
数十年来の趣味であるドライブラリー(一般のクルマで観光ドライブしながら、途中に設定されたクイズを解いたり、一定のチェックポイント間の距離を計測するドライブゲーム)ですが、ここ2年ほどはコロナ禍ということで、シリーズ戦やコースの公開も自粛されてきました。
先月から、2年振りに複数のコース公開が復活、ということで、早速その中の1コース「第75回 D-wind rally」を走ってきました。
こちらのコース、舞台は群馬県。
まだ私が若かった頃でしたら、群馬、埼玉辺りなら前日の夜に自宅を出て、途中のSAで仮眠。翌日はコース完走後、ぐるっと東京、神奈川を経由して当日深夜か翌日の未明に帰宅、ということも平気でしたが、さすがに寄る年波には勝てず、限られた時間では、ずっと自走するには少し厳しい歳になってきました。
とうことで…
5月27日早朝5時過ぎ、自宅を出発。クルマではなくJRで名古屋駅へ。1番列車の上り新幹線「ひかり」に乗り込みます。
終点の東京駅で上野東京ラインに乗り換え。目的地、高崎駅に到着したのは午前10時すぎでした。

久し振りの高崎駅。途中まで激しく降っていた雨も到着する頃には止んでいました。時間まで西口と東口を少し散策。

駅前のデッキには、「上野三碑」の案内が。駅コンコースでも、その模型を据え付けている最中でした。
古代に造立された、日本最古の石碑群の中の三碑が、ここ高崎市にあるそうで、今回、ユネスコの「世界の記憶」に登録された、とのこと。三碑を巡るバスツアーなどもあるそうです。
…コース作者さん、「登録記念」でこの三碑を巡るコースは如何でしょうか?
予約時刻が近づいたので、レンタカーの営業所へ。そう、今回はレンタカーを使ってコースを回ります。
今回借りたレンタカーは、こちらのホンダ・フィット君

何年か前の東北遠征の時に借りたレンタカーも同じフィットでしたが、今回はちゃんと新型になっています(笑)
受付を済ませて乗り込み、早速スタート地点へ。
型は違えど、昔フィットに乗っていたせいか、運転感覚にそんなに違和感はありません。
利根川の支流である広瀬川沿いの「竜神宮休憩所」をスタート、そのまま前橋市内に入り、市内中心地の「前橋公園」に到着。
スタート直後に再び降っていた雨も今度は完全に止んで、青空と明るい太陽が顔を出しています。

汗ばむ中、クイズを探して公園をあちこち歩きまわります。

スタートが遅いのもあって、コース序盤の「上州・村の駅」にはお昼過ぎに到着。
コースの案内には食事スポット、とあり、ここで私も昼食とします。
いただいたのは、「天丼」
店内もう一つの食事処「とと丸」は海鮮丼がメインのお店ですが、その中で私が惹かれたのは、

メニュー写真一番左にある「ねぎだけめし」。
名産、下仁田ネギを焼き、蒸し、揚げの3種の方法で調理したものが乗っている、ということで、ネギ好きにはたまりませんが、残念なことに土日祝日のみの提供…。
代わりにいただいたのが、「ネギコロッケ」。その名の通り具にネギがたくさん入っているコロッケで、揚げたてがホクホクしていておいしく戴きます。

赤城山をバックに、下仁田ネギのコロッケを頬張る…
次のチェックポイント、JR敷島駅には、駅前に「赤城饅頭」で有名なお店があり、お土産に買い求めます。
色々な種類の饅頭が並んでいて目移りしそう。お店の方に賞味期限を聞いたところ、「上から順に…」と説明を受けたのですが、種類によって賞味期限も様々で、とても全部覚えきれませんでした。

「赤城饅頭」(帰宅後に撮影)。結局、買い求めたのは田舎饅頭と酒饅頭。
帰宅後にいただいたのですが、私は酒饅頭が気に入り、嫁は田舎饅頭が好み、とのことでした。
さらにコースをたどります。
あまりコースの詳細を話しても何なので、グルメメインの話になってしまいましたが(笑)、のんびりとした山里道が中心で、途中、広大な畑の中をまっすぐ走る1本道を気持ち良く走ったり(トップ写真)、上信越の山々を望むことが出来るビューポイントがあったり、とコースも非常に楽しいものでした。

