素晴らしき不変

新型車では恒例のモータファン別冊～のすべてシリーズ。

これにボクスターのすべてが加わったので先日買ってみました。

大体読んでみましたが、想像通り981ボクスターを賞賛する内容です。
どれも決して嘘ではなく、的を得ていると思います。

しかし、やっぱりこのライターだけは観点が違いました。

記事は987後期と981を比較するものですが、普通のライターであれば981を前面に押し上げ、ここが良くなった、進化した、素晴らしい、等と書くでしょう。
当たり前です。これは981ボクスターの本なのですから…。

しかし、彼はそんな当たり前な記事は書かない。

一部抜粋
「（981に対して）パワートレーンの印象差より、ボディ/シャシーの印象差の方がはるかに大きいので、乗り比べてもエンジン自体の印象は薄い。

（中略）

ボディ回りがとにかく静かになったので、エンジンの鼓動感や存在感の『熱』という点では主張が減って、おとなしくなった。

（中略）

新車が出ると誰も彼もが改良点を掲げて新型を礼賛するから、先月までスターだった旧型は、いきなり過去のものみたいに落とされてしまいがちだが、乗って比べてみると、987Ⅱはとてもよかった。感覚的に軽快で、シンプルで、ちょっとうるさくて、存在の主張があり、全体にとてもバランスが取れていて、要するにスポーツカーとして魅力的だった。」

お腹一杯。680円支払った価値がありました(^^)