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2020年11月04日 イイね!

岩手県岩泉町の龍泉洞に行ってみた

岩手県岩泉町の龍泉洞に行ってみた
前回、かつて素敵だった海沿いの廃道を紹介しました。

その足で、岩手県岩泉町を目指します。
たろう観光ホテル。
三陸ジオパークとしても登録されている震災遺産です。
2011年3月11日当時まで営業していましたが、3F部分まで津波が押し寄せました。
震災以前より津波防災の町として、高さ10mの防潮堤を築いた田老町ですが、その防潮堤すら越えてきた津波の破壊力は恐ろしいものがあります。
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まだ新しい三陸北縦貫道路を利用し、岩泉町まで移動します。
この日は平日だったかな?
龍泉洞です。ハイドラの岩手県観光地としても登録されています。
龍河洞(高知県)、秋芳洞(山口県)と並ぶ日本三大鍾乳洞の1つで、古くから探検や探索を行っていますが、未だ全容は掴めていません。
北にしばらく行くと、安家洞という、総延長20kmの日本最長の天然洞窟があります。
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どうしても、皇太子(様)って呼びたくなる。
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中に入りました。
内部は終始洞窟内となりますが、有名観光地の為、安全なように作られています。
昭和初期頃から鍾乳洞探検が盛んになり、観光する為の階段等を整備していたそうです。
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一口飲むと3年寿命が延びるという言い伝えがあるらしい、長寿の泉。
「じゃあ100回飲めばいいじゃん」と小学生に言われそうだけど、どう返すのが正解なんだろうか。
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コウモリが5種類おり、ウサギコウモリという種がレアらしい。
1匹も居なかった(見てなかった)。
コウモリ自体は、よく廃隧道にいるしね…。
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岩の形が竜の頭に似ているらしい、龍の淵。
全然撮ってなかった。
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滝。
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めっちゃ流れてすごい音がしている。
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奥に進むと、龍泉洞のパンフレットに出てきそうな空間が出てきました。
地底湖の中にライトを沈め、照らしています。
この透き通った純水が、ドラゴンブルーと呼ばれているそうです。
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第一地底湖だそうです。
最初に探検の始まった場所のようです。
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こんな感じで第三地底湖まで繋がっています。
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第二地底湖が。
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さっきより3m深い。
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最後の地底湖。
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第三地底湖です。水深98mと、他と段違いです。
ここが観光コース最終地点となっています。
第八地底湖まである事が確認されています。
1968年の潜水調査時に事故があって以来、潜水調査は行っておりませんでしたが、2012年に再調査を開始する等しています。
ここで行き止まりとなり、そのまま入り口に戻るか、延長した別ルートを通るかを案内されます。
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別ルートは、階段で35m登る事になります。
三原峠というらしく、鍾乳洞の中で峠に来る事になるとは思いませんでした。
電光掲示板のLED?は、写真では上手く撮影出来ず、本来の数字とは異なるものだったと思います。
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峠の展望台から。
整備される前の苦労が伺い知れます。
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さて、出よう。
巻き立てのある現代的なトンネルが出てきました。
途中にワイン保管庫がありました。
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地上の人になりました。
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外では石を積むのが楽しめるらしい。
私が訪問した時は、1人もやってなかった。
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感想は、一度行ってみたらいいかな?という具合。
同じお土産でも、何故かここの価格より、近くの道の駅いわいずみの方が安く取り扱っている。
龍泉洞のチケットを買うと、科学館という施設にも入れるようでしたが、時間の都合で行きませんでした。
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これからまた、宮古市の方に戻って廃遊歩道に行かなくてはなりません。
ならないんだけどさぁ…。
見つけちゃったんだよね…、面白げな旧道を…。
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全面通行止めの先に見えるは、ロックシェッド。
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なかなかエモーショナル。
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電柱が立っています。
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そうはならんやろ(なってる)。
何が起きるとこうなるの?
何かに食われたの?
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柱が一本無い。
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いや、そうはならんやろ(なってる)。
邪魔だから端に寄せておいた感するが、当然ながら人間が持てる重さではない。
なんでここだけ、こんな朽ちてるの?
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なお、ロックシェッドの仕事はめちゃくちゃ丁寧。
現地合わせでぴったし埋まっています。
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実は岩泉町は本州で最も広い町(面積)で、この辺りでもグループホーム入居者9名が亡くなられる等の町全体の被害が出ていた記述がありました。
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ロックシェッドの先を少し探索します。
通常の旧道です。奥まで行く時間がないので…。
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今は立派なバイパスの橋が架かっている為、この道を通れないと不便…という方は、ここに土地を所有している方かと思います。
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この断崖絶壁。
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戻ってきました。
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なんだか、エモーショナルな撮影を独占出来そうな気配でした。
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こんな車庫が欲しい。
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やばい、時間がない。
早く宮古市に戻らないと…。
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引き上げ時、藪の中に碑を見つけた。
「?内の碑」、漢字が読めない。
フリガナが振ってあったが「○○ナイ」までしか読めなかった。
何か下部にも刻まれているようだったが、詳細は不明のまま。
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その碑のすぐ近くに何か建物もあった。
農耕地が近いので、作業小屋とかかも知れないが…。
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ちなみにここをストリートビューで見ると、Googleカーが警察に停められている姿が見られる。
経過を見ると、現道の対向からパトカーが来ている。
旧道へ右折したGoogleカーを不審に思って追跡してきたようだ。
確かに、こんなところに用事あるのは地元の人くらいだろうからね…。
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Posted at 2021/06/14 19:03:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 景勝地 | 日記
2020年09月23日 イイね!

