
いよいよ「純正の車でも充分おかしいぞソレ」最後の話です、31弾。
今回は最初に言っときますが前中後3編です。
ズバリ、
「エコカーに騙されてはいけない!」
最初はハイブリッド。
カーレビューでもプリウスが出るたんびに愚痴ってしまったが、
「私はハイブリッドを認めていない」
はっきり言ってハイブリッドとオスプレイのようにエンジンを縦に回して垂直離着陸する飛行機は全く信じてない。
理由は簡単で、
「発動機を二つも積んだ車は二度手間」
な事だ。
まぁわたしが5年も整備現場に居ながらエンジンを全くいじれなかった未熟さもあるんだが、エンジンの保守とはけっこう難しいモノなんだ。
電子化でだいぶ安定しては来たけどフルアナログのエンジン調整で私は役立たずの烙印を押されたほど。
昔は運転する方さえ難しかったんだから。チョーク一つ厄介だった。
保守というから維持するには金子が掛かる。
ガソリンを注ぎ込むほかにもオイルとクーラント・つまり水と油をたゆまなく回さなきゃいけない。
これらの漏れもてきめんにトラブルに繋がるモンだ。
壊れたエンジン剥いたらこの水と油が一緒くたって事さえあったし。
発生ガスも金属を焼き付かせるほど高熱だ。
エンジン一つでこれだけ神経と手間を擁するのにソレを使ってモーターを動かすなんてナンの縛りゲーだ?
もうそこから意味不明だ。
モーターなら動力・特にトルクも安定して出せるから確かに車には使いやすい。
エンジンと違って構造は簡単だから壊れにくい。
いやモーターで車動くんなら電気自動車でイイじゃん。
ナニが不満なの?
航続距離?
電池なら今までもヘッドフォンステレオやビデオカメラ、何よりスマホで劇的に進化したじゃないか。
方式も車体据え付けなんかせず規格電池化で交換式にしたらいいだけじゃないか。
GSならぬチャージステーションで交換という方式にすれば5分ありゃすぐ満充電だ。
そのチャージステーションが太陽光や地熱/水流発電なんか出来たら今は経営にあえいでるスタンド自体が事業出来るし。
(車以外にも野外事業や家庭用非常電源の市場に割って入り電池屋さんとして機能できる)
筐体は基本レンタルで車両価格に事故損失保険を着けるもいい。
電池特性で車の性能を変えるという手法もとれるからチャージステーション独自の商品も出来ようモノだ。
家庭用プロパンガスでは巧い事やってるじゃんか。
電気自動車は今からでも商売啓発が利くモノだ。
なのにハイブリッドがどっちつかずだから使える道具が全く進化しない。
そこをまたトヨタが意固地になって電気自動車を蹴っ飛ばして燃料電池車なんてまた新しいインフラが必要な車を売り出す。
ハイブリッドと違ってエンジン保守の経費は多くないが燃料の生成に手が掛かりこっちはインフラ負担が半端ない。
基本燃料電池は安全性も含めて建物などの不動産まででやってみるモノだ。動くモノには無理も手間も多い。
既にインフラが敷き詰められた電気を共用する方向には持って行かないのなワケね。
なんか基本、
「日本が電気自動車で落ち着いたらあっという間に後進国技術に抜かされる」
と言う脅迫に追われていないか?
じゃないと電気自動車の開発がむしろ後退してる現状が説明できないんだが。
使えるモノはドンドン使わせて値段を下げて欲しいのがこっちの都合なんだが。
電気自動車もエンジン駆動車のシャシを一刻も早く脱ぎ捨てて欲しいし。
車輪にモーター作り付けられるんだからドライブシャフトとステアリングさえ要らない。その分電池に回せる。
エンジンのパワーアップも車輪のモーターを換装すればいい。
車輌側の据付けバッテリーもアップデート方式にすればいい。
電池の持ちが悪いのならカセットガスを使う冷暖房やスマホに車輌情報と電波メディアを拾うサブアンプ+スピーカーだけにしたカーナビ(用のプラグ)にすればいい。
古い車も最新性能に出来るコレこそエコな車なんだ。
そしてその制御回路こそ三菱を筆頭に日本メーカーの独壇場じゃないか。
一方でハイブリッドを否定はしていない。
一般道でみんなが乗る車じゃないと言いたいだけだ。
ハイブリッドをドンドン推し進めて欲しい業種もある。
バス/トラックだ。
こう言う車こそエコエンジンで発電してモーターでぐいぐい走って欲しいモノだ。
なのにみんながネコも杓子も二重機関のハイブリッドをエコな車と錯覚して購入していく。
エンジンを回して化石燃料を喰い排ガスを出し続けてる以上は程度の差でしかなく根本的なエコじゃない。
メーカーのテキトーな売り文句に踊らされて間違ったエコカーが広まってる。
私はその感が拭えない。
だから私は言う。
「ハイブリッド教は辞めなさいな」