
この夏休みは仕事の関係で札幌に帰れず。
本当はZX-4でみん友さんにお会いしたり、
道内ツーリングをしたかったが・・・残念。
とは言え、放浪癖はどうしようもなく?!
都合を付けて1泊2日 岩手~秋田をツーリングするのだ♪
本当は赤GT-RかZX-4で行きたい所だが、
関東~東北地方、何せこの夏休みは天気が悪い・・・。
これは赤バンで出動ですな・・・騒音・振動・走破性他、一抹の不安がありますが(笑)。
今回は、岩手県東中央部にある釜石鉱山、東海岸にある田老鉱山、県西側にある松尾鉱山、
そして秋田県では八郎潟や男鹿半島を探索すると共に、気儘にちょいと鉄道も覗くのだ。
少々長くなりますので、気になる方はスルーをお願いしますね。
夏休みな一日はめちゃめちゃ早いのは何時もの事。
朝2:30には起きだして、3時過ぎには出動なのだ♪
赤バンの荷台には布団を積んで・・・正に家出仕様だぜ(笑)。
宇都宮ICから東北道をひたすら北上し、北上江釣子迄一気に行きます。
トンネルを抜けると・・・Z31の聖地でした♪
ふと走っていると目に留まったこの場所。
Z31前期後期、2シーター/4シーター、ターボ/NA、Tバー/ノーマルルーフ、カラーリングも多種多様、
ありとあらゆる種類のZ31?!が大集合でした・・・いやぁ、なんとも壮観です。
赤の後期型、3㍑NA一台是非に♪・・・なんちゃって(笑)。
先ずは釜石線 足ヶ瀬駅をちょいと探索。
丁度ご老人が汽車を待っており、色々な話をお聞かせ下さいました。
ここら辺り、冬は随分雪が多いそうですが、昔から比べると全然減った、との事。
温暖化は確実に進んでいるよ、と仰っていましたねぇ。
先ずは最初の目的地、釜石鉱山跡に到着。
いやぁ、ここは初めて訪れましたが、山にへばり付いた様に建築された基礎が実に見事です。
まるで古代の遺跡の様相。
<釜石鉱山>
明治時代から開削され150年余り操業した鉄鉱山。
一時官営化されるものの、直ぐに民間委託され、良質な鉄鉱山として操業を続けていたが、
1993年に大規模操業は中断した。
この鉱山が開祖となり、新日本製鉄(今の日鉄住金)等多くの企業が釜石市で操業している。
一方で今でも年間100t程度の採掘は継続しており、採掘されたものは研究開発用に
活用されている。
釜石鉱山を堪能した後は、同じく釜石線にある陸中大橋駅を探索。
ここは大ループがある事でも非常に有名ですね。
丁度下りの汽車が来ました。
駅の端には嘗て釜石鉱山から採掘された鉄鉱石を積み込む為のホッパーが現存しています。
何と、車両交換の為、上りの汽車も来ました・・・ラッキー♪
この為、乗客の乗り降りはなし、あっという間に出発しましたが、非常に良いタイミングでしたねぇ。
さて、今度は岩手県の東海岸に出て、田老鉱山を目指しましょう。
途中には、可愛いミニとハコスカが、ナンバーを切られて保存されていました。
状態は良いので、多分オーナーが何時か復活させようとしているのでしょうね。
ハコスカ、カッコ良いな~♪
田老鉱山は山の中に分け入っていきます。
2年前はZX-4で行きましたが・・・今思うと良く行ったものですねぇ(笑)。
苔むしたコンクリート橋にも惹かれます。
林道をひたすら走る事5㌔超、それはいきなり現れます。
<田老鉱山>
1919年に開鉱した銅山であり、1930年代に最盛期を迎えた際は、1,300名超が
操業に従事しており、山中に一つの街が形成されていた。
資源の枯渇の為、1971年に閉山、その後明星大学が宇宙線観測所として活用している。
シックナーですね。円形の構造物からその用途が想像出来ます。
直ぐ横にある階段の先には、サッカーのゴールポスト?!の様なものがありました。
グラウンドとして活用されていたのでしょうか。
本当はアチコチ探索したいですが、雨もメチャメチャ酷くなってきた為、退散。
大雨の所為か、一部道路も崩落していましたね。
一方で豪雨の影響で路線が崩壊し、そのまま廃線となった岩泉線。
終着だった岩泉駅はとても立派な、そして印象的な建物。
中には懐かしい、国鉄時代の標札等も残されていました。
ホームはすっかり草に覆われ、駅標も外され・・・寂しいですねぇ・・・。
崩落した岩泉線トンネルと橋梁。
本来ここには橋梁が繋がっていました。
何とも痛々しいものです。
山岳路線の岩泉線は、見事なアーチ橋が残されています。
その様相は、まるで北海道タウシュベツ橋梁や信越本線旧線 碓氷第三橋梁を思い出させますねぇ。
廃線となった後の路盤は、鉄路は剥がされすっかり草が生えていますが、
そのバラスト(砂利)はしっかりしていましたね。
散々遊んで日も暮れて。
今日は盛岡市内にあるパーキングで一泊しましょう。
ビールと食料を買い込んで、赤バンの荷台に敷いた布団の上でのんびりひと時。
酒も食事も進みますな♪
明けた翌朝。
家出仕様の赤バンでは、夜もぐっすり寝る事が出来ましたねぇ・・・素晴らしい!実に快適♬
荷台も長さが僕の身長にぴったり合って、身体を真っ直ぐにする事が出来、違和感ゼロでした。