新潟県の廃スポット短編集(赤谷の駅、角神隧道、旧国道49号線区間、柴崎橋)

新潟県の廃スポット短編集(赤谷の駅、角神隧道、旧国道49号線区間、柴崎橋)
前回、持倉鉱山跡を見に行きました。

今回、ブログにするには短い新潟県の廃スポットを載せていきます。
以前はフォトギャラリーに上げていたのですが、86に紐づいてしまうので、ブログとして記載します。

内の倉ダムの近く、新潟県道14号線は旧赤谷(あかたに)線を辿っており、付近は旧線の遺物がぼちぼち残っています。
ふと、謎の施設があり、86を停めてみました。
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スポット①赤谷の駅
とはいっても、本物の赤谷駅跡はもっと先にあります(そして痕跡は殆ど無い)。
赤谷駅と隣接していたのは、新山内駅と東赤谷駅ですので、観光的な気分を演出する為の私設看板ですね。
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大抵、どこどこの払い下げ車両だとかの特定がありますが、ここはあまり触れている方がおらず、不明です。
赤谷線の車両…というケースは無いような気がしますが…。
元々は赤谷山荘という宿泊施設の一部なのだと思います。
塗装された動物は、左から鳥2羽、猫、犬、犬、犬、猿、キジ。最後は桃太郎を意識しているチョイスですね。
ファミリーで楽しむための施設だったのでしょう。
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過去にあったパターンでは、福島県のとさくだえき長野県のとんねるの里が廃車両を飲食店として利用するというものがありました。この車両の中で調理が出来たわけではないでしょうが、中に入られるようにはなっていたのでしょう。
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震災前からこのような状態だったようです。
県道沿いで目立つので、国道6号線沿いに放置されているSLくらい気の毒です。
「静態保存」って、かつて17年間模型として飾られていたNSXのような感じで、動かさないで放置しているだけですしね…。
屋外にあれば、なおさらです。
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スポット②角神隧道
阿賀町内を走る国道459号線沿いにある隧道です。
入ってみたかったのですが、角度と轍がちょっと…。
バックで入れば行けたかもしれません(笑)
※2018年8月撮影
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グランド入口らしいが、この周辺にグランド(グラウンド)と呼べるような施設は無い。
近くに在るのは、新潟昭和株式会社の広大な敷地と鹿瀬ダムくらい。
角神旅行村というのは、角神湖畔青少年旅行村を指していると思う。
ここはテントサイトもあるし、コテージもある。昨今のアウトドアブームにはぴったし。
青少年とあるが、年齢制限はない。
※2018年8月撮影
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スコップが欲しい。
(当時は用意していなかった)
※2018年8月撮影
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※2018年8月撮影
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狭い。
※2018年8月撮影
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正面から。
上に標識が付いています。
※2018年8月撮影
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左から、高さ1.8m制限、時速10km制限、一時停止。
幅は2mくらい。竣工年は分かりませんが、抜けた先の鹿瀬ダムが1928年(昭和3年)なので、それに近いと思います。
10km/hって…。
※2018年8月撮影
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350mくらいあるようだ。
いつでも入られるし、今日はいっかー。
と、スルーして2年後に来たら封鎖されていました。
なんかキレイになってます、轍が。
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この時、国道459号線は半年に渡る文月トンネル拡張工事で通行止めとなっていたので、バスの時刻表が取り外されています。
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なぜ、今更封鎖してしまったんでしょう。
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中はひたすら直線で、抜けると角神雪椿園の近くに出ますが、そこにいたるまでの橋が通行止めとなっており、基本的に角神隧道を通る意味はありません。
