CUSCO スタビライザー  

NC3 ロードスター用のクスコ製スタビライザーを前後とも装着しました。
NOPRO製のショートスタビリンクと同時装着です。

NC ロードスター用のスタビといえば
・RX-8純正品の流用
・オートエグゼ製
・クスコ製
の3つがネット上でも装着例がありましたが、色々な情報を総合すると、先に書いた順で効きが弱くなるようです。RX-8純正品については数値不明ですが、オートエグゼとクスコは、下記の通り仕様が公開されています。どちらも2段階に強度を調整できる仕様です。※%は純正(どれ？)に対しての強化率。

オートエグゼ　フロント：弱/139% 強/170%　リア：弱/200% 強/250%
クスコ　　　　フロント：弱/135% 強/170%　リア：弱/150% 強/200%

比較すると、フロントはほとんど似たようなものですが、リアに対しての考えたが違うのが分かります。オートエグゼのほうが、リアをより強化する想定みたいです。

弱いものからはじめて、段々強化していくほうが性にあっているので、クスコ製を選び、弱いほうの設定で装着してもらいました。

まだ装着したばかりの感想ですが、一般道・ワインディング・高速全てを試走した結果を記述しておきます。

・ロールは確実に減った。特にフロントのアウト側が大きくロールするのがなくなった。
・ロールが減ったおかげで高速コーナーでの安心感が相当に上がった
・フロントアウト側のタイヤへの負担が、かなり大きくなった感じがする
・スタビは本来まっすぐ走っている際はフリーになっているはずだが、乗り心地自体もかなり硬く感じるようになった。参考：通常オーリンズの減衰はFRとも10段戻し(中間)にしており、これだとかなり「乗り心地が良い」状態だったが、これを13段戻しにしてもまだ硬い、という印象がある。このあたりは、今後もよく見ていく予定。(決して不快になったわけではないです)

車高調の減衰を10段戻しにしている時は、コーナー途中でのアクセルのオンオフで車の姿勢が大きく変わり、踏めばアンダー、抜けばオーバーステア傾向をはっきりと示していたのが、10段戻しはもちろん、13段戻しでも挙動変化がほとんどなくなりました。多少のアクセルオンオフではコーナリング中にラインが変わることがありません。

このあたりはどっちがいいのかは好き好きな気がしますが、安心感があるのはスタビあり、ヒラヒラして楽しいのはノーマルというところでしょうか。

【2013年4月22日 追記】
500kmほど走ったら、かなり印象が変わりました。
端的にいって、柔らかくなっています。
オーリンズ10段戻しで比較すると、もちろんロールは少なくなってますし、乗り心地も硬くなってはいますが、随分しなやかになってきた印象です。
体感的にもかなり違うので、自分が慣れてしまった分を引いても、数100km程度の走行で馴染んでくる部分があるようです。

関連情報URL：https://minkara.carview.co.jp/userid/1621435/car/1204892/5302579/parts.aspx