とりぞうのブログ一覧

年明け早々に地震や事故が起こり、波乱の2024年の幕開けとなってしまいました。。

年末年始ですが、別府・湯布院の温泉旅行に行っておりました。


レクサスカードオーナーは20%引きになるので福岡空港からトヨタレンタリースでレンタカーを借りました。
万が一（湯布院は雪が降ることがある）に備えてスタッドレス付きを予約したのですが、車種指定不可だったのでコンパクトカーが来ることしかわかりませんでした。
そして来たのはカローラアクシオ。。

てっきりヤリスかアクアだと思っていたので拍子抜けです。しかもTNGAになる前の旧シャーシではないですか。。2012年から今も販売しているんですね。通常のカローラが3ナンバーになったことを受けて5ナンバーでないといけない法人への需要で残しているというモデルです。
確か旧ヴィッツのシャーシを無理矢理伸ばして作られたと記憶しているカローラアクシオ。
マジで何も期待できません。1時間半の旅が苦痛になること間違いなしと思いました。

乗ってみると昨年の8月登録ということで結構新しい個体でした。
街乗りは想像通りの昔の国産車感覚。剛性感はなく緩い感じが広がります。ステアリングも緩い、乗り心地も相応。しかし意外とピッチングは少ないから不快ではありません。

高速道路に入ります。ここでこのクルマの評価は180度変わりました。
剛性感はありません。ロードノイズも大きいです。
しかし、ステアリングが安定して中立がしっかりしている。直進安定性、バシッとしている訳ではないけどちゃんと真っ直ぐ走る。
ステアリングを切ってコーナリングするとリアがしっかり追従してくれる。サスの動きがしなやかではないんだけどちゃんとリアが付いて来る。クルマの限界は非常に低い。でもその中でしっかり仕事をしてくれる。だから走行車線の法定速度巡航が苦にならない。むしろ楽しい。

別府インターから別府市内までは急な下りが続くワインディングだ。ここでも限界は低いながらもリアがしっかり仕事をする。前を走るミニバンがコーナーで膨らんでいくのを見ながらこちらはステアリングを切り足してインに付いて旋回していく。理想的なクルマの動きだ。

私が普段仕事で使っているカローラツーリングや今は無きレクサスUXでもこの動きは出ていなかった。（マカンは後述）
違いは何か？カローラアクシオにはリアサスマウント部より上の剛性がある。といってもガチガチにあるわけではない。でも上の二車より確実にある。
これはリアハッチのないセダンだから成せる技だろう。
カローラツーリングはアクシオよりも倍ぐらいの剛性感を感じます。特にリアサスマウント部より下は。でもコーナリングすると最初の切り始めは良いのですが、段々タイトになるようなコーナーだとリアが突っ張ってきて曲がらなくなる。荷室のハッチ部が巨大な空間になって邪魔しているような感覚です。
これはUXでも同じ。だからワインディングで面白くないと前に書いた理由がこれでわかった気がします。

中部空港からマカンで帰ります。マカンはハッチバックですが、やはりちゃんとリアは動いてくれます。カローラアクシオを3倍ぐらい良くするとマカンになります。不利なハッチバックでもここまでやれるポルシェはやっぱり並大抵のエンジニアリングではありません。

世の中の車はほとんどハッチバックになってしまいました。皆さん実用性ばかり気にして走りの楽しさ忘れてませんか？
クルマの基本はセダンですよ。

今回改めてセダンの良さを実感しました。
IS500が楽しみでなりません😃