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2019年05月27日 イイね!

続:群馬県嬬恋村の小串鉱山跡は別世界

続:群馬県嬬恋村の小串鉱山跡は別世界
もうクレスタは出ませんので、タイトルからは消しました(笑)
最初に投稿しようとした時の仮タイトルで😉

さて、突然出てきたこのキレイな建物は、小串鉱山の歴史を残すための施設でした。
御地蔵堂と呼ばれています。
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水がないのは寂しいよ。
奥のきれいなテーブルテラスが、少しシュール。
後ろに慰霊碑がありますが、写真はありません。
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こちらは山神社の扁額がある建物。
自由に中に入れるらしかったが、当時はカギがかかっているという先入観があり…。
1998年頃に作られたみたいですが、とてもキレイです。
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この施設自体は、山神社ではないようです。
実際の山神社は1929年(昭和4年)にこの付近に建立されたものの、先の土砂崩れによって廃社。
1937年(昭和12年)に移転。毎年7月15日に開催される山神社祭は、盛大に行われたのだという。閉山後に解体。祠があるという。
場所は、2コマ?くらい後に出てくる石碑に場所が記してあります。
今回の探索の範囲外ですね。
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冒頭でも紹介した、昭和12年に発生した土砂崩れのモニュメントです。
無数の名前が刻まれていますが、寄付された方の一覧です。
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この石碑は、とてもありがたかった。
自分の行った場所がどこでどこだか、すぐにわかる。
ここが、土砂崩れ現場のすぐ近くだという事も。
先ほど出てきた「山神社」は、四区・学校付近にありました。
ちなみに、上のほうにある「至嬬恋村(徒歩道路)」は既に自然に帰っているようです。トレースするには、常に藪に突っ込みながら野営装備を持って1日以上かける必要があるでしょう。
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小串鉱山の概要がある。とてもありがたい。
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1998年に改築した旨が記載されています。
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石碑を見たら、変電所というのが近いらしかったので行ってみた。
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お決まりの碍子。
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変電施設らしいマシン。
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なんか長い棒がある。
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我らが茨城の雄、日立製作所の刻印の入ったもの。
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追加メーター(違
しかし、この閉ざされた山奥で電気が使えるのはすごい。
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じゃ、帰ります。
この近くに本坑があるようですが…結構奥深そうだったのでやめちゃいました。
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根性と力をもらった。
「ご苦労さま お帰りは安全運転で 万座線県道迄8km」
優しい言葉で、普通に運転して来られるような感じに書いてあるが…。
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 ハァハァ、ジロー坂を登って結構戻ってきました。
分かっていた事ですが、砂山遊びした後にずっと登りは結構疲れますね😅
途中で何回休憩したか(^-^; でも自転車があれば楽かというと、私はちょっと嫌だなぁ…。
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戻ると、かっこいいロードスターの方が、例の看板の前で撮影されていました。
よくよく見ると、こんなところに茨城のナンバー…
前に笠松運動公園近くで、信号待ちで並んでハイタッチした事のあるiken@sさんでした。
平日のこんな場所で、同郷でハイタッチした事ある方とお会いするとはどんな偶然か(^-^;
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先方も私の事を覚えてくださっていました。ニセナンバーですみません。
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午後3時頃だったと思います。
他に居たのはエブリィワゴン1台だけ。
iken@sさんは一般道で、私は高速道路で帰宅しました。
ここから一般道ってかなりあります。私はへたれなので、平日なのに高速乗ってしまいました(^-^;
どうもお疲れ様でした(^_^)
今回未探索のエリアは、またどこかで行きたいなぁ。
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Posted at 2019/10/13 01:59:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2019年05月27日 イイね!

群馬県嬬恋村の小串鉱山跡にクレスタぁぁあああぁぁ~っ!!

