
私はモータースポーツ好きですが、
最近はF1とルマンぐらいしか見ません。
F-PONはワンメイクだし、GTカーレースは多彩な車種がでてますが
ハンディウエイト規則で速ければ速いほどウエイトを積まないといけない
から順番に優勝が回ってきます。
海外のツーリングカーやWRCはGRE(グローバルレースエンジン)
規定エンジンといって
共通規則にそった開発のエンジンしかつかえず
クランクシャフトは市販車より、重いし、ターボも可変ジオメトリーは使えないし
市販車であるノンスロットルリングもダメ、可変バルタイもダメと
いった規則で雁字搦めになっています。
直噴エンジンは新しいですが、インジェクターはレース用の
1メーカで、燃料噴射圧も決まっているし
燃焼室のトップ噴射かサイド噴射か?
噴射口の数くらいしか触れなくなっており、一般車の
スカイアクティブエンジンの方がワクワクしちゃうんです。
レースは市販車のための実験どころか、最近はローテクで
固められたエンジンになってしまった。
なんでどうもワクワクこないんですよね。
しかも最近はレース屋さんが開発したエンジンが多く、
メーカ側が携わっていないのも見受けられます。
ルマンで話題になった、デルタウイングなんて米国日産のスポンサーで
開発はレース屋さん、エンジンは日産供給(ジュークの1.6Lターボ)と
書いてますがレイマロックの開発で、ニッサンエンジンってどこに使われて
いるのかさっぱりわかりません。
今のF1でもエンジンは統一化されてて差は少ないのですが
14年になるとV6エンジンに規則が一気にかわることもあり
ちょっと興味がわいてきました。
この中で話題の中心となるのがV6エンジンですが
正直ターボのマウント位置までしっかり規則で決められ
がっかりな感じです
F1の規則をささっと見てみると・・・
●内燃機関のスペック
・排気量1.6リッター6気筒エンジン
・最大回転数15,000 rpm
・最大燃料噴射圧500bar
・シングルターボチャージャー (クランクシャフト軸よりオフセットは25ミリまで)
・バリアブルジオメトリータービン禁止
・Vバンクは90deg
・最大ボア径80㎜
・エンジンの重心や最低重量が決まっている
・最大燃料流量は100kg/hに制限
・外部からのエンジン始動禁止
・
●KERSのスペック
・リアの運動エネルギー120kW
・ターボチャージャーと連結した排気エネルギー回生
その他
・ギア数が7速から8速に
・ギア比の変更はシーズン中1回だけ
私の中で一番の注目はギア比固定化です。
8速ギアで2014年はシーズン中に1回しかギア比の
変更が認められない
2015年からは1シーズン同じギア比で走ることとなります。
極低速のモナコも超高速のモンツァも
同じギア比!!
レーシングカーってコースによってギア比を変えるのが当たり前だったのに
F1で変更不可ってのはビックリです。
新しいV6ターボはパワーバンドが広く、KERSも大幅使用量がUPするので
これでいけちゃんですかね~
あと最大燃料流量が決まっているので15000rpmまで回さない可能性が
あります。
10000rpmくらいから頭落ちで出力が最高回転まで一定になりそう。
そうすると回転あげればあげるほどフリクションロスが増えるので
レース中は12000rpmくらいまででしょうか?
また規則でターボからの排気エネルギーを回生することも
できるようになるのでメルセデスF1のようにターボの軸部分が長い
変わった形になります。
市販車の世界でももうすぐ出てきそうですね。
電動アシストターボ
http://www.njd.jp/topNews/dt/1079/
今年は規則の変更が少ないF1
なんで去年末に速かったチームがそのまま速い可能性が高く
トップチームばかり勝レースが多くなると思います。
2014年は大きくパワーユニットの規則がかわるので、それなりに
楽しみですね。
是非各チームギア比を公開してほしいものです。
Posted at 2013/01/23 01:45:15 | |
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