もう封鎖されてしまったので、通れません。
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スポット③国道49号線 楊川改良区間
画像右上の辺り、阿賀町津川付近~楊川ダム付近を通る国道49号線は、2013年に廃道となりました。
49号線上にある本尊岩トンネル付近の落盤の恐れ、阿賀野川の氾濫の影響を強く受ける懸念などから、楊川バイパス計画が持ち上がり、35年の歳月をかけて黒岩トンネル、赤岩トンネル等を整備しました。
今は直線的な線形となり、快適で安全に通行出来ます。
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棄てられた区間は、丈夫なフェンスが張ってあり、ガードレール外にまで伸ばして強い意志を感じます。
といっても、JR磐越西線は、今も旧国道49号線沿いを走っていますので、電車に乗ると大部分を車内から見る事が出来ます。
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国道沿いに住んでいた住民は、西に向かうには一旦東に戻ってから南下して、西に向かう事になります。
騒がしかった国道は行き止まりとなり、誰も来ない場所となっています。
といいつつ、行き止まり直前で片側交通で誘導員が配置され、男女1組もここに来ていた。
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ここからは、昭和橋の主塔が見えます。
1929年(昭和4年)~1960年(昭和35年)、昭和電工鹿瀬工場の採掘に伴う従業員用の橋だったそうです。
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こちら側には、主塔は残っていません。
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よく見ると、主塔の残骸が沈んでいるように見えます。
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対岸は道が整備されているように見えるので、立入禁止でなければ近づく事が出来そうです。
(どこから行けるんだろう)
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在りし日の昭和橋。
※国土地理院地図 昭和51年9月17日撮影 
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電池が無いので、ここらへんで…。
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出来れば本尊岩トンネルくらいまで歩いてみたいですが、フェンスも意思を感じて手ごわいし、時間的な都合もあって次回に。
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 スポット④旧柴崎橋
既に17時過ぎ。
上野尻ダムが見えるが、もうダムカードはもらえない時間帯。
現在、福島県道338号線はダムの天端を通って阿賀川(新潟の阿賀野川が、福島に入ると呼称が変化)を跨いでいますが、かつての交通を支えた橋が残っています。
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見えた。
既に、かなり暗い。
あいつはLEDがピカピカしてハデだが、ここまで来たからには仕方ない。
電池も無いが、行くとするか。
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旧柴崎橋。
1938年(昭和11年)竣工、1959年(昭和34年)ダム完成に伴い供用廃止。
ダムが完成した際に廃止されましたが、撤去費用を捻出出来ずに渡れない措置をとり、50年以上このままとなっています。
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ほぼ陽が落ちていた事や、操作位置の関係で、現地では橋のカタチが殆ど分かりませんでした。
持ち帰ってみると、キレイだなぁ。
下路式プラットトラス橋。
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松の木が生えている。
小さいのしか渡りたくない。見るだけで良いです。
ほぼ真っ暗だったが、なんとかセーフ。ISO400 F2.8 SS1/15の撮って出しでもキレイ。
長かった新潟編も終わりです。
最後は福島県西会津ですが…。
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Posted at 2021/04/09 21:39:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | 景勝地 | 趣味
2020年07月19日 イイね!