群馬県嬬恋村の小串鉱山跡にクレスタぁぁあああぁぁ~っ!!
前回、シビックのいたトンネルを探索してからインパクトブルーの放課後に参加しました。

夜の内に万座峠に向かい、万座高原ホテル様に泊まりました。
既に22時を過ぎていたと思いますが、日曜日にも関わらず大勢の方の車があり、停められないかと思いました。
駐車場がこんな感じの景色なので、既に別世界に来ている感がします。
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この万座高原ホテルは、朝食もおいしく、リーズナブルで良いホテルです。
他と変わったところとして、温泉は露天風呂が混浴であるという点が挙げられます。
夜は疲れすぎて意識を失っていたので、朝に入りましたが結構人がいます。
とはいっても、男性はタオルを腰に、女性の方はタオルで隠すか湯浴み着を着る事になっています。私はメガネを取ると何も見えませんが😖
温泉は7種類程ありますが、温度がマチマチで1~2種類のところに集中しているような具合でした😅

ホテルレビューはこのくらいにして、万座道路から毛無峠に向かいます。
あの時のR34GT-Rの青年は元気だろうか。
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1.5車線の群馬・長野県道112号線(大前須坂線)を南下します。
今回は6月前という事で、雪がありませんでした。
道中の写真が無く、いきなり到着した写真です。
車よりも、自転車やバイク愛好家の方が来られる事が多いかな。
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今はこの辺りです。
ここから群馬・長野県道112号線は通行止め区間に入ります。
なお、毛無峠は長野側と呼ばれる北側です。群馬側(南側)からはすぐに通行止めとなり、森の中で行き止まりです。
※国土地理院地図
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毛無峠の駐車場(とは一切書いていないが)からは、かつての索道の跡が見える。
小串鉱山跡の著名な遺構の一つ。
ここで簡単に小串鉱山について解説します。
・1929年(昭和4年)に北海道硫黄株式会社が本格的に硫黄採掘に着手。学校や居住区等を構える。
・1937円(昭和12年)に鉱山付近で大規模な土砂崩れが起き、居住区を直撃し240名が死亡。うち18歳以下が3割以上で、小学校の児童が半分になる痛ましい災害が起こる。
・以降、日本を代表する硫黄鉱山の一つとして、国内硫黄需要の1割を生産。1965年(昭和40年)には1,300人が住まい、最盛期は2,000人を超える人々が暮らしていた。
なお、東洋一と呼ばれた松尾鉱山は、国内需要の3割を生産していた。
・1971年(昭和46年)、石油精製の過程で硫黄が作られる技術の確立により価値が激減。他の硫黄鉱山と同じく、閉山。
       :山地防災研究所 様
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これも有名な、ここから群馬県の看板。
まるで群馬県が砂と緑に囲まれた県であるかのように見える為、グンマー等と揶揄される場合に使われます。
このチェーン、簡単に外れるようでこの先で写真を撮っている方も見かけた事があります。この前に愛車を停めて撮影するのが鉄板ですが、轍が激しく断念。英断だったと思う(笑)もうさ、リアバンパー廃盤だし、これ以上壊したくないんだよ((+_+))
この先、一時期は観光にも使われていたらしいと聞いた事がある。
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さて、出発です。
写真にはありませんが、最初のカーブでオフロード車も通れなさそうな溝が出来ています。
鉄板でも敷けば通れそうです。
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ひたすら歩きます。
体力の無い私には辛いですが、普通のハイキング程度のコースではあります。
私はハイキングすらついていけないようです。絶望しました。こういうのが好きなのに、最近の悩みです。
帰ってから知りましたが、別ルートもあるらしい。
雪があり、冷たい水が流れています。
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九十九折がたくさん見えます。ジロー坂と呼ばれる場所です。
一応、ここも県道112号線です。
硫黄煙害により、背の高い草木に乏しく、晴れてると辛いです。
※元から1,600mの高さに加え、厳しい寒さで育たないという説もあり。
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洗い越し対策だったと思しき箇所。
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小串鉱山の事務所跡。
安全運転・最徐行とあります。
ビニールの下には「安全運転でお帰りを。再来をお待ちしてます。」と書いてあるように見える。
サイトを拝見すると、特別な事をせずにここまで来られたようだった。これも観光案内だし。
ここまで退避所が1つも無かったが、そこは万世大路(に行くまでのスキー場整備道)と同じく「出会ってから考える」んだろうな…。
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今ここら辺だと思う。
この先、明らかに地形が変わる事が分かる。
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この辺りから、坂がきつくなってくる。
特にこの先は、半端ない角度。
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地面にも、硫黄っぽいのが。
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歩いて1時間。
いきなり一面がこんな感じになります。
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白根火山研究会は、ネット上では活動を確認出来なかった。
糞尿や生ごみを置いていけという、一風変わったお願いが書いてある。
そのくらいここの環境が厳しい。
糞尿もゴミも役立つと表現したい言い回しが、時代を感じさせる。
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どこまでが植生の結果なのかは分かりませんが、あまり上手く行っていない残骸が目立つ。他の木が植生の結果なら、成功なのかも。
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植生試験場を抜けると、本格的に小串鉱山跡が見えます。
右側には鉱山坑跡が見えます。
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恐らくここに来た方の多くが、この坑口は入れるのか?という事が気になるはず。
本当に坑口までたどり着くには、ちょっと頑張らないといけないと思います。
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当たり前か。塞がっています。
この先、似たような坑口が多数ありますが、当然封鎖してあります。
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先を急ぎます。
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見ての通り、一面オレンジ色。全体的に激しい高低差があります。
