
ZX-10に使用していたという中古のFCR39.
セミOHだけして取り敢えず搭載したが・・・
・・・全く走らず😢
アイドルはするものの、アクセルを開けると
ボコボコいって加速しないのだ⤵
ちょっと真面目にフル清掃&OHかなぁ。
かなりマイナー/マニアック、且つ長文なので、
適当に読み飛ばして下さい😅
先ずは先週土日、少し手を入れていきましょう。
外観は綺麗な状態。
しかし、全く走らないという事は、多分ガス or エアの経路が詰まっている。
JB(JB-POWER:FCRの正規D(BITO R&D))のステッカー、そして刻印が有ります。
個体管理番号は、”S08A4 ND12”。
色々と調べると、初期設定は下記らしいが・・・。
<FCR39:S08A4 ND12初期設定>
MJ(メインジェット) :#170
MAJ(メインエアジェット) :#200
JN(ジェットニードル) :OCEMP
クリップ段数 :4
SAJ(スローエアジェット) :AS(エアスクリュー)仕様
SJ(スロージェット) :#52
THV(スロットルバルブカッタウエイ):1.5
PS(パイロットスクリュー) :1回転戻し
AS(エアスクリュー) :1.5回転戻し
V/S径(バルブシート径) :φ2.0
フロントのエアクリーナー取り付けファンネル(アルミ削り出し♪)を外すと・・・
やっぱりかなり汚れていますね。
バラした際は全て記録を取っていきます。
ZX-4のFCR32取り付け時に、大活躍したノートが再度登場😊
通常AS(アジャストスクリュー)が入っている所は、
何と、固定のSAJ(スローエアジェット):#100!
これはめちゃめちゃ珍しい・・・セッティング出し難いんだけどなぁ・・・。
スロットルバルブのリップシールは・・・ヘロヘロ・・・。
新品買わないとダメだなこりゃ😅
バラしていってえらく苦労したバルブシート。
全く以って固着、WAKO'Sのラスペネ(浸透剤)でも全然歯が立たず・・・。
・・・もうダメだ・・・壊す覚悟でタップを立てて・・・
いやぁ・・・ようやく外す事が出来ましたねぇ💦
メインノズルは緑青が付着し、何より先端がギタギタ・・・
これじゃぁまともに走らないのは当然か😅
取り敢えず全てのパーツは、エンジンコンディショナーで清掃なのだ。
まぁまぁ綺麗になったかな😊
明けて今週土曜日。
またも車庫を占有するZX-10.腰を落ち着けて再度整備なのだ♪
重要なパーツは全て新品に。
NETで全て調達しましたが、何とも実に便利な世の中ですねぇ。
上がエンジンコンディショナーで清掃したメインノズル、下が新品ですが、
清掃したとはいえ、やっぱりかなり違いますね💦
再使用するジェット類は、”酢”で再度処理。
ジェット類は真鍮製=黄銅ですので、酢=酸で表面を軽く溶かして綺麗にするのだ♪
(2枚目の写真:右が酢で処置した絵/左が処置前)
どんどん酢で処理していかなきゃね😊
気筒毎に整理をしていきます。
バラした本体は、エンジンコンディショナーとキャブクリーナーで
穴という穴を徹底的に清掃していきます・・・ここが一番の肝かな♪
どんどん組んでいくぞ♪
バルブに入っているOリング等ゴム類は新品に、スロットルのBRGは注油しスムーズに回る様に・・・。
フロートバルブは、基準面から測定し、規定の9㎜±1㎜に対し中央値の9mmピタリへ😊
ガスホースも#1~#4迄均等に供給出来る様、T字に引き直しました。
ようやく組み上げたFCR39。
バラしてOHした事で、仕様が全て解りました。
*印:初期設定と異なる部位(()内:初期設定値)
<FCR39 入手時の仕様>
*MJ(メインジェット) :#160(#170)
MAJ(メインエアジェット) :#200
*JN(ジェットニードル) :OCEMV(OCEMP)
クリップ段数 :4
*SAJ(スローエアジェット) :#100(AS仕様)
*SJ(スロージェット) :#58(#52)
THV(スロットルバルブカッタウエイ):1.5
*PS(パイロットスクリュー) :3回転戻し(1回転戻し)
