2009年12月01日
母子加算、ふっか~つ!
生活保護世帯の一人親家庭(母子・父子家庭)向け加算が本日付で復活するそうです。
親が生活保護費を自身の趣味に流用して子供が衰弱死した事例、勤労家庭より高い生活水準を得ているという話などから、現金支給に否定的意見が出ていることも事実です。
しかしその一方で、障害や病気、社会的状況などから働きたくても働けない家庭もあり、就業支援してるから加算は一律廃止…というのでは、単なる切り捨てじゃないかと揶揄されてもやむを得ないです。
問題は、家庭の生活実態をいかに把握し、サポートしてゆくかにあります。
そのためには、プライバシー保護とのジレンマも克服しなければなりません。
母子加算は、生活保護を受ける一人親家庭にとって少なからぬ支えになることは事実です。
しかしそれだけでは足らず、社会・経済構造そのものが、こうした家庭を巧みに組み込んで、安定化へと導く必要があります。
それには、名誉職的な民生委員のありかたの改革、「文化的で最低限度の生活」を再試算することなど、一つ一つの身近な、しかしそれゆえに極めて重要な問題について政治が果敢に挑んでゆくことが求められているのです。
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Posted at
2009/12/01 08:14:28
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