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おあつらえ向きにショートカット出来るトンネルがあるので、くぐります。
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何の生き物も居ません。涼しいので快適です。
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出た瞬間、目の前に壁があるのでちょっとアスレチックです。
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デカい壁のある裏に、このトンネルが隠れています。
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まるで砂丘のような、足が埋まる砂山が延々と続きます。
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手前に橋かな?
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いたいた。
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ほら、一応みんなのカーライフだからさ、車。
トヨタ・クレスタ。2代目と思われます。
生産期間1984年~1988年です。
閉山後なのは間違いありません。
ナンバー無し。
この付近、昔は道だったので、道端に棄てられたのかも知れません。
へこみは豪雪によるものと思いますが、上から転がってきた説もあるようです。確かにあり得るかも。
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潰れたクレスタと言えばGTOです。こちらは5代目ですね。
割と潰れ方が似ている。鬼塚が降ってきたのかも知れない。
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木陰で休んでいます。
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ODOメーター見てなかった。
他サイト様で見ると99,000キロだそうです。もうすぐ100,000キロだったのに残念。
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今回の目的は、とりあえず達成です。
いつからいるのか調べてみたところ、2003年頃が最古の目撃記録でした。
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ばいばい。
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上空写真にも写っています。
※国土地理院地図
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1976年頃の上空写真と比較すると、だいたいこの辺りになります。
昔、労働組合事務所があった付近です。
南にある寄り添った大きめの建物は小中学校です。今はありません。
※国土地理院地図
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少しだけ離れた場所に
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インパクトブルーの仲間がいた。
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一応みんカラだから…。
恐らく、いすゞエルフ2代目エルフ250と思われます。
1968年~1975年製造です。
こいつはいつからいるんだろう。
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閉山当時には生産されていたので、当時からいるのかな。
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ここら辺まで来ると、遺構が多くなってくる。
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これだけ果てしなく砂を見てると、ちょっと嫌になってくる。
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書きたい事はたくさんあるのですが…。
文字数制限にも引っかかるので。
ここは東北硫黄湿式精錬所№3跡。
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選鉱所跡。
当然閉塞してます。
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選鉱所跡。何をどう使ってたかは、正直よく分かりません😖
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よく建ってるなぁ。
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やたらきれい。
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少し小高いので、眺めが良い。
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広角レンズって難しい。
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水平が分からなくなりそうだけど、ここからの景色好き。
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これも閉塞しています。
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まだ見て回りたいけど、水も無くなったし暑いし帰り坂道だし、帰ろうっと。
赤〇が現在地、青〇が植生試験の場所です。
今回は中央から東がメインで、西は未探索です。また次回ですね。
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こういうの登って帰るのは、体力があるうちじゃないと死んじゃうんだ(*^◯^*)
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遠回りするよりも、登るのが近道なんだ(*^◯^*)
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植生試験付近まで戻ってきましたハァハァ。
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落ちていたレンガに刻印。
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植生試験場を通って帰る時に気付いた。
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これ、橋じゃん。すげー。渡らないけど…。
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あれ、帰り道のつもりが、知らない場所に出た。
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ここで、文字数制限に引っかかったので後半に続きます。
もうすぐ終わるけど(笑)

