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2009年05月17日 イイね!

無ければ作る

無ければ作る!!
6V車のウインカーリレーなのであるが、旧車の場合バッテリーからウインカーまでのスイッチやらコネクタの接触抵抗が多い
この場合、バッテリとリレーが正常でも下記の様な症状が発生する
・エンジンを掛けないと、もしくは吹かさないとウィンカーが正常に点滅しない
・ストップランプが点灯すると、ウインカーの点滅が遅くなるか点滅しなくなる
・ウインカーを暫く点滅させると点滅しなくなる
・etc
特にハスラー250は6V/17W*2のバルブの為、配線劣化の電圧降下にはとても厳しいものがある
オークションなどで流通している6V対応のリレーを試してみたが、私の場合やっぱり、状態に変化は無かった

ならばと言う事で、旧車に使うと言う前提でウインカーリレーを作ってみた。
目標とする仕様は4.5V以下まで正常に動作するウインカーリレーである
取り敢えず、回路を設計してみたものが以下の図


555とかのタイマーICも検討したが、私の力では大きな電圧変化で点灯間隔が一定になるアナログ回路を設計出来ない
従って今回は、マイクロコンピュータを使ってみる事とした

下の写真は、今回使ったMicroChip社の12F675と言うマイコンで、小売り価格100円..
<安価であってもこのチップは凄い、出来るだけ不定動作を無くす為の機能満載である、この手のコントロールにはビッタリ!!ソフトの開発環境も、アセンブラであればチップメーカから無償で供給される>

手作りの基板は、このマイコンを動かす為の評価基板
とりあえずは、この基板でマイコンへのプログラムと動作確認を行う


回路図からリレー基板を作成してみる
基板が完成した所で動作の確認をして、ケースに納めた所
部品代は1500円程度である


実際にハスラー250に取り付けた所
タンク下の、点火コイルのとなりに丁度良いスペースがあり、ここに取り付ける。 (動作環境的には厳しいのであるが..)
取り付け後、動作の確認を行う


ハスラー250に取り付けて、半年程評価を続けて来た
結構なオフも走ったのであるが、いまの所すこぶる快調である。

もし、このリレーに興味を持つ人がそれなりにいれば、基板屋さんで生基板を作る事も考えたい
<そんなモノ好きはいないか^^;>
Posted at 2009/05/17 21:09:54 | コメント(6) | トラックバック(0) | 6V電装研究所 | 趣味
2008年10月19日 イイね!

6V電装の基本 Part1

6V電装の基本 Part16V電装についてまとめてみたのである。
今後6V電装二輪車のレストアの参考になれば幸いである

図は6V電装車の灯火系と充電系の基本回路である
.単相発電
.灯火の交流点灯
.電圧規制装置(レギュレータ)無し
上記の内容を持つもっとも基本的な構成である。

主に125CC以下のバイクで多く使われたものであり、ハスラー90やハスラー250も基本はこの方式を採用している。
特徴は以下の通り

①この方式は灯火の交流電圧の規制(レギュレーション)は接続されているバッテリによって行う
接続されているバッテリが6Vとすれば、約6.8V以上の電圧が発生した場合、バッテリーが充電電力として、それ以上の電圧分の電力を吸収する。もし満充電であればその電力はバッテリーの電解液の電気分解のエネルギーと熱として消費される

②従って、バッテリーが未接続の場合あるいは接続端子に接触不良が発生すると灯火に規定以上の電圧が印加され、灯火が過電圧で切れる

③灯火の点灯の効率は、発電した交流電力をそのまま灯火に加える為、非常に良い、従って発電コイル等を小型化(ローコスト)が出来る

④昼間の無灯火の場合、灯火を回路から灯火分の抵抗負荷に切り替えて熱として放出する方式(ロードパル)と発電コイルの中点からのタップに切り替えて、発電電力を下げる方式がある。(ハスラー90,250)

維持、改良には以下の点を留意する必要がある。

①バッテリーの保水レベルのこまめな点検と補水
発電で余った電力は充電電流として消費される為、バッテリーの電解液が減りやすい
②バッテリーの接続端子の接触不良の点検
バッテリーに接触不良が発生すると、灯火の球切れが発生する
接続端子は確実に接続されているかを確認する
③バッテリーレス化
交流分の電圧規制が出来る、レギュレータが用意出来る場合は可能と思われるが、方向指示器.停止灯.警音器などの電力をノーマルの発電コイルでまかなえるかが、ポイントとなる。
従って小排気量車のノーマルの発電コイルでは対応は難しいだろう
④他の電池の使用
ニッカド電池の使用は充電特性の違いで使用は出来ない
密閉式のバッテリーも充電特性が異なるので、バッテリーを傷める事になる (密閉式のバッテリーは水分の還元機構の為、充電電流量に制限がある)
⑤12V化
発電コイルの容量によるが、これも小排気量車のノーマルの発電コイルでは対応は難しいだろう
12Vの灯火などの負荷を接続した状態で12V以上の発電能力があれば、比較的対応の可能性は高い
当然の事であるが、改造のリスクとメリットで判断すべき事である

6V電装車は奥深いのである

なお、本文の内容を参考に修理等の作業される場合はあくまで、自己責任でお願いします。
Posted at 2008/10/19 02:27:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 6V電装研究所 | 趣味
2008年06月15日 イイね!

