
今年も年始恒例の東京オートサロンへ行ってきました。
開催日は金土日の3日間ですが、昨年から金曜初日の「業界&報道関係者招待日(プレスデー)」と2日目の土曜日に今年も行ってきました。
ここ最近のプレスデーを見てみると、自動車メーカー系のプレス発表で重要な会見発表などをすることが多くて、モーターショーのようにプレスデーに行かないと情報が得られないことがあります。
特に今年は「ヤリスGR-4」のワールドプレミアがあるということで、行かないといけないという感じで向かいました。
無事早朝に幕張メッセに到着しました。
天気は曇りでした。
開場は午前9時ですので、まずはトヨタブースのプレスカンファレンスに向かいます。

ブースへ到着するとありましたベールに包まれたGR4ですね。
やはり注目ですよね。
この報道陣です。
さあ始まりました、GAZOORacingプレジデントの友山氏です。
この新しい4WDスポーツの開発の想いや意義を語ります。
さあアンベールです!
とうとうその姿が目の前に現れました。

いかがでしょうか?
「BORN FROM WRC!」
このクルマのコンセプトは明快です。一言で言うなら、「ラリー王国トヨタを不動のもとするウエポン」であります。
2014年夏のフィンランドで、モリゾウこと社長の豊田は、トミ・マキネンと意気投合し、WRC参戦を決意しました。そして2016年の秋、そのテストカーを試乗した豊田は、世界ラリーで通用する市販4WDスポーツ、しかも、次期WRカーのベースとなり得る、市販車の開発に着手するよう指示を飛ばしました。
トヨタの久しぶりの4WDスポーツの開発には苦労したという写真も披露されました。
雪道で曲がらないクルマだったこと、オイルも吹き出してしまうトラブルなどなど。とてもスタート時は大変だったことを話してくれました。
「セリカGT-FOUR以来、20年振りの本格的4WDスポーツ車の開発!と皆意気込んだものの、実は、トヨタには、もはやそのノウハウも、経験技術者もなく、手探りの出発となりました。
最初の試作車は、曲がらない、曲がらない…と思ったら、いきなりスピンする、おまけにピットに戻って来るや否や、オイルが逆流して煙がモクモク…。」

生産方式も発表されました。
一台一台組上げる少量生産方式を採用。
臨機応変に生産車両を変えることも可能な方式です。
そして、それはクルマの開発プロセスのみならず、製造ラインのあり方にも大きな変革を促しました。
トヨタはこのGRヤリスを機に、スポーツカーを生産するGR専用ライン、GRファクトリーを新設しました。
このファクトリーは、複数のセルをAGVで繋ぐ、コンベアレスのボデーと組立ラインで構成されています。これにより、スポーツカーには不可欠なボデーの高剛性化と、超高精度の組み付け作業が可能となりました。
また、少量生産車にありがちな変種、変量にも、生産性を落とすことなく対応可能となりました。
このファクトリーには、トヨタ全社から熟練工が集められ、技能伝承の場としても活用されます。
大量生産から、造り手の意志がこもった、多品種少量生産へ…、GRは新しいモノづくりのあり方にも、果敢に挑戦しているのです。

このヤリスGR4、今までは市販車をデビューさせてからそれをベースにレース車両を作成する方式から、レースのために作られた車両を開発しそれを市販車として育てて行く方式。
まさにWRCレースのために生まれたクルマですので、その組成は今までのトヨタ車とは一線を画しているといっても過言ではないでしょう。
そんな車両の説明をしていたところ・・・なんとサプライズでMORIZO氏が登場!(笑)
MORIZOさん自ら幕張まで来てのGR4の説明です。
社長、副社長の両者がGR4に乗りポーズです。
まさか両者が見れるとは感動です。
こちらが実車です。
リアフェンダーのワイド感がたまりません。
リアの踏ん張り感がカッコいいですね~。
ルノーの様なスタイリングに、トヨタ車にはなかった新鮮さがあリますね。
これはシャーシーです。
リアサスはこのGR4はダブルウイッシュボーンなんです。
エンジンは1.6L 、3気筒、ターボです。

このプレスカンファレンスが終わり友山副社長にご挨拶。
昨年末のTGRFと同じく「ハグ」で迎えてくれました。
そのあとはWRCの参戦体制の発表です。
往年のセリカでの参戦の歴史、この時も4WDスポーツですね。
それが先ほどのGR4に繋がりました。
今年開催決定のWRC日本、
トミマキネン氏も交えて昨年の成績、今年への探訪などを話します。
今年から日本人の「勝田貴元」くんも参戦決定。

このメンバーで今年もWRCに参戦です。
こちらは「ルーキーレーシング」です。
昨年もMORIZO選手はスーパー耐久などをピンポイントで走っていましたね。
その進化です。
MORIZO選手はじめ総勢9人がこのヤリスGR4、GRスープラで耐久レースを走ります。
これらの新車種のクルマで耐久レースをして、そのクルマのトラブルなどをフィードバックしていくというものです。



変わってトヨタが発表した「ヘリテイジパーツ」。
これにはビックリです。
夢のようなヘッドライト新品などたまりません。
こういう復刻パーツ、是非ともアリストも!!(笑)

TOM'Sも今回は大々的に変革の発表をしました。
実はここでこのアリストTOM'Sバージョンのことを目にするのでした。
TTEと同じく田原工場でライン生産されたコンプリートカーですね。
今回このコンプリートカーがキーワード。
なんとBMWとアルピナの関係性と同じくトヨタとTOM'Sの関係性を目指します。
それはトヨタ公認のコンプリートカーメーカー。
その第一段はスープラです。

第2段はセンチュリー。

アルピナの様な、シルキーな乗り心地の実現を期待しています。
見ていたらお久しぶりな方にお会いしました。
LX-MODEの小島社長です。
嬉しかったですね~。
お友達では、予定通りたけふみさん、れっずさんです。
また歩いていたらへっぽこさんもいてビックリ!

こちらはイタルデザインのGT-R、初めて見ることができました。


午後からはBHオークションです。
こういうのもココでしか見ることができませんのでちょっと観察。

長い一日目が終わました。
会場ないだけで13キロも歩いていました。
今日一緒でしたnsx0001さんと。
また明日も頑張りましょう!
朝から何も食べていませんでしたのでnsx0001さんと会社関係のS谷さんとしゃぶしゃぶです。
その後チャックインです。
ホテルは昨年と同じ「ベッセルイン千代田勝田台です。
ココは幕張からちょっと離れていますが、充実したサービスで最高なんです。
明日もまたガンバって取材ますしますよ~。