下記クリックで移動。
Posted at 2019/10/09 00:05:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2019年05月26日 イイね!

シビックが放置されていた群馬県みなかみ町の洞元トンネル

シビックが放置されていた群馬県みなかみ町の洞元トンネル
5月26日、インパクトブルーの第33回群馬ツーリングが開催されました。
ちなみにブログは書いていない上に、10月現在で第35回が終わっています…(^-^;;;;;

撮影:いけ@BRZさん
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かーなーり!走るツーリングでした😉
解散地は水上高原ホテル200。
ここのすぐ近くに、シビックの廃車があるという洞元トンネルという廃トンネルがありますので、訪ねてみましょう。
本当は上越線の旧湯檜曽駅、土合駅といった辺りも見てみたかったです。
ですが、探索後にインパクトブルーの放課後活動にも参加するので(^-^; ほどほどに済ませます。

場所は、須田貝ダムのすぐ近くです。十字の場所が現在地。
みなかみスキーリゾートが、今回のランチで伺った水上高原ホテル200のある場所です。
めちゃ近い(笑)
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Goo地図では、旧道になっているとはいえトンネルが記載されています。
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とりあえず、車を置ける最寄りの場所に到着。
車では行けないと思いますので、とりあえず86は適当に置きます。
今回の出番はここだけです😅
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元々は群馬県道63号線水上片品線の旧道という事です。
退避所があります。
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1.5車線といった感じですが、さほど荒れてもいません。
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直前の写真が無かったので、唐突ですが…
山に相対する線形になり、洞元トンネルが登場です。
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元々は電気が通っていたようです。
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さて、このトンネルの中にシビックがいるらしい。
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四輪車の前に、まずは一輪車(笑)いわゆるネコ🐈。
そして二輪車である自転車も放置されています。
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サーフボード?やらドラム缶やら、雑多に置かれています。
倉庫のように使われていた事もあるのでしょう。
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奥に進むと、素掘りになってきます。
ここまでは、天井はコンクリートで固めてありました。
しかし、キッチンまで置いてあると…倉庫というよりはただの不法投棄なのか。
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電灯だ。点くわけないですが。
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素掘りになった途端、ぼろぼろと。
狭く見えますが、道幅は変わっていません。
どこ?シビックどこ?
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素掘り区間は快適なのか、コウモリがたくさんいます。
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少し崩れている区間がありました。
この先から、素掘り区間は終わってコンリート吹き付けが再開します。
というか、とっくにシビックが出てきていいはずなのに…?
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また素掘りに戻ったり。
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何となく魅かれる崩れ方。
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コルゲート巻きになってきた。
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壁が抜けた。
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洞元トンネルも抜けた。
シビックに気付かなかった…?なんてありえるのだろうか。
ちょっと前に進みます。
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ちょっと離れてみる。
こちら側は、舗装路がよく分からない。
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トンネルの横には、申し分程度の滝。現役時代も見えたのかな。
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土被りを乗り越えると、舗装路が復活。
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でも、見えなくなった。
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何かある。
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水位の警告。
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橋を越えよう。
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鳥居のようなものと、石の祠が祀ってある。
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水に関連する神様を祀ってあるようだった。
ここから先も旧道区間となりますが、目的は通り抜けではなくシビックなので戻ります。
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戻ってきた。
見落としはありえないと思うけど、帰りもシビックを探そう。
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地圧のすごさ。
じゃらじゃら小銭が出てきているイメージ。
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結構戻ってきた。
シビックはいない。
ここら辺にいたようなんだがなぁ。
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2010年には、下記のようなワンダーシビック?が置いてあったようなのに…。
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ふと地面に目をやると、なんか落ちている。

