【新春3SーFEいじり】と銘打つも、もはや3SーFEが(ほぼ)写っていない件を考察する
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
最近、すっかりお留守になりつつあるセリカちゃん・・・
新年も、早くも約1ヶ月経ちますが、やはり1発目は切り込み隊長、3SーFEでないと!
え、どこが3SーFE?
最終型は、4スロですよ。確か、マルチバルブじゃなかったかな?
2
スロットルの仕上げを目指します。
課題はリンケージです。
このスロットル、端にスロットルリンケージ(“リンケージ”って、どこからどこまで言うんでしょうね)が付いているのですが、今回、コレを使用するのはNGと設定しています。
なぜならこのセリカは、スロットルリンケージは“ロッド”、スロットルワイヤーを使っては―――
負まあ、それも悪くはないのですが・・・け
3
負まあ、その端のリンケージに加工する手もありますけどね・・・け
ただ、左右スロットルボティの中央を押し引きする方が、スロットルシャフトへの捻り負荷が少ないように感じるのです。
という訳で、左右スロットルのリンケージを繋ぐブリッジ(と言うのかな?)に、レバーを付けます。
ミスター廃材のレバーは、スチールアングルで作ります。
4
切り込みを入れ、差し込んで溶接と行きましょう。
5
少しトリミング、ネジ穴を開けたら、ジンクスプレーで塗装します。
6
ピロボールにシャフトを通し、キャブ用の押しレバーで合わせてみました。
が、押しレバーが長く、角度が適切ではないため、リンケージブリッジの押し始めが渋い(逆関節気味)・・・
7
作りましょう、レッツ廃材消却!
カローラの初代6スロリンケージから出た廃材を、押しレバーにリメイクします。
え、前項?
押しレバーではなく、押しロッドを長く伸ばして、押しレバーの角度を跳ね上げれば、スロットルの引っ掛かりは無かった?
ボソッ売れるもん・・・
8
縦に4ミリの穴を開け、間に切れ込みを入れ、その間の前後、片方は5ミリの穴に、もう片方は、M5のタップでネジ切りです。
9
紆余曲折を経て、完成・・・え?
完成しました。え?
今度は短すぎたんだよ!
最後の廃材を出し尽くしました。
支点の調整できるように、3箇所掘りました。
リンケージシャフトの位置決めに、スプリングを用いて、エンジンの振動などから前後方向に逃がせられるようにしました・・・が、これに意味があるのかどうかは、動くようになってから検証です。
10
さて、リメイク押しレバーの作動は・・・
!!
引っ掛かり、無し!
手応え、適度な硬さ!
動きに淀み、無し!
※きせきが おきた!
3穴の最も手前の穴で、いきなり正解を出しました。
え?他の2穴?
世の中、知らない方が良いことも、あるのだよ。
11
こちらも進めます。
この車の個性の1つ、アクセルリンクです。
アクセルを踏む→ロッドを引っ張る→リンクがスライドする
動きの範囲・・・狭過ぎん?45度無いくらいでしょう!?
調整がシビアになりそうな悪寒がします。
だが、それがいい、だからこそ活かさなくては!
12
実は、この文章執筆中に整備書を調べたのですが(始めから調べておけよ?うん、僕もそう思う)、2TGのアクセルレータリンク(と言うのですね)とは、ずいぶんと形状が違っていました(元々このセリカのエンジンは、18Rのシングルカム)。
・・・にしても、ロッド装着部のピボットが、見るからに貧弱過ぎるんです。
5ミリくらい?ロッド側の穴が6Φくらい?
そこに、厚みの薄〜い樹脂製スリーブが入って、割りピンで抜け止め、という構造です。
こんなの、すぐにガタが来る・・・
13
こんなの、斬ってしまえ!
ここのボスにタップを掛けて、ボルト留めにすれば、スリーブにするにしても、いっそピロボールにするにしても、自由度が増・・・
° ° ( o )
そうか、元々は“可動”部だったんだね・・・
14
エンジンにスロットルASSYを仮付け、さて、どう繋いだものか・・・
15
こちらはアクセルリンクとスロットルシャフトとを繋ぐロッド、純正物です。
ざっくりと見て、まあ、この辺で・・・とりあえず、曲げてみます。
「「「とりあえず!?」」」
だ、だって、これ使い勝手悪そうだもん!
16
だ、だって、通り道(これで行くなら)、こんなんだよ!?
17
と言う前に、やはりスロットルシャフトの支点が問題となりそうです。
引く力が掛かる箇所(シャフトを回すレバー)から支点までの距離があり過ぎるので、いくら強度あるステンレスシャフトとは言え、経年で曲がっていくであろうことは、目に見えています。
シャフトを回すレバーの位置を支点に近づけても良いのですが、そうするとリンクロッドが結構内部まで入ってくる、あるいは、後に着けるてあろうエアクリーナーに接触しないとも限らないので、できるだけバルクヘッド付近に押し留めておきたいのです。
18
ならば1択、支点位置を変えます。
スロットル周りをよく観察して、思い付きました。
もちろん、お供は廃材・・・“廃”だなんて失敬、フォーチュン・マテリアルです。
19
無限に広がる、フォーチュン・マテリアル・ワールドへようこそ。
20
スロットルボティの側面、ちょうどバルクヘッド付近に来る方です。
あっ、こんなところに、い〜いボルトが付いているではありませんか!
21
スロットルワイヤーステーの片側を切除しました。
このステー自体は、スロットルストッパーとしての機能もあるので残しまして、上から被せてボルト共締めとします。
22
廃材か
フォーチュン・マテリアルから、摘出します。
たぶん、電動パワステのコラムチューブに着いていたステーかな?
厚み、強度も十分でしょう。
23
簡単なサビ対策だけして、ボルト共締め・・・
クリアランスに泣く、いつものことです。
24
先にピロボールタワーを付けてしまいます。
高さがちょっと足りない・・・もう少し背丈のあるフォーチュン・マテリアルだったらね〜
ところが!
以前、フューエルレギュレーターの蓋に使ったアルミスペーサー(2個入り)が、ドンピシャの高さに!
使い切って、スッキリ。
25
かくして、スロットルシャフトの支点は、かなりバルクヘッドに近づきました。
このシャフトのレバーをどう動かすか、この先は、アクセルリンクの加工が全てとなりそうです。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( GhostOfMottainai の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク