TWINCAM AIRY COUPE（その２）

NISSAN EXE　
TWINCAM AIR COUPE





シンプルなノッチバッククーペ。

フラッシュサーフェイスにより、なめらかな面構成を得ている。
EXE COUPE TypeB
ボディカラーはシルバーメタリック



変化を予感させる新しいシルエット。
コンシールドTバールーフがやわらかなルーフラインを描き出す。

EXA CANOPY TypeB
ダイバシティー付AM FMマルチ電子チューナーラジオ+リヤ２スピーカーはMOP
ボディカラーはスーパーレッド



スタイルのすべて
COUPE
EXAの設計思想には“モジュール”

つまり「分割」「組合せ」を意味する言葉が意識されているという。

このクーペを例にとるならば、クーペ→Tバールーフ→フルオープン→キャンバスハッチ、そして再びクーペという具合に、一見シンプルな外観が多彩な変化を繰り返す。

またEXAは駆動方式にフロントドライブを採用しているが、これもひとえにボディフレキシビリティを重視したという点、設計思想の徹底ぶりがうかがい知れる。

さらに筆頭すべきはその完成されたエアロフォーム。
リヤスポイラー、リトラクタブルヘッドランプの採用、そしてフラッシュサーフェイス、スラントノーズを駆使することで、Ｃｄ値（空力抵抗係数）0.34を獲得。

美しさだけではなく。

クーペとしての走りの本性も決して忘れていない。

写真はEXA COUPE TypeB。



CANOPY
スタイリッシュな印象派———
これはEXAキャノピーの開発の携わった人たちの一様な声である。

機能性を予感させる斬新なスタイリング。

しかもキャノピースタイルから
Tバールーフ、フルオープンそして
キャンバスハッチとスタイリッシュに変化する外観は、“モジュール”を充分なほどにアピールする。

Cd値0.33を誇るプロポーションは、ノーズからルーフそしてテールまで流れるような曲線美を描く。

ロー＆ワイドなボディシルエットは独特の存在感を生み出している。

もちろん、こうしたオリジナルは、外観同様、メカニズム、インテリアなどその内部においても徹底されていることはいうまでもない。

が、それにもまして、この車のかたちの斬新さは、印象深く、圧倒的である。

写真はEXA COUPE TypeB。

EXAの変化



われわれは、かつてない楽しみを秘めたスペシアルティを創りたい。



風、光とひとつになり、かつてないバリエーションを出現させるEXAオープン・エアクルージングはプロセスから生まれた。



新造型フォルムを包む、入念にチューニングされた、ツインカム１６バルブ・サウンド。

それは風のクルーザー、EXAの音楽だ。



開放への可能性を香らせる、ニュー・コンパクト・スペシアルティにふさわしい走りとは何か。

答は人間のフィーリングにあった。



エンジン＆サスペンション
CA16DE １２０ｐｓ １４．０ｋｇ・ｍ



コックピットとインテリア
EXAのコックピット
ボディフォルムを想わせるなめらかな曲線構成。

ドライバーとパートナーを包みこむラップラウンドインストルメント。

写真はCOUPE Type B
コンポーネントステレオはＤＯＰ



EXAのインテリア
ラゲッジルームと一体化したインテリアはブラックトーンで統一。

フロントシートはバケットタイプを採用。

写真はCOUPE Type B



装備の数々



CUOPE
TYPE A ボディカラーはグレーメタリック
TYPE B ボディカラーはライトブルーメタリック



CANOPY
TYPE A ボディカラーはクリスタルホワイト
TYPE B ボディカラーはスーパーレッド



そんな昭和６２年８月のカタログでした。