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今日で仕事納めでしたｗ

さて、先日1周年を迎えたケイマンですがここで再度、1年乗ってみてのインプレをしておきたいと思います。

ケイマン2.7 MY08 5MT RHD


①エクステリア
まず、どこから見てもポルシェとわかるデザイン。そして、ケイマン特有のサイドインテーク部からリアフェンダーにかけてのグラマラスな曲線はいつ見ても惚れ惚れします。
ミッドシップとしては意外とロングノーズなのも好みです。
リアから見るとブサイクに見えることもありますが、その変態さもまた面白いです。
ホイールは18インチのケイマンS用が入っていますが、非常にケイマンのデザインとマッチしていて気に入っています。
車幅（1800mm）がもう少し小さいといいですが、ワイドローな感じが出るのはやはりこのぐらいのサイズなんでしょうか。。
リップとドアミラー下部を赤くしましたが、これも車が引き締まる感じになりよかったです♪

②インテリア
スタンダードな黒のインテリアですが、ほぼ満足しています。オールレザーのインテリアよりも好ましく思える気がします。質感もセンターコンソールがプラスティッキーなこと以外は良好。スイッチ類は必要な分だけが用意されているので前を見ながら操作が出来ます。991ではかなりゴチャゴチャしたインテリアですが、ああいうのは好みではないです。

③実用性
2シーターですから2名しか乗れないこと以外は文句ありません。前後の積載量はかなりあり、ゴルフバックも簡単に積めるので困ったことはありません。大勢で移動したい時はレンタカーすればよい。

④走り
私が最も重視する部分です。そして「ポルシェ恐るべし」と思わせた最大の部分です。ノーマルでのスタビリティの高さに脱帽です。特にワインディングでは水を得た魚。ステアリングからは路面、タイヤの情報が正確に伝わってきます。コーナリングは基本的にニュートラル、弱アンダー。しかしつまらないかと言われれば全くの真逆。しっかりとブレーキングで荷重を掛けてやると気持ちよく曲がってくれる。私のはPASMなしだが、脚は適度なロールとしなやかさを兼ね備えている。それに頑固なボディ剛性が加わる。このことにより車の動きがわかりやすく結果として気持ちのいいコーナリングになるのではないかと思う。速さは別にして。限界が近づくとドライバーにやさしく教えてくれる。我慢して我慢して最後にクルッといった扱いにくさはない。理性に率直。
気持ちよさをさらに引き立てるのが、スポーツエグゾースト。バリオカムが切り替わった後はフラットシックスの弾けるサウンドが楽しめる。レスポンスもよくなるので絶対おすすめ。唯一ケイマンのマフラーで車検が通るものでもある。
ブレーキは市販車最高レベル。踏んだだけ効くブレーキなので、よくある初期制動重視でなくコントロールしやすい。
街乗りでも大変マナーがいい。2.7でトルクの薄さが心配だったが、不満に感じたことはない。加速も3.4のケイマンSと体感的には変わらない。
しかし標準の細いステアリングだけは気に入らない。来年は交換したい。

⑤総評
ケイマンは私が今現実的に考えうる最高のスポーツカーだと断言できる。ノーマルの出来のよさにここまでできるのかといった感じです。1年前に中古で購入、国産なら新車で買えるような値段でした。しかし国産の場合ノーマルで満足は得られないでしょうから、もっとコストは掛かるハズです。そういった意味で非常にお買い得ではあると同時に弄り倒したい人には不向きです。その証拠にタイヤの空気圧、アライメントの狂いだけで悪い方向に変貌しました。まさにポルシェ恐るべし！
完成されたスポーツカー、それがケイマンの1年を通しての結論です。