…手前に写り込んでいるのは回答記入用に持参しているペンの先です(笑)
今回はレンタカーということで、コースにダート路が無いことを最初に確認の上、走行しました。あと、道沿いからせり出した枝や草も車体に接しないように注意深く走っています。やはりそのあたりは気を遣ってしまいますね。
午後4時前、沼田市街地でゴール。そのまま市役所前の有料駐車場にクルマを停めます。
最後のクイズが設定されているのは沼田市歴史資料館。入場料を払って中へ。
街歩きをしているときにも、このような歴史博物館を見学することがありますが、街の歴史を詳しく知ることができて非常に興味深く、勉強になります。
館内は撮影不可ですので、いただいたパンフレットのみ、こちらに。

現在の企画展は「土岐の殿様資料展」。
沼田藩の殿様は、江戸中期からは美濃にゆかりのある土岐氏でした。私の地元とも関係があるということで、興味深く見学します。
こうして、2年ぶりのドライブラリーは楽しく終わりました。
こちらのドライブラリーのコース情報は下記へ。
…歴史資料館を後にして、まだ時間もあるしどうせなら沼田駅まで歩いてみるか、と駅に向かう下り坂を歩いている時、路面の段差の境でバランスを崩して転倒し、両膝と右手の親指をしこたま打ち付けてしまったのはお恥ずかしい話…。
転倒して身体が一回転したのですが、幸いに頭は打たなかったものの膝はすりむいて履いていたズボンも破れ、親指も軽い突き指気味で直後には痛みが結構あったので、結局そのまま車に戻ることにします。
翌日はまた、ずっと鉄道で移動ですので破れたズボンをそのまま、というわけにもいかず、替えも用意していなかったので、戻る途中、某有名衣料品店に立ち寄って新しいズボンを購入します。
午後7時前、高崎駅のレンタカー営業所に到着。ここまで付き合ってくれたフィット君とは、ここまで。
この後は宿でチェックインするのですが、その前に夕食。
夕方の通勤通学客で大賑わいの高崎駅構内で、よさげなお店を探します。
すりむいた膝と右手の親指はまだ痛みますが、親指の方は直後よりも少しずつ痛みがひいてきています。どうやら、骨に影響はなく、軽い打撲のようです。

夜の高崎駅(夕食後の散策中に撮影)
レンタカーを返す時に少し雨がぱらついてきましたが、その後雷も鳴り出して本格的な夕立になったようで、傘を持たずに慌てて歩く人の姿も。

夕食は、「とりめし」で有名な「登利平」のお店で戴きました。
「とりめし」の「松重」を奮発。錦糸卵の代わりに肉厚のもも肉が盛り付けられています。これにビールがたまりません(怪我しているのに大丈夫か??)
こうして高崎の夜がふけていきます。
宿は、ここから3駅先の新前橋駅近くに取っています。
応急処置用に、ドラッグストアでキズ薬と絆創膏を購入がてら駅前を散策後、上越線の普通列車で向かいます。夕立の影響かわかりませんが、若干ダイヤが乱れているようで、乗り込んだ列車も20分ほど遅れて到着したものでした。
翌5月28日朝、宿で気持ちよく目が覚めます。
キズの方は痛みはあるも歩くには支障がなさそう。薬を塗り、絆創膏を張り替え、朝イチで朝食後、チェックアウト。

新前橋駅の跨線橋から前橋市内、赤城山が綺麗に望めます。今日は気持ちいい青空。
まずは電車で再び高崎へ。
次の列車まで乗り換え時間が少々あるので、それまで朝の街歩き。
今度は転ばないように(笑)、少し慎重に歩みを進めます。

朝の高崎駅。

土曜日の朝ということで、人も車も少ない街を歩くのは清々しい気分になれます。
あまりの気持ち良さに少し遠くまで行ってしまい、駅に戻る頃には発車時間ギリギリでちょっと焦りました。
ということで、まだお話は続きます。