削れなければOKです。
なんでF1マシンの設計はフロア(床)が基準となっているんです!!
カッコイイ言い方で「データム」って言います。
コレ重要です!!
基準のフロアからフロントウイングの高さ、リアウイングの高さ等すべて決まるんですよね。
だから、前傾姿勢にすることができます。
前傾姿勢だと、前方からマシンを見た時に、他車よりフロントウイングが低く
リアウイングが高く設定できます。
フロントウイングはウイングというよりデフューザー形状になり
フロントダウンフォースを稼ぎます。
リアウイングは通常より高い位置にあるためダウンフォースが稼げます。
もちろん、デメリットもあります。
車高があがることによって重心が上がる。
またリアデフューザーの効率が落ちてダウンフォースが減る
これを解決したのが、エンジンの排気圧を利用したブローデフューザーに
なります。
エンジンの排気圧でデフューザの両サイドをエアカーテンのように遮断して
デフューザー効率を上げているわけです。
今年はスロットルオフ時の燃料噴射が制限されているのですが
ヘルツホルムチャンバーを利用してできるだけ常時排気ガスを出すように
してるんですね。
あと、車高制御もしています。
アクセルON時はりアが沈み、さらにフロントが浮きフロアが水平に
なります。
アタック角を減らせて空気抵抗を減らせます。
逆にブレーキング時はフロントが下がり、リアが浮くようになっています。
これでアタック角が増えダウンフォースが得られます。
車高制御はサードダンパーの油圧調整でやっているようです。
F1に関しては全てが空力優先です。
いくつものトンデモ技術があってとても楽しいです。
F1も今週のブラジルGPが最終戦となっています。
レッドブルの速さは車高にも注目して楽しんでください。
Posted at 2012/11/22 20:42:26 | |
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