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2020年09月23日 イイね!

新潟県の廃スポット短編集(赤谷の駅、角神隧道、旧国道49号線区間、柴崎橋)

新潟県の廃スポット短編集(赤谷の駅、角神隧道、旧国道49号線区間、柴崎橋)
前回、持倉鉱山跡を見に行きました。

今回、ブログにするには短い新潟県の廃スポットを載せていきます。
以前はフォトギャラリーに上げていたのですが、86に紐づいてしまうので、ブログとして記載します。

内の倉ダムの近く、新潟県道14号線は旧赤谷(あかたに)線を辿っており、付近は旧線の遺物がぼちぼち残っています。
ふと、謎の施設があり、86を停めてみました。
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スポット①赤谷の駅
とはいっても、本物の赤谷駅跡はもっと先にあります(そして痕跡は殆ど無い)。
赤谷駅と隣接していたのは、新山内駅と東赤谷駅ですので、観光的な気分を演出する為の私設看板ですね。
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大抵、どこどこの払い下げ車両だとかの特定がありますが、ここはあまり触れている方がおらず、不明です。
赤谷線の車両…というケースは無いような気がしますが…。
元々は赤谷山荘という宿泊施設の一部なのだと思います。
塗装された動物は、左から鳥2羽、猫、犬、犬、犬、猿、キジ。最後は桃太郎を意識しているチョイスですね。
ファミリーで楽しむための施設だったのでしょう。
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過去にあったパターンでは、福島県のとさくだえき長野県のとんねるの里が廃車両を飲食店として利用するというものがありました。この車両の中で調理が出来たわけではないでしょうが、中に入られるようにはなっていたのでしょう。
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震災前からこのような状態だったようです。
県道沿いで目立つので、国道6号線沿いに放置されているSLくらい気の毒です。
「静態保存」って、かつて17年間模型として飾られていたNSXのような感じで、動かさないで放置しているだけですしね…。
屋外にあれば、なおさらです。
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スポット②角神隧道
阿賀町内を走る国道459号線沿いにある隧道です。
入ってみたかったのですが、角度と轍がちょっと…。
バックで入れば行けたかもしれません(笑)
※2018年8月撮影
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グランド入口らしいが、この周辺にグランド(グラウンド)と呼べるような施設は無い。
近くに在るのは、新潟昭和株式会社の広大な敷地と鹿瀬ダムくらい。
角神旅行村というのは、角神湖畔青少年旅行村を指していると思う。
ここはテントサイトもあるし、コテージもある。昨今のアウトドアブームにはぴったし。
青少年とあるが、年齢制限はない。
※2018年8月撮影
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スコップが欲しい。
(当時は用意していなかった)
※2018年8月撮影
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※2018年8月撮影
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狭い。
※2018年8月撮影
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正面から。
上に標識が付いています。
※2018年8月撮影
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左から、高さ1.8m制限、時速10km制限、一時停止。
幅は2mくらい。竣工年は分かりませんが、抜けた先の鹿瀬ダムが1928年(昭和3年)なので、それに近いと思います。
10km/hって…。
※2018年8月撮影
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350mくらいあるようだ。
いつでも入られるし、今日はいっかー。
と、スルーして2年後に来たら封鎖されていました。
なんかキレイになってます、轍が。
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この時、国道459号線は半年に渡る文月トンネル拡張工事で通行止めとなっていたので、バスの時刻表が取り外されています。
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なぜ、今更封鎖してしまったんでしょう。
