
昨日(9月16日)は、ドライブラリー「
ShixpoDR」に行ってきました。
今回のコースは新潟県。関越道小千谷IC近くをスタートして中越地方を駆け回り、新潟市の弥彦山山頂がゴールの約133kmのコースです。
こちらのコースは、プレイドライブ(PD)誌1987年7月号で開催された第26回PDQMのコースをベースに、コース、クイズを再編成されたものです。
午前5時に自宅を出発。東海北陸道~北陸道経由で向かいます。朝も早いので東海北陸道もそこまで混雑していません。
富山県に入る頃から青空がみえて暑くなってきました。今日も真夏のような陽気の中でのドライブになりそうです。
午前10時頃に小千谷インターに到着。ガソリンを補給して早速スタートします。
小千谷市内を抜けて、しばらく登りが続くと、眺望もひらけてきて良い雰囲気の峠道になります(トップの写真)。
峠を降りるとのんびりとした山里道。交通量も少なく、こちらものんびりとした気持ちでドライブが出来ます。しかし、さすが米どころ新潟県、田んぼが広々としていますね。今が刈り入れの直前、ということで、黄金色の稲穂で埋め尽くされていました。
再び登りになり、山道をしばらく走ると、眼下に見事な眺望が広がっていました。

3cp「石川峠」です。向こうには日本海が青く光っています。
コースはここから米山方面に抜けますが、その道がかなり幅狭く、両脇からは路面にせり出した草が阻み、さらには木の枝が目の前にぶら下がってきます。
そんな中をしばらく走ると・・・

ダートになってしまいました・・・
作成者のコース案内文にあるダートとは様変わりして、真ん中の夏草が半端無く伸びています。
ずっと車体の床下を草で擦らせたまま、1km弱のダートを慎重に走りました。ちなみにこの道、れっきとした県道です。
※車高の低いクルマですと、車体下を破損する恐れがありますので参加される方は十分ご注意ください。また、道幅も狭く、せり出した木の枝や草が擦れてボディが傷つく恐れもあります。
ちなみに、私の純正の車高のプリウスαでは、路面が直に接触することはありませんでした。ボディは・・・細かいキズはけっこうついたかもしれません

ようやく舗装区間が現れてほっと一息。
ススキの林の中を走ります。まだまだ暑いのですが、こういう光景はもう秋ですね。
ようやく里に降りたと思ったら、立派な米山大橋が見えて、そこはもう海でした。つい10分くらい前まで険しい山の中を走ってきたのが嘘のようです。

青海川駅。ドラマや映画のロケ地にもなっており、私も写真では何回も見たことがあるのですが、実際に訪れたのは初めてでした。
駅名標の向こうに広がる真っ青な海。いつまでもここに佇んでいられそうです。
ここからしばらくは海沿いを走ります。
この付近の国道8号線沿いには、「日本海鮮魚センター」のほかに、ホテルやレストラン、道の駅などが集まっていて、ちょっとした観光地になっています。さすが連休中だけあって、鮮魚センターやレストランは多くの人で賑わっていました。
さらに海沿いのまっすぐな道を快調に進みます。5cpになっている、柏崎刈羽原発近くの「東京電力サービスホール」ではしばし展示館を見学。そういえば以前、やはりドライブラリーで静岡県の浜岡原発の展示館も見学したことを思い出しました。原発の構造や安全性についての解説などにそこまで大きな違いはありませんが、やはり関心を持って見入ってしまいます。
西山町に入り、再びコースは「西山林道」という細い林道に入ります。
細いうえに、両脇は草が生い茂って見通しの悪いカーブが続きます。カーブミラーも少ないので、非常に慎重に進んでいきました。
しばらく走るとようやく道幅が広くなり、それとともに眺望も開けてきました。

越後三山を見渡すことができます。
ここからは再び海沿いへ。
海に山に、めまぐるしく変わって楽しいドライブです。
良寛さんと北国街道の宿場町で有名な出雲崎町へ。
海辺の駐車場に車をとめて、クイズの確認と散策にでます。

出雲崎の旧宿場町の街並みを散策。妻入り、という特徴的な建物がぎっしりと並んでます。

海を背にして建つ良寛堂。子供の頃、偉人伝で良寛さんの話を読んだことを思い出しました。
さらに海沿いドライブが続きます。
コースはこのまま寺泊を経由してゴールの弥彦まで一気に向かっていきます。

青い空と青い海

途中いくつかの海水浴場を通ります。海を泳いでいる人はそこまでいませんが、サーフィンや浜辺で遊んでいる人の姿は多く見かけることができます。
寺泊に入ると、いまで快適だった道がやや混雑しはじめました。ここは魚市場めぐりで全国的に有名ですが、この日も大賑わいでした。
もし、立ち寄れたらシーフードの串焼きなどをつまみながら・・・とも考えていたのですが、どこのお店も人が溢れんばかりの盛況ぶり。駐車場は探せば停められそうでしたが、これでは落ち着けそうにないな、ということでそのまま通過します。

