えぼかぁごのブログ一覧

三峰山の雪の中でへばった時
むしょうに食べたくなったのが

甘くて
温かくて
腹もちのいいもの


帰りにスーパーに寄って

レトルトのものも有ったけど

インスタントのお汁粉と
缶詰のゆであずきと
お餅を買って

お汁粉にゆであずきを一缶ぶち込んで
焼いたお餅をトッピング



そう言えば昔

長野にスキーに行った時の昼食は
野沢菜付きのぜんざいだったなぁ

雪山とぜんざいの取り合わせって
なんか好きなんだなぁ

三峰山を下りてクルマに戻り
クルマで１０分ほどの場所に有る
みつえ温泉「姫石の湯」へ

この時期は冷えた体を温めるのに便利
夏場も山登りの後に汗を流すのにも便利

露天風呂でまた降り始めた雪で
火照った体を冷やして
また温まる



風呂から上がって

何かちょっとお腹に入れようかなと思って
軽食コーナーを覗くと
「小豆がゆ」なるものを発見

この日は１月１５日の小正月で
小正月には「小豆がゆ」を食べるならわしってものが有るらしい
初めて聞いた

山でへばった時に
むしょうに食べたくなったものが有って

今夜の夕食はそれにしようと決めていて
「小豆がゆ」はちょっとそれに似通っているので
どうしようかとも思いつつ
大した量ではないので３００円で食券購入

出て来るのを待っていると
配膳コーナーの端に
何やら植物の茎を切り揃えたものが積んである

何だろうと思ったら
「小豆がゆはこのカヤの茎を箸にして食べるんですよ」と

弘法大師が小豆がゆが好物？でカヤの茎を箸にして食べたのだとか

へぇ～

「でも食べにくいでしょうから普通の箸も付けておきますね」
ってことだったけどカヤの箸で問題無く食べれました

足跡だけをたよりに
深い雪の中を進む

少し間隔があいて生える木の
間を通るルートなので

足跡はたまにいくつかのルートに別れては
また合流を繰り返す

本来は景色の良い
尾根沿いのルートのはずだけど

足跡は極力短距離で進んで行ったみたいで
視界の開ける場所は全く無かった

正規のルートではない証拠に
下が踏み固められていなくて
深く足が雪にはまり込むこともしばしば

それでもとにかく足跡を追うしかない

ところどころに
登山ルートを示すと思われるリボンが
枝に結ばれているのを発見しては
概ねの方向は合っているんだろうと
信じつつさらに足跡を追いかける


反対に山頂を目指す登山者にも全く出会えないのは
このルートが下り専用なのか
雪が激しくなってもうこれから入山する人はいないのか

１時間ほど誰とも出会わないまま
新道峠を示す標識の場所へ

登り口のみつえ青少年旅行村の方向を示す標識も有り一安心

そこからは割とルートが明確な道

ただしかなり急こう配の下り

なるほどこれを登って来るのはかなり大変そうだ

階段でもないので
かかとに体重をかけて雪を激しく削りながら坂を一気に下ると
クルマが通れる幅の道に出て
たぶん１ｋｍくらい延々と歩いて
ようやくゴールしたのは午後４時

往復６時間もかかってしまった

とはいえ一応想定の範囲内

凍っている場所も無かったから
アイゼンも結局使うことなく
スノトレで思いっきり深く真っ白な雪が楽しめて良かった



途中でカメラが使えなくなってしまったのが
唯一の問題だったかな

頂上脇の八丁平に着いたのは１３時

ここの樹に霧氷が付いて
晴れていれば最高なんだろうけど

霧氷は付いてないし
天気は次第に吹雪気味に

急いで食事をとってコーヒー飲んで下山


帰り道はすでに来る時とは
様相が変わっていて

ひたすら先行者の足跡を追っかけていると
元来た登山道を帰りたかったのに
遠回りのルートに入ってしまった

天気が良ければ見晴らしのいいルートらしいのだが
今日は何も見えない

遠回りなうえに
途中は下りだけではなく
アップダウンの繰り返し

途中でかなりパワーが尽きたうえに
カメラのバッテリーまで低温のせいかパワー切れに





フォトギャラリー

続く登りで
いよいよ足が進まなくなるが

それなりに標高は上がっていて
周りの雪はどんどん深くなる

周りの木々の雪の付き方も
霧氷といっていい感じ

景色に目を奪われて足を止めているのか
体力的な問題で足が止まっているのか

他の登山者は登ることだけが目的みたいに
ずんずんと休むこともなく登ってる

そんなに見慣れた風景なんだろうか

見慣れるほどに冬山登山しないと
そんなペースでは登れないのかな





フォトギャラリー