バックランプ不灯　（リレー不良）

車庫に車を入れる時、何となく後が暗い。降りたばかり奥様に声を掛けて「後の白いデンキ点いてる？」答えは「点いてないよ」・・・「どっち」・・・「両方」・・・これと同じ会話は同じ場所で５～６年前にしていました。
結果、ミッション側面のバックランプSWが逝っていました。
これまでに３回目の交換が有り寿命は６年から８年というところでした。

SWの延命対策で2021年１月にリレー回路化を行いました。
リレー化したのにまさかSWがもう逝ったのかと落胆したり、先のコンソール作業でリレー回路のキボシ端子を抜いてしまったのか・・・と考えながらコンソールとシフトカバーを取外して作業開始。
結果、バック位置でミッションのSWラインは導通・・・バックランプSWは生きていました。
コネクターを短絡させて強制給電させるとバックランプ点灯・・・車両回路も電球も生きています。
キボシ端子もしっかり嵌合していました。
リレーも作動音が聞こえています。

でも・・・・何度確認してもバックランプは点きません・・・悩。

悩んだ結果、追加リレー回路を部屋に持ち帰り頭を冷やして再現実験をしてみることに。

簡易配線を組んで車上の状況を再現してみるとやはりランプは点灯しません。

何度も単体で導通確認をして健康と判定しているリレーを手持ちの古いUSEDリレーに交換してみるとなんとあっさり点灯してくれました。

リレーはカチカチと作動音をしていたし、テスターを当ててもチャンと導通していたのに・・・狐につままれたような気持ちです。

逆にHID回路に使用していた細長いパナソニック製リレーは何年もヘッドライトで働いていたリレーです。

USEDリレーに交換して一件落着にするつもりでしたが、納得もスッキリもしないので不良リレーを開腹してみました。

裸のリレーを試験回路に組んでみるとチャンと接点フラップがマグネットで引きつけられて接点が接触しますがランプは点灯してくれません・・・不思議です。

試しにフラップを爪で軽く押すと点灯します。

まだまだ新しいリレーなのに接点が通電していない・・・でもテスターでは導通・・・なんとも不可解な状態です。

壊すつもりで裸にしたリレーですから試しにフラップをラジペンで”くの字”に曲げて端子の接触角度を変えて、接点を軽く磨き、接点洗浄スプレーと接点活性剤の塗布を試みてみました。

結果、チャンと点灯するリレーに戻ってくれました。

素直に新品リレーに交換すれば良いのですが、まだ新しいリレーですし接点のコンディションは十分戻ってくれているはずですし、室内で簡単に交換が出来るリレーですからこのまま使用を続けてみることにしました。

ケースをテープで簡易固定して車両に戻して職場復帰させて様子を見ることに。

一般的な標準型の４極リレーなんですが品質の安定を求めてエーモン製品を選んできました。それが正常な動きをしてテスター電流は流せても実作動電流は流してくれないリレーでした。
何か使用時の原因があるのかもしれませんが困ったものです。

一番不安なのはヘッドライトやフォグランプのHID化での製作した追加リレー回路の全てにこの同型リレーを使用していることで、リレーの交換が困難な構造にしてしまったことです。対応策が必要かなとも感じています。