これは…ホンダのマーク。
つまり、シビックの物と思われるホイールキャップ!
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ここから分かる事は、シビックは誰かが乗っていった片付けられてしまったという事。
何故、2010年時点で長らく廃トンネルに放置されていたであろうシビックを撤去したのかは不明ですが。
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戻ってきました。
シビックがいた形跡が見られて良かった。
この看板は、ワンマンバス通行に関する注意書きが書かれていたらしい。
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トンネルの外に出てから、ふと山の方を見てみると…
何かいる。
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私は当時知りませんでしたが、スバルのレックスという車種でした。
1970年代から90年代前半までスバルの軽自動車を代表するポジションにいたようです。
横転したか、上から押し潰されたかというくらいの潰れ方です。
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恐らく2代目と思われます。詳しい方、教えて下さいm(__)m
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まるで巨人の手で圧し潰されたような具合になっているのは、ここ片品村付近が関東では唯一の特別豪雪地帯として指定されており、雪による重みによるものと思われます。
丸沼ダムの記事でも書いたかな?
この後、インパクトブルーの放課後活動に参加した後、万座高原まで走りました。
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Posted at 2019/10/03 10:53:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2019年04月29日 イイね!

静岡県浜松市の大嵐(おおぞれ)駅のトンネルを抜けた先は

静岡県浜松市の大嵐(おおぞれ)駅のトンネルを抜けた先は
最近、書く事をサボっていました😓
今更4月の話ですが…。最近、遠出していません。

前回、86とBRZ中心のミーティングである86Sの後、泊まるための宿へ向かいました。

なんとなく寄った、小渋湖周辺道路である県道59号線。
とにかく、猿がたくさんいました。
ここはダム湖である事もあり、旧道がたくさんありましたが、時間の都合であまり見られませんでした。
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たまたま停めたところからよく見ると、吊り橋の主塔が…。
現道が大分高くなっています。
今の地形では、どうして吊り橋が必要だったのか想像付きません。
詳しいデータは分かりませんが、空中写真を見ると1948年には吊り橋が存在していました。
小渋ダムの竣工が1969年、その時に沈んだと思われます。
廃止歴40年ですね。
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対岸の主塔も健在です。
50m程の吊り橋だったのではないかと思います。
1930年代の地図だと、この主塔の後ろに幅1m未満の歩行者道があったようですが、今では見つけるのは難しいでしょう。
この橋の資料はネット上では見つからず、大鹿村史等をあたってみるしかありません。
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飯田市で一泊し、ひたすら長野・愛知・静岡県道1号線を走ります。
初めて、自分の車で愛知県に入りました(笑)
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途中の道が線改良されていましたが、理由としては
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こんな様子だからだ。
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こんな崩れる場所に仮設橋を設ける事が、ハードすぎる。
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先を行き、丁字路を左に曲がると巨大な吊り橋、鷹巣橋があります。
旧橋の面影が、ダム湖の中にかすかにあるようです。
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そして、秘境駅…とまでは行かないでしょうが、JR飯田線の大嵐駅に到着です。
無人駅です。
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今ここ。
この大嵐駅は、前後をトンネル、左を川、右を山に囲まれています。
基本的には、西側の鷹巣橋経由でしか近づけません。
南は、夏焼隧道を通って静岡県288号線大嵐佐久間線となっていますが、通行止め区間となっていますので通り抜け出来ません(後述)。
(画像:国土地理院)
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周囲に何もない大嵐駅ですが、2017年からレンタルサイクルを開始しています。
まぁ、みんカラやってる方は、ここまで来るとしても車でしょうけど…。
私は自転車も持ってきてるし?
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なんと、駅の写真を撮り忘れました…😅
駅の中の待合室的な場所には、一言帳のような本や、歴史を振り返る資料が展示されていました。
かつて、大規模な地滑りで駅の殆どを消失したり、トンネルが崩落した際に、南北を船で渡して電車の代わりに往復したりと、自然に囲まれた駅ならではの苦労の連続がありました。
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大嵐駅を出て南、この駐車場とガードレールに挟まれた道は、かつての飯田線です。
1936年(昭和11年)の飯田線開通時から、1955年(昭和30年)の佐久間ダム建設による路線変更時まで活躍していました。
佐久間ダム建設により、この先の旧飯田線はダム湖へ沈んでいます。
この大嵐駅近辺は、線路を県道288号線として転用しています。
とはいえ、288号線の18kmのうち、16km程は長らく通行止めとなっています。
行ってみましょう。
