
礼文島の香深港を出港して利尻島の鴛泊港までは約45分の船旅です。
のんびり寝るほどの時間は無いので外のデッキスペース等で過ごしました
暑くも無く寒くも無く丁度良い気候です。
予定通り14時10分には利尻島へ到着、今夜は島で1泊しますのでチェックインの時間まではのんびりできます。本当はこの時間に釣りしようと思ってダイソーに寄ったんですけどねw それどころじゃない事件が起こりました
利尻島は利尻富士を中心にほぼ円形の島で海沿いをぐるっと一周できます、港に居たタクシーに右回りと左回りどっちが良いか聞いたらこの時間なら左回りが良いよとアドバイス頂いたので左回りで出発です。
走り出してしばらくすると急にエンジンが吹けなくなりそのままエンスト!??
セルは回りますが再始動できません、何年か前にも同じ様な症状になった事は有りましたが、、それからはずっと再発はしていませんでした
時間を置けば掛かるかな?と思いましたが人の家の前だったので押して動かそうとしているとその家のおばあちゃんが出てきて話し掛けてくれました
エンジントラブルだと言うと「家の電話使いなさい」「中に入ってお茶でも飲んで行きなさい」と優しいお言葉、島の人は本当に親切です(´;ω;`)
本当はお言葉に甘えて島の方と交流出来ればと思ったんですが、、時期が時期ですのでなるべくそういった事は控えた方が良いのかなという思いと、このままエンジン掛からなかったらどうしよ?ってのが有りましたので庭先の場所だけお借りして再始動を試みました、すると完調ではありませんがエンジンは掛かりましたのでとりあえず宿に向かうべく走り出しました
しかし走り出してしばらくするとまたエンスト(´・ω・`)
今度はしばらく待っても再始動できません・・・これちょっとヤバいかも
そんな雰囲気が漂ってきます、メカニカルなトラブルなら分かり易いですがどうもECU臭いです。
以前、異音がしていた燃ポンも怪しいと思いましたが普通に回ってる音はしていますしホースを指でつまむと燃圧も有ります。一応メインヒューズを抜いてリセットしてみましたが変わりません
ここで何年も前に似たような症状が出た時の対処方法を思い出しました、ECU本体を外してしばらく置いてみます、その時はこれで完全に直りましたので
本当は社外のフルコンなのでこの方法はあまり良くないんですが背に腹は代えられません
そして出発前に行った事が原因である可能性もある為取り付けたバックカメラの配線を外しました、中華製品はノイズが酷いのでECUに悪影響を与えた可能性もあります
しばらく時間を置きECUを戻して緊張の一瞬です(`・ω・´)
すると、、、セル一発でVツインは目覚めてくれました、良かったー
そして走り出すと相方にも分かるくらいエンジンの音が良いです、やっぱり止まる前は音とか雰囲気が何かおかしかったんですよね、それに比べると絶好調ですw 原因は中華製バックカメラのノイズだったんかな~?ECUのリセットだったんかな~?はっきりとした原因は分かりませんが無事にツーリングを続けることができます。
バイクの調子も良くて絶好調!そうすると天気も良くなって晴れてきました!
先程までのドキドキが嘘の様ですw 時間はあまり無くなりましたが寄り道してみます。オタトマリ沼です。やっぱり晴れると景色の色が違いますw
ここも大きな駐車場が有りますが車は一台も停まっていません、普通なら観光バスが沢山停まる所らしいです
空は晴れてきてましたが頂上付近は雲に隠れていた利尻富士が顔を出しました
コロナの影響で何件かある売店や土産物屋もほとんど閉まっていて営業してたのは一軒だけでした、どこもそうですが本当に観光業界は大変な状況です。
店のおばちゃんとそんな話をしながら塩分と
糖分を補給しますw
島の観光は翌日も出来るのでトラブルでちょっと疲れたのも有り少し早いですが宿へ向かいます
今日の宿は旅館 雪国、昭和な感じの旅館ですが海が目の前でとてもいい宿です
窓からの景色です、ここなら目の前で釣り出来たな~w
漁師さんの経営する宿なので晩飯も値段の割には豪華です
本当はウニ苦手だったんですが採れたてのエゾバフンウニはクリーミーでめちゃウマでした
お風呂も温泉だとは知らなかったので入ってみたら良いお湯でびっくりw
そしてここは周りが海で星空が綺麗で有名らしいので風呂上りに玄関先に出て星を眺めてみると街灯の明るさと目が暗さに慣れていないせいで普通に綺麗だなって程度でした
相方はまだ風呂なのでしばらく一人で星を眺めてると一人のご婦人に呼び止められました
「そこは明るいからこっちにいらっしゃい真っ暗だけど怖くないから大丈夫」と20mほど先の道端に案内されると、、そこにはそりゃあ見事な満天の星空が広がっていました
そこでは外国人のご主人が星空を撮影していて聞けばご夫婦で世界中の星空を見に旅をしているそうです、とても星に詳しいお二人で色々星の見方を教えて頂きました
映像や写真でしか見た事の無いような見事な天の川を初めて見ました、星の数だけでいえば真冬の奥飛騨中尾で見た星空も凄かったですが完璧な天の川と夏の星座を解説付きで見られたのでまるでプラネタリウムでしたw
そして夏の星空は晴れていれば綺麗に見られるという訳ではなく湿度なども関係し、晴れ過ぎていても水蒸気がレンズ効果を生みこんなに綺麗には見えないそうです、今夜はめったにない最高のコンディションですよと教えてもらいました
その星空を撮影したいと思いますが普通のコンデジとiPhoneでは
当然、、真っ暗な何かしか映りませんねw
星空がこんなに綺麗なら一眼や三脚を持って来たい所ですがそれなりの綺麗な写真や映像を撮ろうとすると今持ってる機材じゃあ難しいでしょうね(^^;
風呂から出てきた相方と完璧な天の川と何度も流れる流れ星を寒くなるまでずっと見上げてたら首の後ろとふくらはぎが痛くなってきましたw
本日の走行距離は144.7kmでした