大賑わいの魚市場街。
いよいよコースも終盤。寺泊からは海と別れ、弥彦へ。

弥彦駅前。弥彦神社の門前町らしく、駅舎も神殿風の造りです。
弥彦神社も賑わっていました。神社近くの駐車場は満車。少し離れた駐車場に停めて参拝します。
門前町のお店も多く、どんな名物があるのか、ひやかしながら少し散策を楽しみます。
参拝して戻る途中、チェックポイントの所で停まっているクルマが目に入りました・・・もしや、と思ってよく見るとやはり私と同じ「ShixpoDR」の参加者の方のようです。
最近は、ドライブラリーの参加中に他の参加者の方とお会いすることはめったに無くなってしまいましたので、これは珍しい。せめてひと言挨拶だけでも・・・と近寄ったら、目の前で走り去ってしまいました。
その後、私が車に戻り、再スタートするためにチェックポイントの所に停まると、ちょうどその参加者の方が神社の方へ歩いていく所でした。チェック後、やはりどこかにクルマを停めてこられたのでしょう。
私は一足先にゴールで待つことに。
弥彦山のスカイラインをずんずん登ります。ゴールの弥彦山頂駐車場に到着したのは午後4時でした。
ここからは日本海と佐渡島を見渡すことができます。やや靄がかかっていました佐渡島の山々を見渡すこともできてまさに絶景。日本海に沈む夕日を眺めることができるスポットとしても有名で、カップルや家族連れで賑わっていました。
「コシヒカリ入りアイスクリーム」を味わいます。

中に、しっかりと米粒の食感がありました。
ここで1時間ほどいましたが、先程の参加者の方は現れませんでした。残念ですが、このまま帰路につきます。
ここからは、まずは夕食。この日は行きの高速SAでの朝食と、さきほどのアイスクリーム以外、食べ物は何も口にしていません。前から食べたかった燕市にある「杭州飯店」のラーメンをいただくことにします。
(これも、今回の目的の1つです)

ゴール地点から約40分ほどでお店に到着。
いわゆる「燕三条系」というラーメンで、太麺に、煮干しのだしにしょう油ダレスープ、そして背脂がみっちりとかかっていて、玉ねぎの角切りが載っています。
混雑しているかな?と思ったが、まだ時間帯が少し早かったようですぐに入れました。隣にかなり広い駐車場があるので、クルマでも安心です。
出されたラーメンがこちら。

だしの旨みと醤油だれの程よいしょっぱさ、それに背脂の甘味がうまく太い麺に絡み合って美味しかったです。これだけ脂が乗っていてもスープはくどくなく、ほとんど飲み干してしまいました。
麺も並サイズでしたがそれでも量は結構あります。もう少し固めならもっと良かったのですが、それでも十分期待通りの味です。
横にあるのは半餃子(2個入り)。通常は4個なのですが、餃子自体が非常に大きいので半餃子でもかなりボリュームがあります。肉汁たっぷりの餡がぎっしり詰まっていて、こちらも美味しくいただきました。
なお、こちらのお店、ラーメンで有名になりましたが本来は中華料理がメインでメニューもかなり多いようです。グループで訪れたら、色々と味わえるかもしれませんね。
しかし、1人ですとラーメンと半餃子だけでお腹が一杯になってしまいました。予定では、帰りに富山にも立ち寄って富山ブラックラーメンを・・・とも思っていたのですが、とてもお腹にそんな余裕はありません。
このまま高速に乗って、一気に帰路につきます。
三条燕インターを午後6時に出発。東海北陸道が事故で通行止めでしたのでそのまま北陸道を米原経由でひた走り、自宅着は午後11時50分頃でした。
それにしても、とても良いコースでした。山道と海沿いの道という風景の移り変わりの良さもさることながら、山里道ののんびりした雰囲気や出雲崎の町並み、弥彦山をはじめとする眺望の良さなど、もともとのPDQMの良コースが、作成者さんの手でさらに良くなったような感じです。
新潟県方面は意外と訪れる事が少なく、今回も訪れたことのないエリアでしたので私にとっても非常に新鮮でした。
※こちらのコースは、個人が運営されているオリジナルのコースです。
コース開催要項内にある「11.注意事項」を守れる方でしたら、どなたでも参加できます。
本文にもありましたが、このコースは狭い道幅や未舗装路もありますので、あまり車幅の広い車や車高の低いクルマでの参加はやや厳しいかもしれません。参加される場合は自己責任でお願いします。