インプレッサ GDB-E STIエンジンマウント(ST4100055110/120)交換 その２

エンジンマウント下部の固定ボルトを外したら、エンジンを持ち上げます。

エンジンのオイルパンに当て物をして、ジャッキアップします。

メリメリ言いながら結構上がりますので、上がるだけ上げておくと、その分隙間ができて交換しやすいです。

写真は鬼門の運転席側です。

車両前方のボルトは先のように下から目視できる場所にありますが、車両後方のボルトはこの位置です。

写真では緩んでいる状態ですが、緩めるのよりも取り付けるほうが大変です。何と言っても重力に逆らうわけですからね。ボルトは落ちようとする、指は吊りそう、手は入らない上に手を入れると見えない（笑）。

結構笑える感じです。

私もやってみるまでは写真を見ても（？）という感じでしたが、やってみればわかります。
難しいのではなく、気合が必要です。

GDBのD型以前ならピンを抜けばドライブシャフトが途中で外せるので、外したほうが結果的に早いような気がします。
うちのE型は抜くと漏れるので、外しませんでした。

そんなこんなで、外れました。

ナットを２個外して、ステーを取り外します。

STIのマウントにはステーが付いてきますが、遮熱板がついていません。純正のステーには遮熱板がついていますのでこちらを流用します。

比較です。

上がSTIマウント
下が純正マウントです。
5mmくらい、純正のほうが潰れていました。まだ行けそうですね。

ちなみに右に写っているのはエンジンマウント下部の遮熱板で、運転席側のみついています。

純正マウントには車体との固定用ボルトが1箇所と遮熱板位置決め用(?)のダボが1箇所出ていますが、STIマウントには固定用ボルトしか生えていません。
遮熱板をつけるか迷いましたが、とりあえずつけてみました。取り付け時にしっかり位置決めしないと、くるくる回るので異音の原因になりそうです。

後はまた、忌まわしいあの場所に戻して固定するだけです。

運転席側が済んだら、助手席側です。

助手席側は、場所はほぼ変わりませんが補機類の関係で広いため、全然簡単です。

サクッと外して交換します。

効果はというと…？
まだわかりません（笑）。

タペットカバーのパッキンを交換するまで、馬に掛かったままです。

写真は新旧エンジンマウントの比較です。

エンジンマウントの鉄板分か、それより少し潰れている感じです。

純正マウントに記載されている品番は

41022FA091

調べていると
レガシィ　BE/BH
インプレッサ　GC/GF
インプレッサ　GD/GG
インプレッサ　GR/GV
フォレスター　SF

いずれもターボのEJ20系に搭載されているので、スポーツグレード系の車両用のようですね。

STIマウントに記載されている品番は

41022AA080

この品番で引くと、
レガシィ　BC/BF

が当たるのですが…。
エンジンマウントの構造が、BC世代から変わっていない（！）のは凄いですね。

イマドキの車と比較したらエンジンの振動がしっかり運転席でも感じられるスバル車ですが、むしろこんなに昔から同じ固定方法で、こんなに硬いエンジンマウントでマウントされているのに運転席ではあの程度の振動ですから、実際結構エンジンは低振動なのかもしれませんね。

消耗品の品番一覧です。

・エキマニのガスケット（純正メタル）
ガスケット，エキゾースト マニホルド　14038AA000　420円x2まい

※本来の純正品番は44022AA020です。14038AA000はGDAやGDB-A/B適合の品番ですが、メタル製です。44022AA020だと素材が普通のマフラーガスケットのような素材で出来ており、なんとなくメタルの方を使ってみました。

・エンジンから生えてるスタッドボルト
スタツド　800910550　110円x6本

・エキマニをエンジンに固定するナット
エキゾーストスタッドナット　902370010　150円x6個

・エキマニとタービンサポートのガスケット
ガスケット，エキゾースト パイプ　44011FE060　1,310円

・エキマニとタービンサポートの固定ボルト
エキゾーストスタッドボルト 44059AA030　460円x3本

・エキマニとタービンサポートの固定ナット
エキゾーストスタッドナット 902370029　70円x3個

・エンジンマウント下部の固定ボルト
フランジ ナツト 902370028　70円x2個


部品を揃えて向かうと、作業停止がなくていい感じです。リフレッシュにもなりますしね。