
またしても車ではありません。
最近のAT車の多段化やDSGなどのセミマニュアルに通じるものがありました。
シマノのスポーツシティサイクル用に開発された、内装8段ギアボックスです。
リアのエンド幅(後輪の軸に当たるところ)がママチャリサイズよりは広いのでMTBやロードなどのスポール車用のフレームにしか対応していません。一部ルイガノなどでは採用されています。
それよりも気になったのは内部です。
作りがマニュアルトランスミッションやATの構造に非常に似ているからです。3階建て構造のプラネタリーギアを用いた構造をしていて、ギアの組み合わせによって、1速から8速までの変速を可能にしています。そのパンフレットを見せて貰いましたが、見れば見るほど自動車の構造に似ていましたので驚きです。
8段もあれば、トルクの(まわす力=ペダルが重くなる)負担が少なくなり、体力的に少し楽になります。今までのパンタ式(MTBやロードに使われている)では変速に少々コツが要ります。変速のギクシャクも少ないですし、CVTみたいに回転を必要としないです。
さて、最近の国産AT車が遅れている様な気がします。
輸入車の中級クラスは多段化がされており、6ATや7ATが出ています。
日本車は何故か大きな車までCVT化されつつあります。
しかし重量のある車に荷物と乗員が増えると、通常のAT車よりも燃費が悪くなる傾向があり、高速域ではギアの高周波ノイズとエンジン回転が必然にあがってきます。
多段化ATやDSGの様な技術は、ドライバーの任意に寄ってEgブレーキやマニュアル変速が出来るので道路状況による判断とドライビングの楽しさを兼ね備えていると思います。
このギアボックスを見て思った事でした。
Posted at 2007/11/29 23:37:47 | |
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