先日の投稿で
「
こんなモノ布教されてドライバーの覚悟が堕ちるのはたまらん」
と言ったわけですが、
「よく調べもしないでこんなモノというのは如何でしょう?」
と言うご指摘を頂きまして、
確かにそうでしたm(_ _)m。
いや概要自体は掴んでいたんですが、「こんな勝手に車を制御されたんじゃたまらん」と言う意識の上で正しく把握はしてませんでした。
と言う訳で不勉強の上で断じたことは反省して、改めて主要サイト(取り敢えず4社)の自動ブレーキ系の制御装置を読み返してみた。
本来あそこまで言ったなら試乗するのも筋だろうけど、手数がとられないのと購入もしないモノで素人があちこち打診に回るのは無理もアルので。
と言う訳でサイトの文言を、編集があっては恣意を含むのと同じで意味が無いので図示で終わってた三菱を除いてサイトの説明文をほぼそのまま転写してみた。
まずはあれだけ自動ブレーキが魔法のアイテムのようなCMをする日産から。
「エマージェンシーブレーキ」
~フロントカメラで前方の車両や歩行者を検知。衝突の可能性が高まるとメーター内の警告灯やブザーによりドライバーに回避操作を促します。
万一、ドライバーが安全に減速できなかった場合には、自動的に緊急ブレーキを作動させて衝突を回避、または衝突時の被害や傷害を軽減します。
(但しアイコンには「危険を見つけて自動で止まる」とある)
次は先駆として自負を持つスバル。
「アイサイトver2」
~ステレオカメラが常に前方を監視し、万一の際はドライバーに注意を喚起。回避操作がない場合はブレーキ制御を行い、自動的に減速または停止します。
~前方車両との速度差が30km/h以内なら衝突回避、もしくは被害軽減(30km/h以上や例外時は回避できない場合も)。
~ブレーキによる回避操作があった場合は、「プリクラッシュブレーキアシスト」によって強い制動力を速やかに発生。
一応古巣の三菱はどうなのかな?
「e-Assist」
~衝突危険の度合いを3段階に分けで警報とブレーキ度合を制御。こちらも30km/h以上の速度差での危険回避は保証できない、停止保持の解除に2秒はかかり、ブレーキ以外の回避行動がある時は作動しないことがある。
あとはドライビングプレジャーを謳うマツダ。
「スマートシティーブレーキサポート」
~約4~30km/hでの低速走行中、フロントガラスに設置した、近距離を高精度で検知できる近赤外線レーザーレーダーで先行車を捉え、衝突の危険性を判断します。衝突の危険性が高い状況下でブレーキペダルを踏むと、ブレーキは即座に強い制動力を発揮。ドライバーがブレーキ操作などを行わなかった場合には、自動的にブレーキをかけて衝突回避をサポート、もしくは衝突による被害の低減を図ります。さらに、AT誤発進抑制制御も搭載しています。約10km/h以下の徐行時や停車時、前方に障害物があるにも関わらず、アクセルが一定以上に踏み込まれた場合には、警報と同時にエンジン出力を抑えて急発進を抑制します。
(末記の機能についてはエマージェンシーブレーキ、アイサイトv2にも搭載)
またこの4社の場合は基本的に警報ありきでブレーキでの「停車」自体は言及していない。
速度差があれば・とは言わないものの衝突(する)という言葉も書いてある。
停車を謳ってる箇所もあるが基本的に30km/h以上では事故回避しきれないことを断りいれてる。
あと、車線逸脱警報を各社備えてる一方、三菱は例外やブレーキ解除の時間を明記してある。
こう見ると説明とCMとの乖離は感じるが、機能の制限の具体例が多い三菱とリアバンパーレーダーまで装備の充実したマツダには好感が持てる。
一方で機能の少ない三菱はともかく説明書きは少々長い。
と大雑把だが、 要はブレーキをより踏み込むと言った類いの装置と説明してる。
まずは警報、緩ブレーキと続いて、基本的には(CMのように)車が勝手に停車する道理は無いものだと。
誤解がありそこの危険性を大袈裟に書いたことは謝ります。
けど、
ドライバーの操作外で減速されることについては先の言質を変えられない。
周囲動向を掴んでいれば目くじら立てるほどのことでもないようだがコレはやはり怖い。
逆にそれぞれの機能の特性を把握できれば危険回避運転も出来ようものだが各社バラ着きすぎる。
そして一方で、私はこう言う車に乗りたくないなぁ、出来れば。
自分の思ってた以外の挙動は起こりうるわけだし。
ともあれ今回、調べが足りなかったようでm(_ _)m。
またツッコみがあるかも知れないですがその辺りはどうぞ。
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Posted at
2015/09/06 19:08:44