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2020年11月21日

スバル レヴォーグ GT-H EX/STI Sport EX 試乗記

スバル レヴォーグ GT-H EX/STI Sport EX 試乗記 本日は10月15日にフルモデルチェンジが発表されたスバル レヴォーグに試乗しました。試乗グレードは主力グレードのGT-H EX(3,707,000円/CVT)と最上級グレードのSTI Sport EX(4,092,000円/CVT)になります。




【エクステリア】

GT-H EX フロント ボディカラーはクリスタルホワイト パール


STI Sport EX フロント ボディカラーはクリスタルホワイトパール


GT-H EX サイド


STI Sport EX サイド

今回のフルモデルチェンジで一番残念だったのはこのエクステリアですかねぇ。先代モデルと比較して、プレスラインが整理されて「面」が綺麗になりカッコよくなっていることは認めますが、全長65㎜と全幅15㎜の拡大をしなければならなかったんですかねぇ。
先代モデルが「日本専用車」ということを掲げ、全長4,680㎜と4代目レガシィ並みに抑え、全幅も1,780㎜と何とか日本でもそこそこ運転しやすい大きさにまとめていたかと思うと、アッサリとサイズを拡大してしまったことは本当に残念なんです。このクルマに限ったことではありませんが、モデルチェンジの度にサイズ拡大をするのはもうやめていただきたいですね。

【インテリア】

GT-H EX ダッシュボード


STI Sport EX ダッシュボード

インテリアはこのクルマの弱点でしょうか。MAZDA3と同様にダッシュボードの中央部分を合皮貼りにしてあるのですが、何故かそこまで質感高く見えないのはやっぱりデザインの問題なのかなぁ。また、オートビークルホールドとアイドリングストップのキャンセルスイッチをダッシュボード中央の液晶パネルで行うことになったのは個人的に大きなマイナス。走行中に変更することはできないし、変更するにしてもメニュー画面から車両情報を選択する必要があって面倒くさい。
EXシリーズの液晶メーターも様々なメーター表示が用意されているが、メーター画面の変更は走行中にできない。何かと便利そうに見えてそうでないことが多く、慣れないうちは面喰うことも多いのではと感じました。

【シート】

GT-H EXのフロントシート


STI Sport EXのフロントシート

GT-H EX・STI Sport EX共に共通形状のスポーツシートとなっていて、GT-H EXはトリコット/ファブリックの布シート、STI Sport EXは本革シートとなっています。個人的に好みな掛け心地だったのは本革シートの方で、少し硬めな掛け心地がしっくりきました。

【エンジン・トランスミッション】

トランスミッションはCVTのみの設定

2,000CC水平対向4気筒DOHC直噴ターボエンジン(177PS/30.6kgf.m)とCVTの組み合わせになります。
正直な感想を言ってしまえば、今回のフルモデルチェンジによるエンジンの進化幅よりもスバル・グローバル・プラットフォームを採用したシャシーの進化幅のほうが大きくて、加速力に不満はないけどシャシーが出来過ぎのため「パンチ」のある加速がどうしても欲しくなってしまう、といったところです。
今後の改良において、ユーザーの反応次第ではウワサのある2,400CCターボエンジン搭載車が追加されるのではないでしょうか。本当シャシーの出来は素晴らしく、WRX S4に搭載されている2,000CC直噴ターボエンジンを搭載しても全然オッケーな感じがありますので。

【サスペンション・乗り心地】

装着されていたタイヤは225/45R18 ヨコハマ ブルーアースGT

サスペンション構成はフロント・ストラット式/リヤ・ダブルウィッシュボーン式になります。
まずGT-H EXですが、簡単に言ってクラウンの乗り心地とレクサスIS F SPORTの回頭性が組み合わさった本当にレベルの高い仕上がりになっているかと。スバル・グローバル・プラットフォーム+高いボディ剛性により本当によく「足が動く」感じで舗装の悪い路面は「タタン」と軽くいなし、交差点のカーブはスポーツセダンのごとく「スパッ」と曲がっていく。本当、理想的な足回りの仕上がりは間違いなく国産車では№1と言っても過言ではありません。正直言って自分の乗っているS4が1世代前のクルマなんだなと思い知らされた感じでした。
そしてSTI Sport EXはというと、ショックアブソーバーがビルシュタインからZF製の電子制御式に換装されたことで、そのチューニングはGT-H EXと比較すると「まだまだ道半ば」といった印象であり、舗装のわるい路面を走ると突き上げを感じてしまうあたり、改良の余地を残しているのかなといった印象でした。

