音楽に興味の無い方はスルーしてください。
多少のネタバレがありますのでご勘弁を。
14日㈮、仕事が終わってから映画を見に行った。
●映画「BLUE GIANT」
https://bluegiant-movie.jp/#
HPから引用。
「オレは世界一のジャズプレーヤーになる」
ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大(ミヤモトダイ)。
雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。
卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二(タマダシュンジ)のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈(サワベユキノリ)と出会う。
「組もう。」
大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は“JASS”を結成する。
楽譜も読めず、ジャズの知識もなかったが、ひたすらに、全力で吹いてきた大。幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈。初心者の玉田。
トリオの目標は、日本最高のジャズクラブ「So Blue」に出演し、日本のジャズシーンを変えること。 無謀と思われる目標に、必死に挑みながら成長していく “JASS”は、次第に注目を集めるようになる。「So Blue」でのライブ出演にも可能性が見え始め、目まぐるしい躍進がこのまま続いていくかに思えたが、ある思いもよらない出来事が起こり……
情熱の限りを音楽に注いだ青春。その果てに見える景色は...。
内容は伏せておきますが、宮本大が日本から世界に羽ばたきに行く瞬間を映画で楽しませて頂きました。
その現実世界を13年前に味わっているのです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/182952/blog/16503546/
寺久保エレナ
高校生で冬休みを利用した凱旋ライブ!
とにかく凄いと思った。Take1とTake2の間でも楽屋からサックスの音がする。
ライブが終わってもサックスを吹くのでバンドリーダーの佐山さんにサックスぶん取られた位。その後ピアノ弾いてたけど(--;
この落ち着きの無さは渡辺貞夫さんに似ていて世界に羽ばたく人なんだろうな?
卒業後、アメリカ行きは決まっていました。
あれから13年後、札幌で再び
場所はKitara
●ロジネットジャパンチャリティーコンサート2023
https://www.loginet-japan.com/ja/sustainability/social/activities.html
その第一部で聴くことが出来ました。
デイジー・ガレスピー 「チュニジアの夜」
ホーギー・カーマイケル 「ジョージア・オン・マイ・マインド」
山下洋輔 「ノース・バード」
寺久保エレナ 「ロッキー」
ガーシュイン 「すべてを知っている場所」からの便り
全て札響のオケに合わせた挟間美帆編曲。
サックスの響きが凄く進化していた。オケとのバランスが良いので聴きやすい。それでいながら主張と個性があるので味わい深いです。
芳醇なウイスキーよりも千歳鶴の大吟醸みたいな味わい(今の女性の杜氏さんの)
誰にでも聴きやすく、それでいてジャズの味わいもある。
ガーシュインはサクソフォン奏者・須川展也氏のために書かれた編曲なので、もう少しかなって感じ。ニューヨークでオケの編曲を学んでいるので...10年後とか年輪を重ねた時にもう一度聴いてみたい感じでした。
寺久保エレナさんの演奏を聴けただけも感激でした。
第2部は札響のオケ
シベリウス 交響詩「フィンランディア」op.26
ボロディン 交響詩「中央アジアの平原にて」
リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲op.34
アンコール
エルガー 威風堂々第一番
ねっとりした低音のシベリウス。
アザのある書記長の頃にも聴いた事のある(小学生でしたが)ボロディン。あの時より格段に上手く農耕的な響きから情景がイメージしやすい。
リムスキー=コルサコフは欧米のオケみたいな粒立ちは良くありませんが一番苦労して頑張った感じが伝わります。
アンコールのエルガーは指揮者・尾高 忠明さんに寄って世界に通用するレベルに達した曲。欧米のオケでは真似できない日本人的な統制の取れたバランス。生で聴いて観たかったので感動しました。
全てにおいて指揮をした。角田鋼亮さん。札響の持ち味を引き出して頂き楽しく聴けて良かった。
●米寿記念演奏会 舘野泉 ピアノ・リサイタル
https://www.kitara-sapporo.or.jp/event/event_detail.php?num=5192
音楽的な共通点は少ないが映画「BLUE GIANT」で沢辺雪祈が交通事故で右腕を怪我して、So Blueアンコールで左で演奏するシーンがありました。
舘野泉さんは病気で右腕が麻痺して左手で演奏するピアニストです。
私の両親は両腕で演奏したコンサートに行った事があり、父がサイン貰いに行く程のファンです。父は舘野泉さんが病気で右腕を失った直後に亡くなったので...左手で演奏するコンサートは私に。同じコンサートホールなので複雑な心境ですが...亡くなった父親の代わりにその色紙を持って行こうと思います。
健康で文化的な最低限度の生活できて幸せだと思います
Posted at 2023/04/17 00:08:57 | |
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