埼玉在住の方。今朝の埼玉新聞はもうお読みになられましたか?一面の、大見出し。泣きたくもなるじゃありませんか。そう、何を隠そう地域経済と家計の崩壊を告げる記事です。有効求人倍率が0.35。これに実質失業率の上昇を併せて考えますと…ぶるぶるぶる。求人倍率の低下は同掲のグラフにもありますように放物線を描くが如く加速化しておりまして、埼玉の求人に限っては景気の底打ち感などなく、底なし沼にどっぷりと首まで漬かっているといったかんじでしょうか…。いやはや、地域経済は崩壊寸前。本当ひどい時代になったもんですねぇ…。明日は我が身ですよ。ちなみに有効求人倍率とは、ハローワークに寄せられた求人数を求職者数で割った数値で、一人当たり何件の求人があるかを示しています。ですから、有効求人倍率が1.0より下回るということは、経済の停滞(資本の囲い込みも含む)や機械化により求人が少なくなっていることを意味します。余談となりますが、有効求人倍率の低下や完全失業率の上昇すれば国内の有効需要が失速しますので、GDPも下がります。つまり、失業者を一人増やせば、その分だけ多様な産業を呼び起こす消費者を失って経済は停滞し、社会は退化しますので、経済政策と雇用対策に力をいれるということは、国内経済を内から活性化させることに他なりません。