某所の洗い越しに行ってみた

某所の洗い越しに行ってみた
Twitterにて、地元の86仲間のYOUさんより「面白い場所がある」という連絡を受けました。

その場所は初めて聞く場所ですが…、お、これは面白そうだ…。
という事で行って参りました。

北関東の山奥の集落奥。
田んぼの真ん中にある、にかほ市の象潟を彷彿とさせる島がありました。
何かを祀っているようです。
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集落から農道まで、1車線をひたすら走ります。
たまたま対向車が来なくてタスカッター。
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見えてきたのは…
洗い越し。
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86で行けるものなのか。まずは現場調査です。
1車線とはいえ、道幅は2mほどあり、道の状態は全体的に良さそうです。
D750は…現地で電池切れだった事が判明したので…今回はスマホです💦
SDカードは確認したんですが。
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カーブ部分のアウト側は水留めの為に、大きなバンクとなっています。
イン側は路肩の一部が斜めに落ち込んでおり、道幅を把握しにくくしています。
また、カーブ手前は一部隆起した箇所があり、注意が必要です。
これは視点の低い乗用車での話であり、視点の高いタイプの軽自動車なら、道幅の把握も容易なので、特に問題なく突っ込めるでしょう。
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水留めバンクに沿って流れた水は、中途で分岐します。
片方は田んぼ方向へ。
片方は川へ戻されます。
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洗い越し自身も一部欠け、または隙間があり、何も考えずに入るのは危険です。
二車線分あるのは、前後に退避所がない事も関係しているのかな。
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迷ったけど……現場調査の結果、行けるハズなので行ってみましょう。
ほら、86の視点だと結構怖くない?ミラーの位置にあるドラレコでこれだし…。
壁があるならまだしも、足元だけだから参っちゃう。
夜は絶対通りたくありません(^-^;
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渡りました。
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よく分からないが、この洗い越しには…
カボチャがいくつも落っこちていた。
よく、川で冷やすスイカのような……光景でした。
ただ、これは疵物なので、雨等によって流されてきたものと思います。
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切り返して向きを変えます。
対岸を歩いて見てみましたが…
結構な道だったので、洗い越しの中で反転しました😅
こっちから来て正解だったようだ。
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片側に寄せておけば通行の邪魔にはなりません。
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せっかくなので、冷やしドテカボチャも仲間に呼びましょう。
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この道は集落の奥にあり、意外と交通量がありました。
1時間半居て、農家の軽トラ2台、バイク2台、歩行者(釣り師)1名でした。
ここによく来るというサイドカーにワンちゃんを載せたライダーのおじさまが、この場所について教えてくれました。
ここは水量が少ない又は全くない事も多く、今日の水量はかなり多めだとの事です。
最近続く雨の影響があるのは間違いないでしょう。
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私は洗い越しマニアではありませんが…
以前触れた洗い越しの記事と比較すると小規模ですが、十分楽しめます。
奥は浅いようでしたが、雨のせいか、やや濁っていました。
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絵に描いたような田舎の86。
静かに楽しめて、満足です。
※カボチャは、元の場所に戻しました。
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Posted at 2020/07/20 22:50:46 | コメント(5) | トラックバック(0) | 景勝地 | 趣味
2019年11月05日 イイね!