これなら全国津々浦々、何処でも出動出来ますな♪
盛岡市内ではちょいと岩手大学にも立ち寄って。
・・・とその前に、素敵なカフェを発見♪
イージーライダーのポスター、そしてハーレーのタンクがディスプレイされたそのお店は、
是非何時か呑みに行ってみたいものです。
目的の岩手大学は住宅街にありますが、その正門は堂々として重厚感溢れるもの。
珍しい事に、農学部獣医学科の動物病院が併設されていました。
へ~・・・。
今日は先ずは八幡平にある松尾鉱山を探検。
何回か訪問した事がありますが、今回はじっくり観察したいのだ。
雲上の楽園と言われた東洋一の硫黄の露天掘りのその鉱山、
そこかしこに往時の隆盛が感じられます。
<松尾鉱山>
1911年から本格的に開削された硫黄鉱山。一時は日本の生産量の30%を産出し
東洋一と言われた。
最盛期の1960年には14,000人弱が住んでおり、水洗トイレやセントラルヒーティングも備えられた
社宅や寮は当時の最新式であり、その隆盛から美空ひばりが岩手に来た際は、
盛岡よりも先にコンサートを開いたと言う、正に雲上の楽園であった。
石油精製時、脱硫工程で硫黄が副産物として取れるようになった事からコストが合わず、
1972年に閉山した。
今回は奥深く迄分け入っていきます。
赤バン、大活躍なのだ♪
正に木々を分け入って・・・どんどん行くぜ♪
抜けたその先は、露天掘りをしていた大露頭の跡。
すっかり草が生えていますが、今でもアーチ形状が良く解ります。
遥か下には今でも操業している中和施設。
24H稼働で年間5億超が掛かるとの事、環境負荷を考えると致し方ないでしょうね。
奥にはアパート群、手前には沈殿池。
しかし・・・赤バンで山奥に分け入っていくのは勇気が要りますな(爆)。
2WD・FR、当然LSDも無くしかも貨物の為、リヤにトラクションが非常に掛かり難い。
画像では大した事なく見える泥濘地、砂利道でも慎重に運転しないとスタックの危険ありです。
やっぱりジムニーが欲しいなぁ・・・探検には最適ですね。
退職後の楽しみでしょうか(笑)。
松尾鉱山を楽しんだ後は、秋田県日本海側の八郎潟、男鹿半島を探検なのだ。
八幡平アスピーテラインを快走して・・・って上りは全然走りませんが、
下りは軽い所為か、ドライビングも実に楽しい♪
途中、秋田内陸縦貫鉄道を探検。
上桧木内駅は、田んぼを見渡せる広々した場所にあります。
その田んぼでは、アート展が開催されていました。
案山子との見事なコラボですね♪
トコトコと車両が入ってきました。
色合いもとても雰囲気があって良いですね。
更に山を越えて八郎潟まで一気に快走。
北緯40度線も越えます。
八郎潟は言わずと知れた干拓地。
東西真っ直ぐに作られた計画道路は、先が見えないほどで、
まるで北海道のエサヌカ線や道々106号線の様でした。
大規模な稲作。すげぇ・・・見渡す限り田んぼですねぇ。
八郎潟を堪能した後は、秋田名物 大きな なまはげの像や、
男鹿半島先端にあるゴジラ岩をサササッと観光。
ゴジラ岩、正に火を噴いている感じで、自然の造形は本当に面白いものですね。
折角なので男鹿線の終着 男鹿駅も見てきました。
国鉄時代を感じさせる旧い車両、そしてカラーリングは何とも懐かしい。
しょうがない、もうそろそろ帰るか・・・とふらふら秋田市内を通っていると・・・
オープンの70スープラだ♪♪
トヨタカローラ秋田本店のショーウインドウに飾られたそれは初めて見るもので、
窓越しに食い入る様に見てしまいました(笑)。
定休日だった事が物凄く残念・・・何時か再訪して間近で拝見したいものです。
ここのショールームにはパブリカ、カローラもありました。
素晴らしいですねぇ・・・。
もう一つ、素晴らしいものに出会えました。
CNAアリーナ 秋田。
これ、実は県立の体育館なんですよね。
1994年に建築されたこの建物、設計は渡辺豊和さんで、日本のポストモダン建築の第一人者です。
他には龍神村民体育館で日本建築学会賞も受賞されており、その独特のデザインは、
個人的には大好きですね。
まるでちょんまげの様な頭頂部のデザイン、そして宇宙船が浮き出ている様な前面の造形。
何ともユニークですが、とても惹かれます。
しょうがない、いよいよ帰るか。
秋田自動車道にのり、南下開始。
案の定渋滞にはまり・・・(爆)。
夜も更けてきた23時過ぎにようやく自宅到着。
今回は2日間で1,660㌔弱を走りました。
赤バン、ふらり・家出旅にバッチリ♪という事が実感出来ましたねぇ。
荷台でも快適に寝れましたし、薄っぺらいビニールのシートも案外大丈夫でした(笑)。
しかし、山中の探検にはちょいと躊躇しますな。
2WD、FR、貨物はスタックのリスク極大・・・せめて4WDならば。
でも赤も超・お気に入りだし。
やはり赤GT-R、ZX-4、赤バン、そして(赤)ジムニーの4台体制がベストか?!
出来ればJA71 幌車/ハイルーフやJA12幌車やJA22で探検したい♪
・・・退職後ですな(爆)。