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先に進むと、右側に石垣のようなものが見えます。
これは旧大嵐駅で使われていたホームの名残と見られています。
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見えてきたのは、夏焼第一隧道。
延長は98.6m。もともと、飯田線旧線が通っていた際に使われていたトンネルです。
鉄道用でした。
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そして、夏焼第二隧道の北口。
1,233mという、1kmを超えた長大トンネルです。
第一と違い、反対側が見えません。
なかなか迫力のあるトンネルである事がお分かり頂けると思います。
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以前は照明が少ないようでしたが、近年改修され、結構明るくなっています。
ちなみに下り勾配となっているので、出口が見えません。
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一部、巻き立てずに素掘りのままになった箇所も目立ちます。
何せ鉄道用だったので、1.3kmもあるのに、トンネル内部での離合は一切出来ません(笑)
真ん中でかちあって500mもバックしないように、ライトを点灯してよーく祈って通行ください。
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南口付近。
道路転用に伴い、最後の100m程で下り勾配が解消され、5mほどかさ上げされており、佐久間ダムの水位上昇時に沈まなくなっています。
とはいえ、1960年(昭和35年)に、夏焼第二隧道は水没した事があるらしい。
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外へ出ると、意外にも多くの車が駐車しています。全部で4台居りました。
どれもルーフラックを付け、好き者の予感がします。
この時点で飯田線旧線はダム湖の中へ。
そして、この先は…
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でんっ。
静岡県道288号線大嵐佐久間線、通行止め区間です。
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今ここです。国土地理院地図、微妙に道路の形が違いますが…。
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通行止め5.1kmとありますが、実際は約16kmが通行止め。
そのうち約9kmについては、供用の廃止、つまり「ここは道路じゃないですよ」という届け出が出されているので、県道としての復旧はまず無いでしょう。
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この県道288号線、佐久間ダムが起点なので、撮影しながら6時間程で踏破し、大嵐駅で電車で帰るというのがセオリー。
車で佐久間ダムまで来た場合、踏破後に大嵐駅から中部天竜駅へ行き、タクシーが無いので徒歩で佐久間ダムまで向かい車を回収するという事になり、非常にかったるい。大嵐駅から挑んだ場合も、同じ。
道中、ダム湖水位に左右される場面もあるようで、「288号線を踏破したい!」という強い気持ちが無ければ、難しいだろう。
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何せ、税金で作った県道の届け出を取り消すくらいなので、荒れるに任せた道中も険しい。
しかし、佐久間ダム湖に沈んだ飯田線旧線の遺構(隧道、駅等)が数多く見られるので、廃線マニア、廃道マニア垂涎の場所となっています。
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車が通った名残もある。
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ダイハツ、コンパーノのワゴン。ライトバンやスパイダー等のバリエーションで1960年代を支えました。
超広角レンズだったので、パースがついて長く見えますね。
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車内に、樹生えてます。
底が腐食して穴が開いたのか、腐葉土が積もったのか。
ステアリング周辺、助手席の前にある装置?も良く分かりません。ラヂオ?
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こうして見ると、めっちゃ樹ぃ生えてます。
他にも廃車があるらしい。
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まだ10時台で名残惜しいですが、次の予定と雨が降っている事もあり、今回は撤退します。
288号線、いつか歩いてみたい。
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さ、戻りましょう。
この正面の道は、夏焼集落への入り口です。
半無人集落となっており、かつての生活感や景色が、かなり魅力的となっているようですが、この止まっている車たちが集落の方の物なのか分からず、なんとなくパスしてしまいました😅
今思うともったいないです。
県道が通行止めである為、夏焼第一・第二隧道は、この集落の為だけに維持されていると言えます。
仮に288号線が再開したら、1.3kmすれ違い不可能なトンネルなんて、信号機付けないとヤバい事になりそうです。
赤信号の時間が6分30秒という、とてつもない長さで運営されています。
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という事で、南口から車が来る事は無い事は確認し、北口からも交通量は殆どありませんので、北口のすぐ手前まで帰ってきたら何枚か。
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もっと静岡県道288号線、夏焼隧道を知りたいという方は専門サイト様で^_^
次回来る時は、一日かけたいです😉
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Posted at 2019/08/22 07:29:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2019年04月28日 イイね!

