一時はどうなることかと思いましたが、女子フィギュアで荒川選手が見事に金メダルを獲得。大変ドラマチックで感動いたしました。トリノオリンピックの総括というわけではないのですが、荒川選手にしろ、岡崎朋美選手にしろ、結果的には、ベテラン選手の勝負強さと言いますか、一発勝負の精神力の強さがあらわれた大会だったと思いました。逆に、若い選手の勢いが全くといって良いほど通用しなかったのは、それだけ競技レベルが高かったという事なのでしょう。日本は男子より女子のほうが好成績を出せる事が多いですが、そんな中でも、男子アルペンでの半世紀ぶりの入賞は、じつは凄い事だと思います。かつての木村公宣選手のような絶対的なエースがいるわけではなく、何人かの選手がお互いに精神的に支えあう(切磋琢磨する)ことで、好成績を狙うという方法は、案外と日本に合っているのかも知れませんね。いずれにしても、今回の男子アルペンのように、不利だと言われている分野に挑戦する姿勢は見習わなければ、と普段は楽な方に流されがちな自分に自戒の意味を込めて。。。(株)ギャルソン 程 雅稔