*AS(エアスクリュー) :SAJ(1.5回転戻し)
V/S径(バルブシート径) :φ2.0
ちょっと異常?!なのが PS 3回転戻し。
SJが#58とかなり濃い目なので、その分PSを戻していると分析😅
加えてJNが標準Pに対しV=太い=薄目
->中間域に効く(アクセル開度1/8~1/4迄)のですが・・・。
スローは濃い目、中間域は薄目、とちょっとチグハグ。
まぁでも、実走して先ずは初期状態を確認ですね。
搭載して何時もの様に同調を取って。
同調Before/After。
全バラしたので、かなりズレていましたねぇ😅
ZX-4の時と同じく😅
今回も、みん友さんからAF計をお借りしてセットアップしていきます。
何時も本当に感謝です。
鈍い僕は、勘に頼ってのセットアップは不可能ですからねぇ💦
センサーはサイレンサーに入れ込み、ウエスで周りをくるみます。
でないと、エアを巻き込み正確に計測出来ません。
測定値は・・・む~、濃い目、ですな😅
<測定値:無負荷時>
rpm / AF
1,000/11.5
2,000/11.2
3,000/11.5
4,000/11.7
5,000/11.5
理論空燃比は、14.7ですから、濃い=ボコつきそうな予感?!
でも、出力空燃比は12.5なので、若しかしたらフィーリングは良いか?!(謎)
(一方、経済空燃比は16程度)
スロットルには、セッティングに欠かせないアクセル開度を示すシールを。
1/4、1/2、全開の位置に貼り、直ぐに目視出来る様にしておきます。
FCRは、ENG回転数ではなく、アクセル開度でセッティングしていくのが基本ですね。
フィルターもビッカビカに磨いて・・・見えなくなるんですけどね😅
ようやく走れるようになりました😊
ちょっと様子見がてら、出掛けてくるかな~♪
R33GT-Rのダチの家にちょいとお邪魔。
ビッカビカに磨かれたR33.そして洗車中のR35、何とも贅沢な場所♪
道の駅にもちょいと立ち寄り。
日曜日が雨の予定なので、沢山のバイクが来ていましたねぇ。
カワサキKH400、3気筒2st、そしてスズキGS400、2気筒4st。
独特の排気音は中々惹かれるものが有りますね。
DUCATI SPAGGIARI、というのでしょうか。
実に存在感のある車台とENG、そしてフレーム迄塗られた黄色もとても似合っています。
デスモドロミック機構(強制開閉式バルブ)の一端が見える演出も素晴らしい♪

*画像はネットから拝借
カワサキ W800は非常に良い雰囲気にカスタムされています。
こちらもOHV(しかもシャフトがクランクケースから♪)のENGで、
一度乗ってみたいものですね。
ホンダ GOLD WINGは水平対向6気筒ENG、これも素晴らしい♪

追加のパーツを調達する為に立ち寄ったバイク屋には、お気に入りのクルマが♪
スズキ キザシ、ですね。
個人的にはさりげない流麗なデザイン、特にリヤ斜め後ろが最高だと思います。
あちこち走って戻ってきました。
田園前で一枚。
中古で買った仕様でOHし走ってみましたが、そのフィーリングは・・・〇♪
<中古仕様セッティングでのフィーリング>
0)ENGは一発で掛かり、アイドルも安定
1)燃料は濃い状態だが、下から上まで綺麗に拭け上がる
2)アクセル開度(1/8、1/4、1/2)にリニアについて来るENG
*全開は怖くて試せず(笑)
3)十分なトルク、馬力感
*ノーマルCVKキャブに比べ、吹け上がり、馬力感とも段違い
4)特徴的なFCRのキャブ音は、ZX-4よりも大きく響く
*煩いツキギマフラーに負けずヘルメット内に響く(笑)
いやぁ、非常に良いドライバビリティ、ですね♪
暫く乗って楽しんで、少し他のセッティングも試してみるかな。
多分燃費は極悪?!かもしてませんが、トルク、馬力感がお気に入りですな😊
タンクの下からチラッと見えるFCR39.
マニア過ぎて多分大多数の人は気が付かないんだろうなぁ😅
プライベーターは時間無制限。
のんびり楽しみますかね♪