
今回、ブログにするには短い新潟県の廃スポットを載せていきます。
以前はフォトギャラリーに上げていたのですが、86に紐づいてしまうので、ブログとして記載します。
内の倉ダムの近く、新潟県道14号線は旧赤谷(あかたに)線を辿っており、付近は旧線の遺物がぼちぼち残っています。
ふと、謎の施設があり、86を停めてみました。
スポット①赤谷の駅
とはいっても、本物の赤谷駅跡はもっと先にあります(そして痕跡は殆ど無い)。
赤谷駅と隣接していたのは、新山内駅と東赤谷駅ですので、観光的な気分を演出する為の私設看板ですね。
大抵、どこどこの払い下げ車両だとかの特定がありますが、ここはあまり触れている方がおらず、不明です。
赤谷線の車両…というケースは無いような気がしますが…。
元々は赤谷山荘という宿泊施設の一部なのだと思います。
塗装された動物は、左から鳥2羽、猫、犬、犬、犬、猿、キジ。最後は桃太郎を意識しているチョイスですね。
ファミリーで楽しむための施設だったのでしょう。
過去にあったパターンでは、
福島県のとさくだえきや
長野県のとんねるの里が廃車両を飲食店として利用するというものがありました。この車両の中で調理が出来たわけではないでしょうが、中に入られるようにはなっていたのでしょう。
震災前からこのような状態だったようです。
屋外にあれば、なおさらです。
スポット②角神隧道
阿賀町内を走る国道459号線沿いにある隧道です。
入ってみたかったのですが、角度と轍がちょっと…。
バックで入れば行けたかもしれません(笑)
※2018年8月撮影
グランド入口らしいが、この周辺にグランド(グラウンド)と呼べるような施設は無い。
近くに在るのは、新潟昭和株式会社の広大な敷地と鹿瀬ダムくらい。
ここはテントサイトもあるし、コテージもある。昨今のアウトドアブームにはぴったし。
青少年とあるが、年齢制限はない。
※2018年8月撮影
スコップが欲しい。
(当時は用意していなかった)
※2018年8月撮影
※2018年8月撮影
狭い。
※2018年8月撮影
正面から。
上に標識が付いています。
※2018年8月撮影
左から、高さ1.8m制限、時速10km制限、一時停止。
幅は2mくらい。竣工年は分かりませんが、抜けた先の鹿瀬ダムが1928年(昭和3年)なので、それに近いと思います。
10km/hって…。
※2018年8月撮影
350mくらいあるようだ。
いつでも入られるし、今日はいっかー。
と、スルーして2年後に来たら封鎖されていました。
なんかキレイになってます、轍が。
この時、国道459号線は半年に渡る
文月トンネル拡張工事で通行止めとなっていたので、バスの時刻表が取り外されています。
なぜ、今更封鎖してしまったんでしょう。
中はひたすら直線で、抜けると角神雪椿園の近くに出ますが、そこにいたるまでの橋が通行止めとなっており、基本的に角神隧道を通る意味はありません。
もう封鎖されてしまったので、通れません。
画像右上の辺り、阿賀町津川付近~楊川ダム付近を通る国道49号線は、2013年に廃道となりました。
49号線上にある本尊岩トンネル付近の落盤の恐れ、阿賀野川の氾濫の影響を強く受ける懸念などから、楊川バイパス計画が持ち上がり、35年の歳月をかけて黒岩トンネル、赤岩トンネル等を整備しました。
今は直線的な線形となり、快適で安全に通行出来ます。
棄てられた区間は、丈夫なフェンスが張ってあり、ガードレール外にまで伸ばして強い意志を感じます。
といっても、JR磐越西線は、今も旧国道49号線沿いを走っていますので、電車に乗ると大部分を車内から見る事が出来ます。
国道沿いに住んでいた住民は、西に向かうには一旦東に戻ってから南下して、西に向かう事になります。
騒がしかった国道は行き止まりとなり、誰も来ない場所となっています。
といいつつ、行き止まり直前で片側交通で誘導員が配置され、男女1組もここに来ていた。
ここからは、昭和橋の主塔が見えます。
1929年(昭和4年)~1960年(昭和35年)、昭和電工鹿瀬工場の採掘に伴う従業員用の橋だったそうです。
こちら側には、主塔は残っていません。
よく見ると、主塔の残骸が沈んでいるように見えます。
対岸は道が整備されているように見えるので、立入禁止でなければ近づく事が出来そうです。
(どこから行けるんだろう)
在りし日の昭和橋。
※国土地理院地図 昭和51年9月17日撮影
電池が無いので、ここらへんで…。
出来れば本尊岩トンネルくらいまで歩いてみたいですが、フェンスも意思を感じて手ごわいし、時間的な都合もあって次回に。
スポット④旧柴崎橋
既に17時過ぎ。
上野尻ダムが見えるが、もうダムカードはもらえない時間帯。
現在、福島県道338号線はダムの天端を通って阿賀川(新潟の阿賀野川が、福島に入ると呼称が変化)を跨いでいますが、かつての交通を支えた橋が残っています。
見えた。
既に、かなり暗い。
あいつはLEDがピカピカしてハデだが、ここまで来たからには仕方ない。
電池も無いが、行くとするか。
旧柴崎橋。
1938年(昭和11年)竣工、1959年(昭和34年)ダム完成に伴い供用廃止。
ダムが完成した際に廃止されましたが、撤去費用を捻出出来ずに渡れない措置をとり、50年以上このままとなっています。
ほぼ陽が落ちていた事や、操作位置の関係で、現地では橋のカタチが殆ど分かりませんでした。
持ち帰ってみると、キレイだなぁ。
下路式プラットトラス橋。
松の木が生えている。
小さいのしか渡りたくない。見るだけで良いです。
ほぼ真っ暗だったが、なんとかセーフ。ISO400 F2.8 SS1/15の撮って出しでもキレイ。
長かった新潟編も終わりです。
最後は福島県西会津ですが…。
Posted at 2021/04/09 21:39:42 | |
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