宮城県仙台市の大倉ダムは、日本に2基しかないマルチプルアーチダム

宮城県仙台市の大倉ダムは、日本に2基しかないマルチプルアーチダム
前回、北上市でいつもの水力発電所跡を1日かけて堪能しました。

その後、仙台市内へ向かいました。
東北道で、インパクトブルー所属のStar Lineさんとハイタッチしました。
ハイタッチ後、事故による通行止めの案内が実施されており、築館ICで強制的に降りる事になりました。
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後から知りましたが、18時前に起こった交通事故のようです。
最大50kmの渋滞になり、0時を過ぎても事故処理が終わらなかったとの事。
ガス欠で路肩にハザードを点けて停車した車から、70代の夫婦が助けを求めて高速道路上に飛び出してきた為に、次々と後続車両に轢かれるという痛ましい事故だったといいます。
高齢化社会の中では、逆走も含めてこうした思いもよらない行動に遭遇する事例の一つでもあるかも知れません。
現場は凄惨を極めていたとの事で、もう30分早かったら遭遇していた事を思うと、山屋さんと長く話し込んだのが良かったようです?
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強制的に一般道に降りましたが、仙台以北から東京方面に向かう全ての車両がここで降ろされている事もあり、大渋滞となりました。
私は3日間高速道路乗り降りし放題のプランを利用しているので、使ってこそ意味がある?
次の古川ICで乗り直し、プランを最大限利用しました(^-^;
仙台港北ICに近いスマイルホテルに泊まりました。値段がめちゃ安いので不安でしたが、良いところでした。
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ここから本題、大倉ダムへ向かいます。
仙台の東から仙台駅前を突っ切って西に向かいます。
命名権の関係で、本名は仙台環境開発大倉ダムですが、長いので…ここでは大倉ダムとします。
土日祝は右に入れない事になっていますが、今日は平日ですので右に曲がりましょう。
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まずは、アーチダムの上を弓なりに走ります。
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渡りきると、退避所があり、またアーチが始まります。
ダムの天端を走り続ける事になります。
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なお、ここは交互通行です。やや高い壁があるので、86のような車は相手から認識されにくそうです。
私は自転車載せてるから平気ですけど😁
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どういう事かというと…
渡り切ったところに、親切な看板があります。
このようにアーチが2つあるというのが大倉ダム最大の特徴です。
普通、アーチ式ダムというと黒四ダム(黒部ダム)のように、弓なりに作られたダムを指します。
大倉ダムはそれが2つ繋がっているマルチプルアーチ式(多連式アーチダム)という事になります。
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このマルチプルアーチという形は、以前紹介したバットレス式ダムよりもさらに珍しく、日本に現存するのは2基しかありません。
香川県の豊稔池(ほうねんいけ)ダム(1930年竣工)と、ここ宮城県の大倉ダム(1962年竣工)のみとなっています。
大正時代に着工された豊稔池ダムは5連式の石積アーチとなっており、国の重要文化財に指定されています。香川県に行く事があれば是非行ってみたいですね。
大倉ダムは2連のコンクリート造で、アーチダムが2つかかっているような形をしています。
とはいえ、5連式も2連式も、石積もコンクリートも日本唯一となりますので、どちらも大変貴重な形をしたダムです。

※画像は名所旧所案内様による豊稔池ダム
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マルチプルアーチ式を採用した理由としては、バットレス式ダムと同じく、工費の節約と言われています。
前述の豊稔池ダムは灌漑(農業)用として作られました。国の施策による多目的ダムや、豊富な資金力のある電力会社の発電用ダムと違い、灌漑用ダムの場合は地元が工費を負担するケースが多かったようです。
特に戦前はセメントの価格が高く、いかに少なくしてダムを造るかが工費を節約する要でした。
その為、重力式ダムに比べて2割~5割の経費削減が見込める方法が、このマルチプルアーチ式だったといいます。
豊稔池ダムは地元の大きな期待を背負っており、15万人を投入、わずか4年作られました。しかし、複雑な形が作業効率を落とし、結果として期待に沿うような能率的な成果を上げる事が出来ず、以後採用されませんでした。
その後、建設費の兼ね合いと地質の良さから2連のアーチの大倉ダムが出来るまで、マルチプルアーチ式ダムは豊稔池ダムだけでした。