6V車のテールランプLED化

6V車のテールランプLED化毎度おなじみのハスラー90である
今回はテールランプとメータ照明をLED化してみたのであった
最近は白色LEDの普及に伴い、電球と置き換え出来るLEDが多く販売されているのであるが、当然の事ながら殆どが12V仕様である
我がハスラー90は伝統を受け継ぐ6V車
でっ6Vの電球置き換えLEDを探したら、何と販売はされているのであるが、一個1980円!!なのであった

ならば作るしか無いと、とう言う事で一個100円の白色LEDを入手して、LED化してみたのであった
ちなみに写真は、LED化したテールを点灯させた所

結果は、Good!
照射角15度と言う事で、厳しいかなと思ったが、テールランプのレンズが光を良い感じに拡散してくれるので、全く問題無し
かくして、31年落ちのハスラー90のテールランプは、21世紀の最新のデバイスを手に入れたのであった


ついでに、ガレージに落ちていた12Vのストップ球の置き換えLEDもアドレスに付けてみた
こちらは、電球交換と同じなのでワンタッチのお気軽交換である
チープな小排気量車なハスラー90とアドレスV100
LED化の目的は消費電力の削減なのであった
(これは効く!!)
Posted at 2008/06/15 23:54:03 | コメント(5) | トラックバック(0) | 6V電装研究所 | 趣味
2008年03月30日 イイね!

修理は続くよ.. 今回は電装

修理は続くよ.. 今回は電装先週はガレージから出して、通勤のお供にしようと思っていたのだった
暖かいので、取り敢えず近所の林道へ行って走ってみたのであった。
心地良いエンジン音で、タララララー♪と走る 快調なのであった
が...
道路の合流点で、ウインカーを出したら反応無し
試しにホーンを鳴らしてみても、反応無し

そうなのである、走行中のバッテリ上がりなのであった。(>_<)
(ハスラーはバッテリが上がってもエンジンは回るのである)

今日はその対策を行う事とした
結局、30年の間に誰かがライトスイッチを別物装着をしてた事と、別物を無理矢理取り付ける為のハーネス改造が原因なのであった。 (とってもデタラメな配線でACラインにDCを繋げてあったり..)
レストアの時にこの辺を疑わずに組んでしまったのであったが、誰が、どんな事をしているのか解らないものである。
それと、ハーネスの劣化対策も行い、25Wのヘッドライトもキチンと25Wで点灯する様になったのである。
(原因解析と対策で丸一日を使ってしまった..)

旧車は奥が深いのであった (>_<)
Posted at 2008/03/30 22:27:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | 6V電装研究所 | 趣味
2007年04月15日 イイね!

[FOXBATマニアックス]Ref003

[FOXBATマニアックス]Ref0036V電装の話しなのである。
最近は50CCのバイクでも殆どが12V電装となっており、6V電装はバイクでも旧車扱いとなっている。
さてその6V電装であるが、特徴を書いてみたい
1.点火系
6V車はマグネトー式が殆どであるが、これは点火エネルギーをエンジンの回転によって補うもので、バッテリ-が上がっても、さらにはバッテリが無くても(バッテリ-を接続しないでエンジンを回すと電装が壊れます)エンジンは掛かる
最低限の機能を残すと言う事では、きわめて信頼性が高い点火方式ではある。
2.充電系
基本的に、エンジンの発電を整流するダイオードだけで、ボルテージレギュータは無い
電圧の制御はバッテリーの充電電流で行うのである。
従って、バッテリが接続されていないと、過電圧が掛かりバルブ切れとなってしまう事となる。
また、バッテリ-に対して過充電となる事がある為、バッテリの液確認が重要なメンテナンスポイントとなる。

昔は4輪車でも6V電装が有ったのであるが、始動性向上の為に12V化となった。
バイクでもセルモ-タが当然の時代であり、バッテリーCDI点火が主流となり、6V電装は旧車としてしか存在しなくなったのである。

Posted at 2007/04/15 23:40:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 6V電装研究所 | 趣味

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FOXBAT 旧ソ連の超高速要撃機Mig-25のNATOコード名 決して格闘戦には向いては無く、目標まで一直線に向かう戦闘機界の直線番長と呼ばれる 飛んだら...
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