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2024年12月27日

【2024年冬 遠征記その2】冬の高山本線(後編)と冬の日本海へ(前編)

【2024年冬 遠征記その2】冬の高山本線(後編)と冬の日本海へ(前編) その1 からの続きです。

高山本線、高山駅始発の猪谷行きの普通列車は、発車間際にはほぼ満席になっていました。
しかも…その8割以上が外国人観光客。日本語が車内放送以外ではほぼ聞こえません(笑)

欧米人の観光客も多くなってきており、ほぼ半数くらいを占めているような感じで、英語が普通に飛び交っています。

さっきまで乗ってきた列車には無かった光景ですが、飛騨高山はインバウンドにも人気の観光地。そして、ここからだと金沢も人気の観光地でしょうから、おそらく2都市間の移動ルートがこの高山本線なのでしょう、と車内の様子から勝手に想像します。

1227-140
映画「君の名は」の舞台のモデルと言われる飛騨古川駅も雪の中。

だんだんと山間部に分け入ります。降りしきる雪の中に宮川が並走します。想像よりも川幅が広くゆったりとした流れです。
少し山が開けると集落があり、駅がある、そんな中を淡々と進み、僅かな地元客以外の乗降は無く、1時間ほどで終点の猪谷駅に到着。富山県に入って最初の駅です。

ここでは、18分の待ち合わせで富山行きの列車に接続しますが、まだ入線していません。

1227-150
側線が多く、広い猪谷駅の構内にしんしんと降りしきる雪。
列車から降りた乗客は皆、ホームの屋根のある一角に、ひとかたまりになって待ちます。
そんな中、1人旅らしき外国人乗客が屋根の下から出て、ホームに積もった雪で雪だるまを作っていました。作り終える頃には降っている雪で自身も雪だるまのようになっています。

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やがて、ホームに、今の景色には似つかわしくない軽快な音楽が流れ、富山方面の雪の中から2両編成の列車が現れました。
ほっとしたように、乗客が乗り込みます。

同じ2両編成の列車にさきほどの乗客がそのまま乗り込みますから、乗車率は変わりません。大きい荷物が多いので見た目以上に混雑している感じです。
ここからはJR西日本の車両になり、BOX席とロングシートの混在するシート構成ですが、BOX席は大柄な体格が多い外国人観光客には少し小さいのでしょう、向かいに座った外国人の若者も窮屈そうに座っています。

発車すると、先ほどの宮川が今度は神通川と名前を変えながらも相変わらず寄り添って流れます。

笹津駅で周囲が広がり、富山平野に。それと同時に積雪もだんだんと少なくなってきます。そして、「風の盆」で有名や越中八尾駅や、その先の速星駅からは、乗り込んでくる地元客も多くなってきました。
立ち客も多くなり、やがて通勤ラッシュ並みの混雑に。件の外国人の若者は隣席にも乗客が座ってますます窮屈そうに座っています。

私も身じろぎもせず、じっと待ちます。
そんな状態のまま、11時55分、富山駅の高架ホームに滑り込みました。

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富山は妻の実家もあるということで数多く訪れていますが、鉄道で訪れたのは初めてです。

時刻は丁度お昼時ということで、ここで昼食にします。
改札を出て駅ビルへ。もう何回も訪れている駅ビル内の商業施設ですから、迷うことなく1軒のお店へ。混雑が心配されましたが、幸いにもすぐにお店に入ることができました。

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西町大喜の「富山ブラックラーメン」、これにライス!
これほどご飯と相性のいいラーメンは他にありません。

満足しつつ、食後は少しだけ駅前に。
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積雪はありませんが、細かい雪は降り続いています。

寒いのと次の列車の時刻もあるので、駅前散策もそこそこに切符売り場へ。
ここからは第三セクター「あいの風とやま鉄道線」に乗りますので、新たに切符を購入し、ホームへ。

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泊行きの列車が到着。車内はBOX席が埋まるくらいの混雑。これまでの高山線に乗っていたような外国人観光客の姿はまったく見られません。やはり予想通り金沢方面に向かったか、あるいは長野東京方面への新幹線に乗り込んだのか…。

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隣には新幹線のホーム。

ちなみにこの列車、JR西日本の京阪神を結ぶ新快速・快速電車と座席や車両の構造がよく似ていて、まるで米原から姫路への新快速に乗っているような錯覚を覚えます。

発車した泊行き列車は、富山平野を東へ快走。
雪のちらつく天気ですので、晴れたらきれいに見えるであろう立山連峰も当然のことながら見ることはできません。

滑川の手前で富山地方鉄道線が寄ってきます。そのまま魚津まで並走。富山地鉄には途中にも小さな駅がありますが、年季の入った感じの駅も多く、ちょっと興味をそそられます。

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富山平野の東の端に位置する泊駅が終点、ここからさらに東へ進みます。

乗り換える直江津行きの列車はまだ到着していません。

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少し待っていると、直江津方面から同じホームに列車がやってきます。

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数十m先にお見合いするように停車したのは、折り返し直江津行きとなる「えちごトキめき鉄道」の普通列車です。

海を見たくて、進行方向左側のシートに腰を落ち着けます。
発車していきなり海沿いへ。ここからは一部の区間を除いて、ほぼ海沿いかトンネルを走行します。

1両の列車に乗り込んだ乗客は10数人。ちゃんと車掌さんも乗り込んでいます。こちらも発車早々、いかにも実直そうな車掌さんによる車内検札が開始。1人ずつ丁寧に検札していきます。
まさに今は18きっぷの時期、線内では使えないのでそのチェックの意味もあるのでしょう。
ちなみに私は18きっぷは持っていません。富山駅のあいの風とやま鉄道の切符売り場で購入できる最遠となる、直江津までの乗車券を持参しています。

乗客が多くないので検札はすぐに終わりましたが、その後も途中駅から乗客が乗り込むとすぐに飛んでいって確認を怠りません。これが職務とは言え、まさに実直そのものです。

途中の市振駅から「えちごトキめき鉄道」に入ります。車両は泊駅からですので、これで名実ともに「えちごトキめき鉄道」として走ることに。

親不知駅付近(トップ写真)。ちょうど北陸道が海の上にせり出しているあたりです。

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冬の日本海、寒波がやってきているということで風も強く、荒れています。

糸魚川駅に到着。ここで多くの乗客が乗り込んできました。立ち客もちらほら。糸魚川駅を出発すると再びトンネル区間が多くなります。

能生駅を出ると全長11㎞超の頚城トンネルに。その途中にホームが現れ列車が停車。トンネルの中の駅として有名な筒石駅です。

名立駅を出ると再びトンネルに入り、出るといきなり海が目の前の有間川駅に到着。車窓にメリハリがあって飽きさせません。
次の谷浜駅を出て、えちごトキめき鉄道最後のトンネルを抜けると住宅地が現れ、終点の直江津駅が近くなったことがわかります。

15時過ぎ、直江津駅に到着。

次の列車の発車までは8分。トイレに行きたいし、直江津から先の切符を購入しないといけないし、ということであまり時間はありません。

写真を撮る時間も惜しんで、少し足早に駅舎への階段を登って行ったのでした。

その3 に続きます。
ブログ一覧 | 鉄道旅 | 日記
Posted at 2024/12/31 00:27:28

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