高岩登山

上信越自動車道の碓氷軽井沢ICを降りたあたり、高岩と呼ばれる岩峰がそそり立つ。

遠くの車窓から見ると、すぐにでも登れそうであった。
が、それは大きな間違いであった（苦笑）

近づくにつれて圧倒的にそそり立つ。
それでも、鎖場にとりつくまでは好奇心が勝っていた。

戸隠山も怖かったけれど、こなしたし。

しかし・・・リュックさえ邪魔になるほどの狭い割れ目。
ところどころオーバーハングじゃないかとも思える角度。
安心で大きな足場もない。
体をトラクションコントール付きAWDにして・・・
しかし、めちゃくちゃ腕に荷重がかかる。足がガタガタくる。

途中で力尽きたら転落かも。超怖い。今までいろいろな山を登ってきたが、こんな思いは初めてだ。
つく息はふいごのようです。
腕がプルプル震える。疲労ももちろんあるが、多分にメンタルからきている。
しまいには、胃腸の不快感まできた。
否が応でも死というものを認識する。まだ生きていたい自分を確認した（笑）
登りきると、やはり勝利の喜びを味わうことができた。
摩利支天にて。

下山も恐怖。
木に登ったはいいが降りれないこねこ（笑）
でも、降りないわけにはいかないじゃん。もう一人の自分が言い聞かせながら少しづつ。
西側の別の峰は、鎖場はなく、油断は禁物ではあるが相対的には気が楽であった。

でも、やっぱちょいビビる。
無事再び青ビビのステアリングを握れてよかった（笑）