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中はひたすら直線で、抜けると角神雪椿園の近くに出ますが、そこにいたるまでの橋が通行止めとなっており、基本的に角神隧道を通る意味はありません。
もう封鎖されてしまったので、通れません。
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スポット③国道49号線 楊川改良区間
画像右上の辺り、阿賀町津川付近~楊川ダム付近を通る国道49号線は、2013年に廃道となりました。
49号線上にある本尊岩トンネル付近の落盤の恐れ、阿賀野川の氾濫の影響を強く受ける懸念などから、楊川バイパス計画が持ち上がり、35年の歳月をかけて黒岩トンネル、赤岩トンネル等を整備しました。
今は直線的な線形となり、快適で安全に通行出来ます。
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棄てられた区間は、丈夫なフェンスが張ってあり、ガードレール外にまで伸ばして強い意志を感じます。
といっても、JR磐越西線は、今も旧国道49号線沿いを走っていますので、電車に乗ると大部分を車内から見る事が出来ます。
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国道沿いに住んでいた住民は、西に向かうには一旦東に戻ってから南下して、西に向かう事になります。
騒がしかった国道は行き止まりとなり、誰も来ない場所となっています。
といいつつ、行き止まり直前で片側交通で誘導員が配置され、男女1組もここに来ていた。
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ここからは、昭和橋の主塔が見えます。
1929年(昭和4年)~1960年(昭和35年)、昭和電工鹿瀬工場の採掘に伴う従業員用の橋だったそうです。
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こちら側には、主塔は残っていません。
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よく見ると、主塔の残骸が沈んでいるように見えます。
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対岸は道が整備されているように見えるので、立入禁止でなければ近づく事が出来そうです。
(どこから行けるんだろう)
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在りし日の昭和橋。
※国土地理院地図 昭和51年9月17日撮影 
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電池が無いので、ここらへんで…。
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出来れば本尊岩トンネルくらいまで歩いてみたいですが、フェンスも意思を感じて手ごわいし、時間的な都合もあって次回に。
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 スポット④旧柴崎橋
既に17時過ぎ。
上野尻ダムが見えるが、もうダムカードはもらえない時間帯。
現在、福島県道338号線はダムの天端を通って阿賀川(新潟の阿賀野川が、福島に入ると呼称が変化)を跨いでいますが、かつての交通を支えた橋が残っています。
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見えた。
既に、かなり暗い。
あいつはLEDがピカピカしてハデだが、ここまで来たからには仕方ない。
電池も無いが、行くとするか。
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旧柴崎橋。
1938年(昭和11年)竣工、1959年(昭和34年)ダム完成に伴い供用廃止。
ダムが完成した際に廃止されましたが、撤去費用を捻出出来ずに渡れない措置をとり、50年以上このままとなっています。
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ほぼ陽が落ちていた事や、操作位置の関係で、現地では橋のカタチが殆ど分かりませんでした。
持ち帰ってみると、キレイだなぁ。
下路式プラットトラス橋。
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松の木が生えている。
小さいのしか渡りたくない。見るだけで良いです。
ほぼ真っ暗だったが、なんとかセーフ。ISO400 F2.8 SS1/15の撮って出しでもキレイ。
長かった新潟編も終わりです。
最後は福島県西会津ですが…。
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Posted at 2021/04/09 21:39:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | 景勝地 | 趣味
2020年09月23日 イイね!

