舘野泉 ピアノ・リサイタル2023

中島公園からKitaraへ







天気も良く多くの人が居ました。

会場1時間前に到着。







指定席じゃないので前過ぎず後過ぎない席。

1曲目
●シサスク：組曲「エイヴェレの星たち」より第２曲
シサスクはエトアニアの作曲家。このエイヴェレの星たちは舘野泉さんに捧げた曲。日本的な音階が農耕的でありながら水平線まで広がる畑と夜の星空の情景が浮かぶ神秘的な感じでした。

2曲目
●バッハのシャコンヌ（ブラームス編）
先月亡くなられた奥様が大好きだったとのことで、マグヌッソンに代わって演奏された。芯のある旋律がありつつ優しく愛のあるバッハは初めで聴きました。



3曲目
●モーツァルト（編曲/光永浩一郎）：女ほど素敵なものはない
チェロと左手のピアノにアレンジされた曲。個人的にモーツァルトは浮ついた感じがするのですが、チェロの響きと原曲よりオクターブ下がったピアノが独特な世界でした。

休憩

メインの
●平野一郎：鬼の学校 左手のピアノと弦楽の為の教育的五重奏
美しい綺麗とは無縁の世界。弦楽器の重なる不気味な音が怖いと感じた（廃校の音楽室から聞こえたら小便ちびりそう）山下洋輔みたいにピアノを叩く音もありましたが、こちらはとにかく重い。こういう演目も新鮮で楽しかったです。

アンコール
●赤とんぼ
ラヴェル風にアレンジされた美しい響き。鬼の学校の不快な印象から解放されました。

全体的に左で弾いてるとは思えない程に響きが良く、残響音が頭の中に。素晴らしい演奏でした。

こんな感じで堪能さえて頂きました。ありがとうございます
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