無ければ作る!!
6V車のウインカーリレーなのであるが、旧車の場合バッテリーからウインカーまでのスイッチやらコネクタの接触抵抗が多い
この場合、バッテリとリレーが正常でも下記の様な症状が発生する
・エンジンを掛けないと、もしくは吹かさないとウィンカーが正常に点滅しない
・ストップランプが点灯すると、ウインカーの点滅が遅くなるか点滅しなくなる
・ウインカーを暫く点滅させると点滅しなくなる
・etc
特にハスラー250は6V/17W*2のバルブの為、配線劣化の電圧降下にはとても厳しいものがある
オークションなどで流通している6V対応のリレーを試してみたが、私の場合やっぱり、状態に変化は無かった
ならばと言う事で、旧車に使うと言う前提でウインカーリレーを作ってみた。
目標とする仕様は4.5V以下まで正常に動作するウインカーリレーである
取り敢えず、回路を設計してみたものが以下の図
555とかのタイマーICも検討したが、私の力では大きな電圧変化で点灯間隔が一定になるアナログ回路を設計出来ない
従って今回は、マイクロコンピュータを使ってみる事とした
下の写真は、今回使ったMicroChip社の12F675と言うマイコンで、小売り価格100円..
<安価であってもこのチップは凄い、出来るだけ不定動作を無くす為の機能満載である、この手のコントロールにはビッタリ!!ソフトの開発環境も、アセンブラであればチップメーカから無償で供給される>
手作りの基板は、このマイコンを動かす為の評価基板
とりあえずは、この基板でマイコンへのプログラムと動作確認を行う
回路図からリレー基板を作成してみる
基板が完成した所で動作の確認をして、ケースに納めた所
部品代は1500円程度である
実際にハスラー250に取り付けた所
タンク下の、点火コイルのとなりに丁度良いスペースがあり、ここに取り付ける。 (動作環境的には厳しいのであるが..)
取り付け後、動作の確認を行う
ハスラー250に取り付けて、半年程評価を続けて来た
結構なオフも走ったのであるが、いまの所すこぶる快調である。
もし、このリレーに興味を持つ人がそれなりにいれば、基板屋さんで生基板を作る事も考えたい
<そんなモノ好きはいないか^^;>
Posted at 2009/05/17 21:09:54 | |
トラックバック(0) |
6V電装研究所 | 趣味