文字だらけで申し訳ございません。86を適当に捨てます。
この奥は、大倉小学校や郵便局等があります。
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チラ見する大倉ダム。
ここから2連のアーチが見えるが、こうして平面で見るとあまり実感が湧きません。
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ダム手前のロックシェッド横に据えられた大倉ダム記念碑。歩きでなければ気付きにくい。
記念碑にはアーチ式コンクリートダムである旨だけが記載されています。
用途として、灌漑・上水道・発電の多目的ダムである旨が記されていました。
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86で渡ってきた天端ではありますが、徒歩で横断を試みます。
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中央を目指しましょう。
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紅葉がまだ美しかったです。
目下に見えるのは、大倉川という川です。
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中央の待避所に到着です。
ここには駐車をするなという旨が書いてありますが、何台かはとっかえひっかえ駐車しておりました。
今日のような平日は問題ないが、夏休み等の長期休暇期間に待避所が使えない事は、あまり考えたくない。
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駐車するな、と書いておきながら駐車しなければ読めないような案内があるのも誤解を招く一つかもしれない。ベンチもあるし。
私のように、遠くに車を棄ててから歩いてくる人間は多くないと思う。
この案内も、大倉ダムがマルチプルアーチ式である事は一切触れておらず、それ故に何故この形を採用したかも触れていない。
日本で唯一の2連アーチだとか、日本で2基しかないマルチプルアーチだとか、もっと主張すれば良いのではないかと思う。
この待避所が混むんじゃ困るけどさ。豊稔池ダムは結構PRしてるみたいだよ。
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では、渡り切りましょう。
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やや斜め前から。
なかなか全体を捉えるのが難しいです。
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大倉湖。
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大倉大橋。
名前はすごそうだけど、一車線しかない上にバスが通る。
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大倉ダム事務所。
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少しダムから離れると、大倉ダム下公園という広場に行けます。
名前の通り、大倉ダムの真正面にあり、あおった光景でダム全体を見る事が出来ます。
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仕方ない。ここで2号機、初フライトにします。
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当時、Phantom3 Advanceから変わって、かなりビビリながらの飛行。
マルチプルアーチの形が良く分かります。
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初フライトの為、なんだかロクな写真がありません。
もっと全景を捉えろって感じですが…。今は慣れました。
是非、宮城県に来たら大倉ダムに寄ってみて下さいね。見たら自慢出来ますよ。
さて、次は山形県です。

       :ツウになる!ダムの教本
       :一般社団法人日本ダム協会
       :Wikipedia
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Posted at 2020/02/19 00:32:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | 景勝地 | 日記
2019年09月14日 イイね!

新潟県佐渡市の二ツ岩大明神には鳥居がたくさんある

新潟県佐渡市の二ツ岩大明神には鳥居がたくさんある
訳あって1年以上間が空いてしまいましたが、佐渡島の続きです。

9月14日、この日に3日間滞在した佐渡を離れる事になります。
朝、旅館を出発し、二ツ岩大明神という神社に行ってみましょう。
事前に調べたところ、道がイマイチな感じ?のようなので、例によって86を捨てて歩きます。
なんかよさげな場所があったので、借りてしまった…。
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二ツ岩大明神です。
道は普通の1.5車線という感じでしたが、ここにある駐車場は段差が激しく、ローダウン車はきついです。レンタカーなら楽勝ですね。
団三郎狸という、化け狸業界では高名な狸に所縁があり、ジブリの平成狸合戦ぽんぽこにも伝説級の狸という事で名前が出ているという事です。
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明治十七年の記載があります。
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入るとさっそく、鳥居がたくさん並んでいます。
木製の鳥居は、鳥居を作って願ったら人生成功した者を倣って作られた…らしい。
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かなり前のものが多いが、意外と新しく、ここ数年で作られたものもあった。
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雰囲気は悪くない。
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千本鳥居のような美しさとは、また違った具合です。
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しばらくすると、赤い鳥居が復活します。
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賽銭箱。
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本堂。不穏な空気(^-^;
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足場を組みっぱなし?
屋根は潰れています。
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お邪魔します。
中はたくさんの折り鶴が仕舞ってありました。
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太鼓。
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なんかグラデーションきれい。
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小さい鳥居、太鼓、時の止まった時計等。
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何故か外とつながっており、ここからスズメバチが入ってきていました。
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外も回り込めますが、行き止まりとなっているだけで目新しいものはありませんでした。
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動かないのは寂しいなぁ。
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立派な扁額。
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そろそろお暇します。
佐渡島のブログは以上となりますが、まだ新潟に戻って続きがありますm(__)m
Posted at 2020/12/19 17:11:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 景勝地 | 趣味

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「[整備] #NSX トランクダンパーがぶっ壊れたので変えた https://minkara.carview.co.jp/userid/1644328/car/3056235/8313374/note.aspx
何シテル?   07/27 22:33
青い86/NSX/S2000と言えばこのヒト…というのを目標に、ブルーの86/NSX/S20000で楽しんでいければと思っています。 無言フォロー歓迎です...

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