えぼかぁごのブログ一覧

御嶽山のスキー場から
山を駆け下りると

一面に霜が降りて真っ白な世界

谷間なためにまだ朝日は差し込まず
冷え冷えとした真冬の世界が広がっていた

クルマを停めてその白い世界を
写真に収めていたら
やがて朝日が差して来た

白い世界がちょっと明るくなって

しばらくした頃に異変に気付いた


ファインダーを覗いてシャッターを半押しすると
一瞬七色の光の粒がファインダーに浮かんで消えた

何だ？

ファインダーから目を離して辺りを見回すと

白一色だったところに色々な色が散らばっている

目の高さを変えたり位置を変えるに従って
次々と七色の光の点が動く


朝日に照らされて霜が溶け部分的に透明な氷になり
それがプリズム効果を発揮しているみたいで

白い絨毯に七色の宝石をぶちまけたかのよう

目線を動かすと万華鏡みたいに光の点が動く


反射望遠のレンズを持って来ていれば
さぞやきれいなリングボケの写真が撮れるのに
なんて思ったけど

今思えばちゃんと絞り優先モードにして
絞りを開放すればもっときれいに写せたんだろうけど

ボケた頭がうまく働かずきれいなボケ写真を撮りそこねたというボケた話


夕日が沈む時間帯をマジックアワーとかいうけれど
夜明けの時間帯の方が絶対にマジックアワーだ

いろんな条件が揃ってこんな現象になったんだろうから
もう二度とは見れない現象だったかも


朝日が高さを増すとともに
何事も無かったかのように
見慣れた田舎の冬の風景に戻ってしまった

大阪からパジェロのスタッドレスを
強奪して戻ったのは日曜の午前１時過ぎ

タイヤを降ろして部屋に運び入れるのは
かなりの重労働だった

パジェロのスタッドレスを所有するのは
初めてなので

パジェロのタイヤを運ぶのも初めて

エボゴンのタイヤとは比較にならないほど重い

ガレージ持ちじゃないと
スタッドレスなんて所有するのは無理だな

最新のパジェロになれば
タイヤはもっと重いからギックリ腰確実


重労働の直後のせいか何となく眠くもならず

思い立って身軽になったエボゴンでそのままドライブへ

天気予報も晴れだし
御嶽山へリベンジに

今回は北側のスキー場を目指した

たしか今週中にはスキー場がオープンするはず

スキー客が訪れるその前にもう一度行っておきたかった


空は快晴

人気も無く

気持ち良い早朝の風景が満喫できた

土曜日は大阪へ
パジェロ用のスタッドレスを強奪に

ついでに大阪観光も

以前関西に住んでいた時も
数回来たことは有るけれど
距離的に近い割には縁遠いところだった

一つには
地元民の知り合いがいなかったので
適当に行ってもなかなか本質の部分には
たどり着けなくて

どちらかというと嫌いな場所だった気がする

どこもそうかも知れないけれど
そこで生まれ育った人に教えてもらわないと
その街の本質に触れるのは難しい

京都とか大阪とかは特にそんな傾向が強いような気がする

お昼休みに着信有り

今週からパジェロ君の作業が
始まったみたいで
早速の電話

｢ヘッドカバーはぐったけど
４番はヘッド降ろさないと
作業できないね～どうする？｣

パジェロ君はＦＲベースのエンジン縦置き

４番気筒はかなりトーボードに食い込んだ配置で
そのままだとバルブステムシールを交換するのに
スプリングを押し込む作業スペースが無いみたい

う～ん
ＦＲ車はどれもそうだけど
フロントミッドシップと呼んでもいいくらいに
エンジンは後ろだからな～

だから重量配分は凄く良いんだよね
ていうかＦＦが悪すぎるんだけど

いやそんなことはどうでも良いが
ヘッドを降ろせば給排気系もバラすことになるから
何が起きるか分からない

４番だけあきらめるか？

｢それにしてもこんな古いクルマなのにヘッドカバーの中キレイだよね
こんだけキレイだとオイル下がりしてるとはとても思えないけどね～｣

いや～それほどでも～

そうなんだよね～
むしろ何をどうしたらドロドロになるのか分からないんだけど
古いクルマはドロドロになってるクルマ多いよね～

軽自動車とか
油温が温まる前にエンジン止めちゃうような
短距離走行の多いクルマが悪いのかなぁ
水が抜けないと駄目なんだよね～

いやそんなことはどうでも良いから
最悪４番はあきらめますからヘッドは降ろさない範囲で作業をお願いします～


夕方にはまた着信

｢やっぱり４番は作業できなかったよ～他は終わったよ～｣

無事にプラグ穴からエア圧かけて作業できたらしい

ということは圧縮圧もそれなりに残ってるってことかな

オイル消費が多かったのは結局ブローバイフィルターのせいだったかも

｢パワステベルトは社外品が付いてるな～正規品なら幅が違うから
たぶんちゃんと張れるよ｣

えぇ～っそうなんですか？

たしかに車検は知り合いの整備工場に出してたけど
社外品を頼んだことは一度も無いんだけどな～
料金が安くて済むようにディーラーに出さず一般の整備工場に入れる人が多いから
おのずと安く済ませる作業を基本にしてたんだろうか？

