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といって車の話ではありませんm(_ _)m
この時のフルレンジスピーカーの箱のことです。

約3ヶ月にわたるカットアンドトライにより、バスレフのダクトは内径44㎜のVU管の場合、長さ70㎜、ダクト共振周波数69.3Hzが最適となった。なんと、この間、やっと巡り合えたスピーカーユニットFX120、ディスコンになってしまった。
コストだろうね、このスピーカーの場合。

閑話休題。44mmのVU管（普通に売っている塩ビ管）は、肉厚が2㎜ほどしかなく、剛性がいまいち。
もっと肉厚のVP管はビバホームにはなかった。
ひょっとしてカインズなら・・・？なんだ、普通にあるじゃん。(;´д｀)トホホ。いままでなにやってたの。
ということで、内径51mm、外径60mmのVP管で仕切り直し。
そもそもFOSTEX指定の箱はダクト内径50mm。あつらえたようだ。

ボアアップ工事。


イカリング状の切りカス（笑）


次に、箱。
本当はt=15㎜のベニヤで作りたかった。
だが、近所のビバホームは基本、t=12mmまで。4ℓ程度の箱ならさほど気にならないが、今回10ℓ。剛性不足は、箱をたたくとひしひしと感じる。
ここのビバホームのいいところは、裁断機があること。木端の直角が正確に決まる。t=15mmのベニヤをよそから買えたとしても、裁断は他店購入の材はお断り。

ならば、補強でいくか。


ダクト肉厚アップと箱補強はどう出るか。


その効果は歴然と現れた。（当社比）

FOSTEXの指定に近いダクト長84mm、ダクト共振周波数73.7Hz、例の真空管アンプで視聴。
低音はけっこう派手に出るけど、空気デブではなくきちんと輪郭がある。
BMI=22と言ったらいいのか（笑）
コンガがまるでコンガのようにリアルに聞こえる。
なんとなく濁りがあるように感じた女性ボーカルがしっとりと透明感を増している。
そう、町明かりでよどんだ夜空の背景が暗くなって、一段と微光星が見えてくるような、そんな感じ。

トランジスタアンプ（S56頃の金田式）で視聴。
ダンピングが利きすぎていて、まるでつまらない。
確かに正確に駆動している。余分な固有振動をしっかりブレーキしている。
それはそれで正しい。だが、フルレンジの楽しみ、味わいは全くといっていいほど、ない。

これが30㎝3Way CORAL DX-SEVEN/ II だと評価がまるで逆になる。
金田式だと、きちんと3つのユニットを統制し、音楽の持つ緊張感を届けてくれる。
3Wの小出力の真空管アンプでは、音像がふやけて伸びたラーメンのようになる。

あくまでも個人の感想です。