【総括】


新型レヴォーグですが、今回はどんなクルマなのかを知ってもらうため、いつもの試乗記よりも本音で書いております。従来モデルと比較して価格は上がっていますが、その進化幅は大きく、その値上げ幅以上の価値を感じることができるのではと思いました。正直このクルマがベースとなるWRXの登場が本当に楽しみです。
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Posted at 2020/11/22 23:00:02

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この記事へのコメント

2020年11月22日 23:42
こんばんは。
この車の一番のトピックスは、内骨格ボデー構造です。SGPをたった数年で進化させてしまうあたり、ボデー構造の考え方の進化が著しいです。もっとも、3代目レガシィで環状骨格ボデー構造を採用しているのですが、インプレッサすら古く見えてしまいます。その高剛性ボデーがもたらす質の高い乗り心地とハンドリングを、早く試したいものです。

ただ、i-pad当りをモチーフにしたと思う、中央のディスプレイは馴染めません。何年かに一回、自動車内装デザイナーは必ずこの「ワンディスプレイ」の考え方を出しますが、自動車用としては私は反対です。また、その脇のエアコン温度調整スイッチのデザインの悪さも感じました。
あとは、この車がカルトカーになってしまわず、多くの人に受け入れられることを祈るばかりです。
コメントへの返答
2020年11月23日 9:59
おはようございます。

進化したSGPの操縦安定性と乗り心地は本当に今までの国産車にはなかった質の高さで、運転していて正直ビックリしました。今週くらいから多くのディーラーで試乗ができるようなので、是非試乗してみてください。

スマートフォンを模したセンターディスプレイは正直言って中途半端な印象が拭えず、走行中に変更したくてもできないところもあり、便利なように見えて結構不便だなと感じましたね。
2020年11月23日 20:17
こんばんは、私も今日GT-H EXに乗ってきました。書いておられること、一つ一つ納得です。ディーラーの方もユーザーの要望の多さ次第では2.4Lターボもあり得るかも、とおっしゃってました。今日はSTI SPORTには乗れなかったのですが、足回りはGT-H EXのほうがいいのですか!私にはそこまで見極められないと思いますが、次に試乗する時には過度に期待しないでおきます(^^)。
コメントへの返答
2020年11月23日 23:24
こんばんは。
以下は私の解釈になります。

先代のSTI SPORTは通常グレードではできていなかった走行性能と快適性を両立し、クルマとしての理想を追及した最上級グレードという位置付けでした。

新型はスバル・グローバル・プラットフォームという強い骨格を得て、通常グレードでも理想の走りと乗り心地が得られるようになり、STI SPORTの方向性が少し変わった。それが走りに出ているのかなと。

ただ、電子制御ダンパーは乗り心地が3段階ありますので、一番ソフトなものを選択すると、GT-Hよりも当たりは柔らかいかもしれないです。
ちなみに私はノーマルとスポーツしか試していません。
2020年11月23日 22:18
おっしゃる通りサイズアップはちょっと残念ですよね~

……あ、排気量は2000cc→1800ccですね。
ただ、実際に試乗したら200ccの差を感じないくらいパワフルなんでしょうね。
コメントへの返答
2020年11月23日 23:32
こんばんは。

サイズアップは本当に残念でした。昨年のモーターショーで見た時から、大きくなっていることは、本当に何だかなぁとずっと思っていました。

1800ターボですが、通常走行ではまず不満のない加速力があります。よくレギュラーガソリン仕様でここまでやったなとは思いましたが、シャシーが良すぎるのでどうしてもパンチが足らないように感じてしまいました。

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「本日トヨタの営業くんからカローラクロスGRスポーツの予約枠空きが出たと連絡入るものの、左眼網膜剥離やらハードルの高い奥様の説得等を考慮して今回は断念。スポーツサスと2ℓハイブリッドは面白い組み合わせかなとは思いましたが…」
何シテル?   05/24 19:26
やまちゃん@8148です。 フリードハイブリッドModulo XとカローラアクシオハイブリッドW×Bに乗っています。
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