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写真は、HART AID展で私が展示させていただいている一角です。和紙とすだれで、インスタレーション風にまとめました。近くに立つとセンサーで感知して、川の流れやかわせみの音、蛙の泣き声が少し流れるギミック付きです。

　下にあるのが、移動式坪庭風室内バージョンです。今回は、HART AIDの趣旨を考え、芥川龍之介の短編小説蜘蛛の糸の世界を盛り込んでみました。「白い蓮の池の底に、地獄の底が見え、おろされた一本の蜘蛛の糸に群がる地獄の住人達と落ちてゆく主人公...」釈迦の手の影..というストーリーです。
石は和紙で表現して内部は明るく光っています。この部分は観音様が住んでいる海の中にそびえる島になぞらえています。

　もうひとつは、上に掛かっている銀色の額。自然の一部を切り取り全体を感じるには、どのくらいのサイズまで小さく出来るか、というテーマで那珂川の清流を切り取ったものです。「本当に水があるみたい、何でできているの?」と何人もの方から質問を受け、ギャラリーの光の中で、水に見えて良かったとほっとしております。(けっこう何年もかかってここまでできたので今のところ水の作り方はないしょです)「だれにも似ていない独特なアート」とか「家庭用ミニ料亭セットに貸し出したらいい」と、仲間に言われ苦笑しております。作るのはたいへんでも好きな事をやっているのは楽しいと感じこちらのブログにすこし追加しております。