山梨県山梨市の白沢峠の廃トラックを見に行ったけど、たどり着けなかった

山梨県山梨市の白沢峠の廃トラックを見に行ったけど、たどり着けなかった最初に書きますと、今回は目標物にたどり着けませんでした(-_-;)
写真も全然なく、失敗談として書き記します。



埼玉県の白沢峠にあるという、ダッヂのボンネットトラックを見に行こうと、前回の目ヂカラ廃トラックの後に伺いました。

こんな廃トラックが置いてあるそうです。
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 まずは、どこにあるのかをGoogleMapで確認します。
中央やや上の青いマーカーが、トラックの座位です。
アクセスは青い〇の犬切峠方面赤い〇の柳沢駐車場(林道笠取線)方面緑の丸の白沢橋方面からの3か所が主となります。
私は、一番車の停めやすそうな、赤い〇の柳沢駐車場方面から行く事としました。
白沢橋方面からのアクセスが最速で、1時間を切るようですが、通行量の割に車を停車する場所が無さそうなので…。
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柳沢駐車場に車を停めてから行くのですが、かーなーり、遠い!
もう午後だし…。でもまぁ、行けるだろうの精神で。
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柳沢市営駐車場に86を停めて、MTBを降ろして、いざ白沢峠へ。
しかし、林道笠取線は入り口にゲートがあり、車両(MTB含む)通行禁止という表記が…。
道中は野鳥撮影と思しき集団が物凄い人数。
写真教室なのか?1か所に20人くらい集まって撮影していました。
私は野鳥・動物撮影に興味を持った事はありませんが、皆さんめちゃ重そうな望遠レンズを持って移動していました。
お金持ちでうらやましいけど、デカすぎるね(^-^;
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1時間程かけて、林道笠取線を走破。斉木林道入り口へ。
MTBは、人が居なくなるくらいになってから使ったり…。
大分、泥茶けました。
しかし、だいぶ時間がおしています。
この辺りは太陽光発電畑となっており、私が来た時にも、工事用バラック小屋に2台の乗用車が停まっていました。
ソーラー畑の前は、深静峡という別荘地の廃墟がある事で有名でしたが、2000年中ごろに放火があり、取り壊されています。
ここからは徒歩で。
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しかし、ここから斉木林道を歩く事1時間以上…。
13時頃に出発したものの、既に15時を回っています。
戻る事を考えると、そろそろ時間的に限界です。
もう少しで現れそうなのですが……
行く時間が遅すぎました。
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悔しい思いをしました。
次回は犬切峠側から行こうかと思います。
17時15分頃、86に戻ってきました。
次の日の86Sin長野に備えて、山梨市内のホテルに泊まりました(^-^;
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Posted at 2019/06/01 02:02:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味

プロフィール

「3Dプリンター技術等を使った、古いホンダ車の互換部品製造とNSX向けの新レストアサービスについて
https://global.honda/jp/news/2025/c250617.html
何シテル?   06/17 13:32
青い86/NSX/S2000と言えばこのヒト…というのを目標に、ブルーの86/NSX/S20000で楽しんでいければと思っています。 無言フォロー歓迎です...

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