新潟県東蒲原郡阿賀町にある持倉鉱山の跡地

新潟県東蒲原郡阿賀町にある持倉鉱山の跡地前回、大正浦隧道を見に行ってきました。

新発田市にあるルートインから、阿賀町を目指します。
半額キャンペーンをやっていて格安で泊まりました。
朝、朝食の時間に窓を眺めると青いMR2が停まっていました。パープリッシュブルーマイカメタリックという色のようです。
リトラクタブルヘッドライトはカッコいいですね。
いつかはリトラの青い車に乗ってみたいです。
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新潟県道14号の途中に、内の倉ダムがありますので寄ってみましょう。
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内の倉ダムは、1974年竣工。日本で最後に作られた中空重力式コンクリートダムです。
コンクリートが高価だった時代、工費を浮かすために複雑な枠を組み、中を中空としていました。
やがてコンクリートが安価になると中空にする意味合いが無くなりました。
中空であるため、内の倉ダムの内部には500人を収容できる空間があり、その音響効果を利用したコンサートが毎年10月に開かれているそうです。
北陸地方では唯一の中空重力式コンクリートダムであり、貴重な経験が出来そうです。
内の倉ダムのすぐ近くには、加治川治水ダムがあります。共に治水を主として作られました。
貴重なトンネルのあるダムであり、全く飽きさせません。一応、治水加治川ダムにも行きましたけどね。
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ダムカードは、コロナ禍の為、配布していませんでした。
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南下し、本筋の持倉鉱山跡を目指します。
ここを右に曲がったところが入り口で、車で行けるそうですが…
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通行止めとなっています。
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分かりやすい。
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反対側も、当然ですが。
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86は橋の手前で捨て、歩きましょう。
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正面。
山菜取り禁止。
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横の、この道が正解です。
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ビミョーに「持倉方面」と読める。
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先駆者のブログを見ると、この先まで車で入ってる方が多いのですが、とてもそんな気が起きません。
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五十母川(いそぼがわ)が林の中に入ってきています。
元々は川ではないのでしょう。車道部分に近く、川が溢れて濡れてきています。
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じめじめしています。
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ここも車で行ける、らしい。
行けるだろうけどさぁ。
草で見えませんが、右側は斜面ですので注意が必要です。
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転回出来る終点の直前で路肩が大きく崩れています。
転回スペースもないので、フツーの車は、ここからバックで戻るしかありません。
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熊出没注意。
確かに、昨日いた。2匹、86の前を通って行った。
持倉鉱山は、看板標識の通りらしい。
持倉鉱山の保存に努める方々の手によって、刈払いや案内が取り付けられている。
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看板の先は、こんな感じ。
道があるのか?前が見えない。
9月という時期がかなり悪い。刈払いをしても、2~3週間もあれば元に戻ってしまうような季節。
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わずかな踏み跡を見て、藪の中を歩きます。
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わずかな隙間に舗装を発見し、安堵。
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ちょっと一休み。
5秒ほど休憩して、進みます。
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路肩の狭い道では、注意喚起の為のロープが張っており、それなりに手を入れている事が分かります。
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前が見えないのは変わらない。
サムネイルの写真はどれも緑ばかりで、どの写真か区別が付かない。
藪だらけを主張したい為に撮った写真がまだまだあるが、見ても面白くないので泣く泣く割愛。
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ロープがあると、一本道とはいえ正解が分かって助かる。
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治山ダム(谷止工)が見えてきた。
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傾いて見える看板。
そんなに古いものでは無さそうだ。
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後半は少しアスレチックになります。
ここからは一眼をやめてコンデジにチェンジです。
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やはり藪。
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2つ目の治山ダム。
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アスレチックも
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終わりが近づいています。
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河原に降ろされて…
この左の道は
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何か見える!
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持倉鉱山、事務所跡。
だが、遠い…。
藪が…。
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ちょっとうんざりです。
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やっとですねー。
ここは事務所だったらしい。
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現役時代の写真を載せているブログがあります。細かい歴史の記載もあり、すごい。

中央の、やや広いアーチ及び上部の開口か現役時代の写真と一致しますね。
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美しい。
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内部から。
レンガの上に、吸い殻を多数見つけた。
何故そういう事が出来るのか、理解に苦しむ。
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こんなに美しい空間なのに。
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上空から見ると、こんな形をしています。
奥の2か所は藪がひどく、立入は困難でした。
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対岸には精錬所跡があり、こちらも巨大な建造物として残されています。
事務所側から渡河すれば訪問可能です。
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ただ、事務所側以上に藪がひどく、近づく気を失います。
本来、もっと近づいて観察できる様子が各ブログで散見されます。
春先か、雪の降る手前辺りが一番ベストでしょうか。
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この穴が、炉らしい。
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上部まであるレンガの組み上げがすごい。
煙突になっています。
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左が事務所、右が精錬所。
ホント、緑しか見えません。
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ここから上流に2km程行くと、住居区や坑口がある…
という記事をたまに見かけるのですが、実際にたどり着いて写真をアップロードしている方は、ほんの一部です。
踏み跡に乏しそうな2kmの道のりは、相当の時間がかかります。
遡行スキルも要かと思います。
大通洞坑という坑口が、今も中を見られるようです。
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では、帰ります。
手にくっついたこれが取れない。
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また、緑の中をもぞもぞして
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入り口付近の藪まで戻ってきました。
戻ってくるのは早かったです。
86に乗る時に靴を脱ぐと…
やられました、ヤマビル2匹が血吸っていました。
靴下が赤くなってしまいました。軽傷なので、そのままにします。
次、行きましょう。
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Posted at 2021/04/06 18:59:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味

プロフィール

「3Dプリンター技術等を使った、古いホンダ車の互換部品製造とNSX向けの新レストアサービスについて
https://global.honda/jp/news/2025/c250617.html
何シテル?   06/17 13:32
青い86/NSX/S2000と言えばこのヒト…というのを目標に、ブルーの86/NSX/S20000で楽しんでいければと思っています。 無言フォロー歓迎です...

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