それにしても
社外品にしたって幅とかは合わせた物が適合品としてラインナップされているんじゃ
ないのか～

もしかすると
三菱だけ特殊な規格品を設定してるのかも

ファンベルトなんて
一般的な規格で良いのに
ちょっと変えれば耐久性が上がるからなんて特殊な規格になってるんだろうか？
三菱ならやりかねない気もするが


他にも
シングルポイントのインジェクションミキサーからの洩れを指摘された
きっと言われるだろうな～と思っていたところ

何だかこれまた特殊な形状のＯリングを交換しないといけないらしいんだけど
Ｏリング単品では品番設定が無くてインジェクションミキサーのアセンブリーでしか
設定が無いけど
これはもはや在庫が無いらしい

液体パッキンでごまかしてもらうしかない



さてさて
明日から電話に怯える日々になるかも

早朝の御嶽山を早々に後にして
目指すは京都

中央道を南下していると
一宮付近渋滞の情報が流れたので
途中から東海北陸道へ

順調に名神へ合流すると

なんだか皆さんマイペース

走行車線も追い越し車線も
８０ｋｍ/hの流れ

どちらかといえば追い越し車線の方が遅い

御嶽山を出たのが日の出直後の６時半過ぎ

京都まで３００ｋｍ

京都での約束はお昼だから
のんびり行っても大丈夫だろうと
流れに身を任せる

とはいえやはりチョロチョロするクルマはいるし

ＩＣで降りると見せかけて
突然ゼブラゾーンを突っ切って元の車線に戻ったり
その逆も

更にはＩＣ出口のゼブラゾーンにハザードも点けず止まって
道に迷ってる？クルマ

渋滞に耐えられず
狭い路肩から本線にはみ出してクルマ停めて
白昼堂々立ちションするオッチャン

これで事故が起きない方がおかしい
と思っていたら栗東の先で事故発生の情報
京滋パイパスでも事故とか

北陸道の分岐付近からいよいよ本格的に渋滞気味に

大津の手前で
これはちょっと厳しいかも
と思ったのが１０時前

大津ＩＣの先のトンネル手前までは何とかトロトロ動いていたのに

トンネルに入ったところで左車線はピタリと止まる

右車線はそこそこ動いているから
左車線は京都東で降りるクルマが身動き取れなくなってる

この季節だから京都が受け入れ不能になってしまったか？

残り１ｋｍの長いこと

ほぼ時速１ｋｍ

残り１ｋｍを切って
目に入った電光掲示板には
｢京都東ＩＣ料金所で事故により渋滞中｣

分かるなぁ～
ＥＴＣゲートが真ん中に有って上りからと下りからが短い距離で合流するうえに
車線に高低差が有って周りが確認しづらいんだここは

納得してる場合でもないけれど
もう遅刻は決まったのであせっても仕方が無い

でもやはり
事故に関係無く料金所の先もふん詰まり

三条方面の方が動きが無いみたいなので
とりあえず五条方面へ

最終目的地は八坂神社付近なんだけど
クルマでたどり着く頃には日が暮れそうなので
山科でクルマを乗り捨てて地下鉄に乗ろう

山科駅付近は駐車場も混んでそうだし
一旦南へ逃げよう

たしか山科からは真っ直ぐ南に地下鉄が伸びてたはず

残念ながらＮＡＶＩの地図だと
どこに地下鉄の駅が有るのやら？

山科の南なんて何が有るのか詳しくもないので
とりあえず山科区役所を目指す

市営地下鉄なんだから
区役所そばに駅が無いはずは無い、たぶん

大型スーパーに隣接する駐車場が有料駐車場になっていて
１日最高８００円と表示されていたのでそこに駐車

大通りに出て通りかかったオバチャンに訪ねたら
やっぱり傍に地下鉄の駅が有った

市営地下鉄と京阪電車を乗り継いで
意図せぬパークアンドライド

３０分ほどの遅刻で収まったのは
この日の状況では最善策だったんじゃなかろうか

そう思わないとやってられません